トイレの床をおしゃれに!おすすめの床材やリフォーム時の注意点を解説

更新日:2023年06月23日

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トイレの雰囲気を変えたい、けどリフォームするのは難しい…。そんな人におすすめなのが床材を使ったトイレの簡単リフォームです。本記事では、おすすめの床材や、リフォーム時の注意点について解説します。
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トイレの床リフォームで知っておきたい床材の選び方

トイレの床リフォームで床材を選ぶ際には、清潔に保ちやすい素材を選ぶことそして便器や壁紙との雰囲気の調和を考慮することが大切です。以下に、それぞれのポイントを紹介していきます。

掃除がしやすい材質か

トイレの床は水や汚れが付きやすいため、掃除がしやすい材質を選ぶことが重要です。掃除がしやすい材質とは、塩化ビニル素材など表面がなめらかで汚れが付きにくいものや、特殊なコーティングが施されているもののことです。
また水拭きや掃除機で簡単に汚れを落とせる床材であれば、清潔な状態を保つことができます。汚れが付きやすい隅々まで掃除がしやすい床材を選ぶことで、手軽に清潔なトイレ空間を維持できます。
なお床材によっては、傷つきやすいものもあります。床材を選ぶ際には、表面が傷つきにくく、耐久性が高いものを選ぶと長期間綺麗な状態を保つことができるでしょう。耐久性が高い床材は初期投資が大きくなる場合がありますが、長期的に見れば経済的な選択肢となります。

水や洗剤に強い材質か

トイレは水や洗剤が頻繁に使用される場所なので、水や洗剤に強い床材を選ぶことが大切です。床材によっては水に弱いものや、洗剤で変色してしまうものもあります。特に洗剤によって変色しやすい床材を使用すると、黄ばんだり色あせたりすることがあるため注意しましょう。
また水や洗剤に強い床材を選べば、汚れや臭いがこびりついた場合でも洗剤を使って簡単に落とすことができるので、トイレを綺麗な状態に保ちやすくなります。
一方、水や洗剤に強くても、床材の種類によっては薬品を使うと傷んでしまう場合があります。たとえば酸性の洗剤は大理石などの天然石の床材を痛めます。そのため、床材に合わせた洗剤の選択も重要です。

汚れにくいか

そもそも汚れにくい床材を選ぶことも重要です。掃除が大変だと感じる場合は、表面が滑らかで汚れが付きにくい床材を選びましょう。
ただし床材が滑らかすぎると、滑って転倒しやすくなることもあるため、選び方には注意が必要です。特に高齢者や小さなお子さまのいるご家庭では、滑り止めのついた床材を選ぶことが大切です。

汚れが目立ちにくい色か

トイレの床材を選ぶ際には、汚れが目立ちにくい色かどうかも重要なポイントです。トイレはどうしても水や汚れが付きやすいため、汚れが目立ちにくい床材を選ぶことで、清潔な印象を維持しやすくなります。
汚れが目立ちにくい色とは、一般に濃い色のことです。また柄や模様がある床材なら汚れが目立ちにくいだけでなく、落ちにくい汚れも目立たなくなります。ただし汚れが見えにくいぶん、掃除もややしにくくなるため注意が必要です。
一方、白系の床材は汚れが目立ちやすいものの、掃除をしやすいためトイレを清潔に保ちやすいのがメリットです。
それぞれのメリット・デメリットを考えて選びましょう。

消臭効果があるか

トイレの床材には、消臭効果があるものもあります。狭い空間は臭いがこもりやすくなるため、消臭効果がある床材を選ぶことで、臭いの発生を防ぐことができます。
消臭効果のある床材としては、たとえばセラミックタイルが挙げられます。また特殊なコーティングが施された床材や、消臭効果を持つ樹脂を使用した床材もあります。
なお消臭効果がある床材でも、定期的な掃除や換気が必要です。また、消臭効果がある床材であっても、長期間使用すると消臭効果が低下する場合があるため、定期的なメンテナンスが必要です。

