マンションのお風呂リフォームは、工事の種類や規模もさまざま。本記事では、マンションのお風呂リフォームでおすすめの浴槽やユニットバスの種類について解説します。
TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム事業者を無料で紹介しています。お風呂のリフォームも承っておりますので、ぜひお気軽にお申し込みください。
マンションのお風呂リフォームの種類
マンションのお風呂リフォームは、主に次の5つの種類があります。
- ユニットバスの交換工事
- 在来浴室からユニットバスへの交換工事
- 浴室全体の修繕工事
- 浴槽の交換工事
- 浴室の拡張工事
それぞれの特徴と費用相場について詳しく見ていきましょう。
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ユニットバスの交換工事
ユニットバスの種類や付けるオプションによって、必要となる費用や工事期間は違ってくるので注意が必要です。
在来浴室からユニットバスへの交換工事
在来浴室とは、モルタルで仕上げる工法で作られた昔ながらの浴室のことです。
在来浴室の形状や浴室の状態によって、工事に必要な費用や期間は異なります。
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浴室全体の取替工事
浴室全体の取替工事やリフォームの場合、現在の浴室の状態や新設する浴室のグレード、大きさによって費用が変わってきます。
浴槽の交換工事
ユニットバスの交換工事などよりは費用はかかりませんが、浴室の劣化状況や物件の状態によって金額は変わってきます。浴槽交換のみを希望しているのであれば、まずは施工会社に相談してみると良いでしょう。
浴室の拡張工事
浴室の拡張工事を行いたい場合、浴室周りの仕切りを変更できることや、給湯設備を動かせるかどうかというのが重要になります。
マンションでは仕切りを変更することができないことが多いので、浴室を大幅に広くする大規模な拡張工事を行うのは難しいケースが多いです。
リフォームで浴室を広くしたいのであれば、必ずリフォーム事業者に見積もりを依頼する段階で「浴室や浴槽を広くしたい」と希望を伝えましょう。
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マンションのお風呂リフォームでおすすめの浴槽
お風呂リフォームで浴槽を交換する場合、以下の4種類の中から選ぶのがおすすめです。
【お風呂リフォームでおすすめの浴槽4選】
- FRP製浴槽
- 人工大理石製浴槽
- 鋳物ホーロー製浴槽
- ヒノキ製浴槽
それぞれどのような特徴があるのか、メリット・デメリットはどのようなものがあるのか詳しくご紹介いたします。
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FRP製浴槽
FRPとは「Fiber Reinforced Plastics」の略で「繊維強化プラスチック」のことを指します。
非常に水に強い材質のため、浴槽だけではなくガスタンクや貯水タンク、ヨットの船体や船底などにも使われているのが特徴です。
FRP製の浴槽にリフォームする場合、次のようなメリットがあります。
- 価格が比較的安い
- 種類が豊富で自分の好みのデザインを選べる
- 後から補修がしやすい材質のためメンテナンスが簡単になる
- 後付の商品を導入しやすい
一方でFRP製の浴槽には、次のようなデメリットがあります。
- 舗装は施されているため汚れや色あせが起きると目立ちやすい
- 他の種類の材質で作られた浴槽と比較すると耐久性が若干低い
人工大理石製
人工大理石製浴槽とは、アクリルやポリエステルといった合成樹脂を主成分として作られた浴槽のことを指します。
アクリルやポリエステルで作られているため価格はリーズナブルでありながら、高級感のある浴室を演出しやすいので近年では人気を集めている浴槽です。
人工大理石製の浴槽にリフォームする場合、次のようなメリットがあります。
- FRP製浴槽と比べると高級感がある
- 汚れや傷がつきにくい材質のためメンテナンスが楽
一方で人工大理石製の浴槽には、次のようなデメリットがあります。
- 表面が固く「穴あけ工事」を後で行うことが難しいため、追い焚き機能を後付けすることができない。
将来的に追い焚き機能が必要になるかどうか悩んでいる場合は、浴槽を設置する際に施工会社と相談して、あらかじめ追い焚き機能が搭載されている、もしくは追い焚き機能に対応している浴槽を選んだ方が良いでしょう。
たとえば、FRP製の浴槽であれば、表面が柔らかいので後から追い焚き機能を追加するのが簡単です。
鋳物ホーロー製浴槽
鋳物ホーロー製浴槽とは、ホーローと呼ばれる素材を用いて製造される浴槽です。浴槽以外にも食器や鍋などにも用いられることが多く、美しく耐久性が高いのが特徴となります。
鋳物ホーロー製浴槽にリフォームするメリットは以下のとおりです。
- 表面の硬度が高く汚れや傷がつきにくい
- 雑菌が残りにくくカビが発生しにくい
- 保湿性が高い
- 耐熱性が高い
- 肌触りが滑らか
一方で鋳物ホーロー製浴槽には、次のようなデメリットがあります。
- 購入価格が高くなりやすい
- 重量があるので浴室の形状や状態によっては設置が難しいケースがある
鋳物ホーロー製浴槽の魅力は、他の種類のものと比較しても耐久性に優れている点です。また保湿性にも優れており、数時間経過してもお湯が冷めることなく、浴槽のお湯が触れていない部分も長時間暖かい状態を保ちます。
ヒノキ製浴槽
一部のメーカーでは、浴槽にヒノキを使ったユニットバスもあります。ヒノキ製浴槽の特徴は、何と言ってもヒノキの持つ独特の香りと肌触りの良さです。お湯がかかることによって独特の香りが広がり、日本的な心地よさが感じられます。
ヒノキ製浴槽にリフォームするメリットは以下のとおりです。
- ヒノキの香りに含まれている成分によってリラックス効果が期待できる
- 消臭作用があるので嫌な臭いを防げる
- 雑菌が繁殖しにくいのでカビなどが発生しにくい
- 湿気を吸湿してくれる