便器・壁紙と雰囲気が合っているか

トイレの床材を選ぶ際には、便器や壁紙との雰囲気の相性も考慮することも大切です。
まず、便器と床材の色の相性を考えましょう。一般的に、白色の便器には明るい色の床材が合います。一方、色付きの便器の中には、暗めの色の床材が似合うものもあります。便器と同じ色の床材を選ぶことで、統一感を出すこともできるでしょう。
次に、壁紙との雰囲気の相性も大切です。壁紙が柄物の場合には無地の床材が合います。一方、無地の壁紙には柄物の床材が似合います。また床材の素材も、壁紙と合わせることで、トイレ全体の雰囲気をまとめることができます。

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トイレの床におすすめの床材

トイレの床材は、上記で挙げたポイントを踏まえて選ぶことが重要です。掃除がしやすく、汚れが目立たない素材がおすすめですが、その素材によって値段や特徴が異なります。ここではトイレの床材として、4種類のおすすめ素材を紹介します。

クッションフロア

クッションフロアは、柔らかくクッション性のある素材でできた床材の一種です。通常はビニル素材を使用しており、カラーバリエーションも豊富で、模様やデザインも多彩です。また、施工が簡単で、サイズや形状を自由にカットして貼ることができます。防水性が高いため水回りの利用に向いていて、衝撃吸収力や遮音性もあるコスパの高い床材といえるでしょう。
【メリット】

  • コストが安い
  • 防水性や耐久性が高く、清潔に保ちやすい
  • バリエーションが豊富(滑り止め効果があるデザインも選べる)

クッションフロアの最大のメリットは費用の安さです。クッションフロアを利用すれば、他の床材よりもコストを抑えることができるでしょう。また、クッションフロアはビニル素材でできているため、防水性や耐久性が高く、水回りのトイレにも適しています。清潔に保ちやすく、メンテナンスも簡単で、汚れや水滴もすぐに拭き取ることができるため、トイレを清潔に保ちやすい点も見逃せません。溝のあるデザインのクッションフロアなら、滑り止め効果も期待できるでしょう。
【デメリット】

  • 硬いものや鋭利なものを落とすと傷がつきやすい
  • 重たいものを置くと床が凹んでしまうことがある
  • 一部の安価な商品は、耐久性が劣り、色あせや劣化が早い

クッションフロアのデメリットは、柔らかい素材であるために、硬いものや鋭利なものを落とすと傷がつきやすいことです。クッションフロアは柔らかいため、重たいものを置くと床が凹んでしまうことがあります。
一部の安価な商品は、色あせや劣化が早く耐久性に劣るものもあります。そのため、耐久性や品質の高い商品を選ぶことが大切です。

フロアタイル

フロアタイルは、PVC(塩化ビニル)素材を用いた床材です。クッションフロアと同様、水や汚れに強く、お手入れが簡単なため、トイレの床に最適な素材の一つです。バリエーションも豊富にあり、ウッド調のものや大理石調のものなど、さまざまな雰囲気のものを選べます。
【メリット】

  • 耐久性が高く、表面が滑りにくく、防水性に優れている
  • 汚れや傷に強く、メンテナンスが簡単で、清潔に保ちやすい
  • 施工が簡単

塩ビタイルの最大のメリットは、その耐久性です。塩ビタイルは耐久性が高く、表面が滑りにくく、防水性にも優れています。そのため水回りのトイレに最適です。また塩ビタイルは汚れや傷に強く、メンテナンスが簡単です。水拭きで簡単に汚れを落とせるため、トイレを清潔に保ちやすいでしょう。加えて、施工が簡単なこともメリットとして挙げられます。

【デメリット】

  • 硬い床材と比較すると、足腰への負担が大きい
  • 継ぎ目から汚れがたまりやすく、清掃が煩雑になる場合がある

塩ビタイルのデメリットは、硬い床材と比較すると、柔らかさがなく、足腰への負担が大きくなることです。また、塩ビタイルはタイル状の床材であるため、継ぎ目から汚れがたまりやすく、清掃が煩雑になる場合があります。

フローリング

フローリングとは、木材や樹脂などを合板に貼り付けた床材です。天然木材を使用したものや合成樹脂を使用したものなど種類も豊富です。また、色や質感もさまざまで、床のデザイン性が高く、インテリアにも合わせやすい床材として人気があります。
フローリングは水や薬品にそれほど強くありませんが、コーティング加工されたトイレ用フローリング材なら安心して使用できます。
【メリット】

  • デザイン性が高く、木目や質感が美しく、部屋に温かみを与えることができる
  • 耐久性に優れ、傷や凹みがつきにくく、清掃が簡単で、メンテナンスもしやすい
  • 断熱効果に優れており、足元が冷えにくく、断熱材の必要がない

フローリングの最大のメリットは、そのデザイン性です。木目が美しく、ナチュラルな質感があり、部屋に温かみを与えることができます。耐久性に優れており、傷や凹みがつきにくく、清掃が簡単です。さらに、断熱効果に優れており、足元が冷えにくく、断熱材の必要がありません。
【デメリット】

  • 湿気や水気に弱く、水回りには適していない
  • 硬い素材から、足腰への負担が大きい
  • 木材の場合、ワックス掛けや補修が必要になることがある

フローリングのデメリットは湿気に弱いことです。水がかかると床板が膨らむこともあるため、水回りのトイレには適していません。また硬い素材のため、足腰への負担が大きいのもデメリットです。木材を使用したフローリングを長持ちさせるには、定期的にワックスをかけるなど、施工後のメンテナンスが必要です。

タイル

タイルとは、セラミックや陶器、石材、ガラスなどの素材を使った床材です。タイルの種類は多彩で、サイズや形状、カラーバリエーションなども豊富で、さまざまなデザインに対応できます。また、タイルは耐久性に優れ、防水性が高く、清掃が簡単で、水回りに適しています。ただし、タイルは一般的な床材の中でも比較的高価です。
【メリット】

  • 耐久性が高く、表面が滑りにくく、防水性に優れている
  • 清掃が簡単で、汚れにくいため、水回りのトイレにも適している
  • デザイン性が高く、サイズや形状、カラーバリエーションを選べる

タイルの最大のメリットは、その耐久性です。セラミックや陶器、石材、ガラスなどの素材を使っており、表面が滑りにくく、耐久性に優れています。
タイルは防水性が高く、清掃が簡単です。汚れにくく傷や凹みがつきにくいため、長期間の使用にも耐えます。さらに、床のデザイン性が高く、さまざまなデザインに対応できます。
【デメリット】

  • 硬い素材から足腰への負担が大きい
  • 素材と施工のコストが高く、施工には高い技術が必要
  • 継ぎ目から汚れがたまりやすく、清掃が煩雑になる

タイルのデメリットは、その硬さから足腰への負担が大きいことです。またタイルの表面に水がかかると滑りやすくなることがあります。素材そのものが比較的高価で、さらに施工には高い技術が必要であるため施工コストが高くなります。継ぎ目から汚れがたまりやすく、清掃が煩雑になるのもデメリットです。

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トイレの床をリフォームするメリット

トイレの床をリフォームすることには、さまざまなメリットがあります。ここでは主に3つのポイントに分けて説明します。

トイレの耐久性が向上する

1つ目のメリットとして、トイレの床の耐久性を向上させ、寿命を延ばすことが挙げられます。
トイレは、毎日水や汚れが付着するため、床材の劣化が進みやすい場所です。また掃除の際に水や洗剤が染み込み、床材を劣化させたり腐食させたりすることもあります。
リフォームの際に耐水性や耐久性に優れた床材を使用すれば、トイレの耐久性は大きく向上するでしょう。特にクッションフロアやフロアタイルは水や汚れに強く、お手入れが簡単になるためおすすめです。