一方でヒノキ製浴槽には、次のようなデメリットがあります。
- 水垢によって変色しやすい
- お手入れせずに放置すると、お風呂の寿命が短くなる
湿気を吸湿する効果のあるヒノキですが、濡れたままで長時間放置してしまうとカビやぬめりが発生してしまいます。こまめにお手入れをすれば、綺麗な状態で長い間ヒノキ風呂を楽しむことが可能です。
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マンションのお風呂リフォームでおすすめのユニットバス
マンションのお風呂リフォームを行う場合、次のようなメーカーのユニットバスがおすすめです。
【マンションのお風呂リフォームでおすすめのメーカーとユニットバス】
- LIXIL『リノビオV(マンション向け)』
- LIXIL『スパージュ(マンション向け)』
- TOTO『シンラ(マンションリモデル向け)』
- TOTO『マンションリモデルバスルームWBシリーズ』
- パナソニック『MRシリーズ』
- パナソニック『Refoms』
もっともユニットバスはさまざまな種類があり、メーカーやブランドによって強みや対応できることも変わってきます。
リフォームする際は、お住まいのマンションに適したユニットバスを選ぶようにしましょう。
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マンションのお風呂リフォームで失敗しないために知っておきたいポイント
「せっかくリフォームしたけど思っていたのと違った」と後悔しないように、マンションのお風呂リフォームで失敗しないために知っておきたいポイントをご紹介いたします。
近隣住民への周知は必ず行う
マンションの浴室リフォームではどうしても騒音が発生してしまいます。そのため工事を行う前に、近隣住民とのトラブルを防ぐためにも事前の挨拶と報告は重要です。
事前の説明や報告をしないまま工事を始めてしまうと、ご近所の方に悪い印象を与えてしまいます。また事前の説明や報告だけではなく、工事が終わったことと協力に感謝していることも伝えると良いでしょう。
ただしこういった近隣住民に対する対応は、マンションによって方針が異なります。事前に説明や挨拶回りをしていいか、管理会社に確認すると安心です。
管理規約の確認や管理組合への申請を忘れない
マンションのリフォームは、施工可能な範囲が管理規約によって定められています。また施工可能な範囲であったとしても、事前に管理組合へ申請を行わなければならないケースが多いです。
工事を行う前にリフォームに関する管理規約の定めを確認しておきましょう。
たとえば、浴槽の位置変更をするリフォーム工事を行う場合、排気口や換気ダクトの工事を行わなければならない場合もあります。しかしマンションの管理規約によっては、こういった工事ができないケースもあるので注意してください。
リフォーム可能かどうか不安な場合は、事前にマンションの管理会社やオーナーに問い合わせて確認しておくと良いでしょう。
浴室の大きさや場所を変更できない場合もある
マンションのリフォームの場合、浴室の大きさや場所を変更できないケースがあるので注意してください。
特に古いマンションなどでは、排水管が階下の天井裏を通っている構造が多いですが、このような物件では排水管の移動ができないので浴室の場所を変更できません。
浴室の大きさや場所の変更を希望している場合は、事前にリフォーム事業者に問い合わせて確認してもらいましょう。
浴室によってはユニットバスや浴槽を設置できない場合もある
浴室の大きさや設計によっては浴室の面積が小さいため、ユニットバスや浴槽を新しく設置できない場合があります。
もっとも大きなユニットバスや浴槽が設置できない場合でも、ハーフユニットバスと言って「浴槽・洗い場・壁の下部分」がセットになったものを設置できる可能性があります。
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マンションのお風呂リフォームでよくある疑問・質問
最後にマンションのお風呂リフォームでよく寄せられる疑問や質問をご紹介いたします。
マンションでも浴槽を大きくできるの?
マンションでも浴槽を大きくすることは可能です。
特に一昔前のマンションなどでは、浴室のサイズに適しているユニットバスの種類がまだなかったために、実際の広さよりも小さいサイズのユニットバスを設置していることがあります。
このようなケースに該当する場合は、ユニットバスを交換するだけでマンションでも浴槽を簡単に大きくすることが可能です。他にも壁の位置をずらしたり、配管の位置をいじったりすることで、浴槽を大きくできる場合があります。
ただしマンションの構造によっては大きな浴槽を設置するのが難しい場合があるので、まずは業者にお願いして浴室の調査をしてもらうと良いでしょう。
追焚機能を追加できるの?
既存のお風呂に、後から追い焚き機能を追加することは可能です。
ただし人工大理石など硬い素材で作られている浴槽の場合、穴あけ工場を行うのが難しく後から追い焚き機能を追加できないケースがあります。
工事期間中にお風呂は利用できるの?
基本的にリフォームの工事期間中は、お風呂を利用することはできません。
工事期間中は、近くの銭湯などを利用する必要があります。
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マンションのお風呂をリフォームして入浴時間をより快適にしよう!
今回解説してきたように、マンションの浴室リフォームを行う際にはさまざまな点に注意する必要があります。マンションの管理規約や浴室の形状、大きさによってはリフォームできない場合もあるので注意してください。
まずはお住まいのマンションでリフォームができるかどうか、リフォームするならどのような工事がいいのかなどをリフォーム事業者に聞いてみましょう。
これまでマンションのリフォームをした経験がある業者であれば、規約の確認やマンション管理組合への申請作業などもサポートしてくれるので安心です。
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