お手入れがしやすくなる

2つ目のメリットは、お手入れ(掃除やメンテナンス)がしやすくなることです。
トイレの床材が汚れやすく、かつお手入れしにくい場合、清潔に保つのは非常に困難です。しかしリフォームによりお手入れがしやすい素材に変更すれば、こうした問題を解決できます。
中でもおすすめの床材は、水を浸透させないクッションフロアやフロアタイル、そして陶器などのタイルです。デザインにもよりますが、これらの床材は掃除の手間がそれほどかかりません。

簡単に雰囲気を変えられる

3つ目のメリットは、簡単に雰囲気を変えられる、つまりイメチェンできることです。
トイレは訪問者の目にも触れやすい場所なので、できるだけ明るく清潔で、おしゃれな空間にしたいと考える人は大勢います。現在のトイレが古くて暗い印象でも、床材の素材や色、模様などを変更することで、トイレの印象が変わります。
たとえば木材を使用すれば温かみのある空間を作ることができます。また、タイルやトイレ用床材を使用することで、トイレの清潔感を演出できるでしょう。

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トイレの床リフォームにおける注意点

トイレの床リフォームは、トイレの改修工事の中でも比較的簡単な部分ですが、注意点もあります。ここでは以下の4つのポイントについて説明します。

本当に床リフォームが必要なのか検討する

トイレの床リフォームは、床材の劣化が進んでいる場合や、トイレ全体の雰囲気を変えたい場合に行うことが多いものの、必ずしもリフォームが必要な場合ばかりではありません。
特に、トイレの床材がまだ新しく、大きなダメージや汚れがない場合は、床リフォームを行う必要がないかもしれません。また、トイレ全体の雰囲気を変えたいと思っている場合でも、床以外にも壁紙や照明など、他の要素を変えることで目的が達成できる場合もあります。
リフォーム前には、現在のトイレの耐用年数をはじめ、床材の状態や、他の要素を変更することで目的が達成できるかどうかを検討し、本当に床リフォームが必要なのかを判断してください。

床の高さや段差を変える必要があるか考える

トイレの床リフォームでは、素材の種類が変わることで床の高さが変わることもあります。たとえば、フロアタイルを使用する場合、現在の床材よりも厚みが出てしまうことも少なくありません。また床材の種類によっては、防音・断熱効果が期待できる素材があるため、そのような場合も床の高さに影響が出ます。
加えて、バリアフリー対応などで床の高さや段差を変える場合もあるでしょう。トイレの床をリフォームする場合は、将来のことを考えて床の高さや段差を変えることを検討してみてください。
特に高齢の方がトイレを利用する可能性がある場合、床工事のついでに手すりを付けるといった工夫もおすすめです。

便器の劣化状況によってはトイレリフォームも検討しよう

トイレの床リフォームを行う際には、便器の劣化状況にも注意が必要です。便器が古くなっている場合、新しい床材に合わせて便器を交換することも必要です。
トイレの床だけをリフォームすると、便器の劣化が目立ってしまう場合があるため、床だけでなくトータルでリフォームを検討することをおすすめします。
なおウォシュレットの寿命は一般的に7年から10年と言われているため、そろそろ寿命が近いな…と感じたら、ぜひ床のリフォームと一緒にウォシュレットの交換も検討してみてください。

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トイレの床をリフォームしよう!

トイレの床をリフォームすることで、リフォームを通じて耐久性やお手入れのしやすさが向上し、トイレ空間が快適になります。今のトイレに古さや使いにくさを感じてきたら、ぜひ床のリフォーム、そして便器のリフォームなどを検討してみてください。素材選びやデザインを工夫することで、理想のトイレ空間を実現しましょう。

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