シール剥がしの方法まとめ|手軽なアイディアからリフォームまで

更新日:2024年08月27日

更新日:2024年08月27日

家具や内装に貼ったシールを剥がしたいと思っても、きれいに剥がれない場合があります。そのため本記事では、シール剥がしの方法について具体的なアイディアをご紹介しています。どうしても剥がれない場合にはリフォームで対応できることもあるため、ぜひ検討してみてください。

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シールがベタベタに…きれいに剝がしたい!

シールの中には、一度貼ってしまうときれいに剥がれない場合があります。特に小さいお子さんがいるご家庭では「気付かないうちに壁や床、家具にシールが貼られていて困った」というお困り事も多いです。シール跡は目立ちやすく、時には接着剤の残りがべたついていることもあります。そのため、できるだけきれいに剥がすことが重要です。

ただしシールを剥がす際に無理に引っ張ると壁紙や塗装が傷付いてしまう場合もあるので、注意が必要です。そこで本記事では、シールをきれいに剥がすための方法やアイディアをご紹介します。ご自宅にあるアイテムで簡単にできる方法も多いため、ぜひ試してみてください。

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シールをきれいに剥がすポイント

ここではまず、シールをきれいに剥がすためのポイントを整理しておきます。まずは基本的な条件を知っておくことで、適切に対応しましょう。

放置せず早めに対応する

貼ってしまったシールを剥がしたい場合には、できるだけ早めに剥がす方が良いです。時間が経つとシールの接着剤がしみ込んだり硬化したりしてしまい、剥がすのが難しくなることがあります。特に乾燥している場所や直射日光の当たる場所では、接着剤がより速く硬化する可能性が高いです。

そのため早めに対応することで、シールを比較的簡単に剥がすようにしましょう。これにより、表面の見た目を良好に保ちやすくなります。

剥がしにくいタイプのシールには注意

一部のシールは非常に強力な接着剤が使われており、剥がすのが難しい場合があります。また一般的に広く使用されている紙製のシールも、剥がす際に跡が残りやすいことが多いです。これは、接着剤の強度に紙が負けてしまうことが理由です。こういった場合には剥がす際に表面を傷つけてしまう可能性があるため、慎重に扱う必要があります。

またシールを貼る前に、貼り付ける素材や表面の特性に応じて適切なシールを選ぶことが重要です。できれば、子どもの手の届く範囲にシールを置いておかないといった対策を行う必要があります。

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シール剥がしの方法①物理的に剥がす

ここでは、物理的にシールを剥がす方法についてご紹介します。気を付けていてもシール跡が残ってしまう場合がありますが、適切な方法を試すことできれいに剥がせることも多いです。ご家庭にあるアイテムで対応できるのであれば、ぜひ一度試してみてください。

ドライヤーで温めながら剥がす

シール全体に均等にドライヤーの温風を当てることで、接着剤が柔らかくなって剥がしやすくなります。一部に集中して温風を当てると素材がダメージを受けることがあるので、まんべんなく当てるように注意しましょう。基本的にはドライヤーの低温設定を使用し、シールの上から均等に温風を当てます。高温ではなく、低温設定で十分な温度に調整するのがポイントです。高温の風を当ててしまうと、シールが貼ってある壁紙や床材が傷つく可能性があります。

温めた後は、指で少しずつ丁寧に剥がします。無理に引っ張ると素材が傷つく可能性があるので、優しく取り扱いましょう。ただし温めることで壁紙や特定の塗装が変色する可能性もあるため、事前に目立たない場所で試してから行うことをおすすめします。

ヘラで剥がす

ヘラを使うことで、手で剥がすよりも均一な力で剥がしやすくなります。これによりシールが均等に剥がれやすくなり、表面がきれいに仕上がる可能性が上がります。剥がす力をより細かくコントロールできるようになるため、特に小さなシールや精密な作業の場合に適しています。

ただしヘラを使用する際は、力加減に注意しましょう。強く力を入れ過ぎると、壁紙や塗装が傷つく可能性があります。特に古い壁紙の場合は、慎重に行う必要があります。またヘラは、シールの角度を調整しながら剥がすと効果的です。シールをできるだけ接着面と平行に剥がすことで、余計な接着剤を残さずに綺麗に剥がしやすくなります。時間が経ってしまい硬化したシールは、剥がすのが難しくなることがあります。この場合は、他の項目でご紹介している方法を併用してみるのもおすすめです。素材や状況に応じて、慎重に行いましょう。

消しゴムでこする

消しゴムは一般的なご家庭にあることが多く、わざわざ特別な道具を用意する必要がないため、手軽に試せるのがメリットです。消しゴムは比較的柔らかい素材でできているため、壁紙や塗装された表面を傷つけにくくなります。消しゴムの摩擦力を利用して、シールの接着剤を取り除けます。特に小さな跡や、部分的な接着剤の残りに効果的です。

ただし消しゴムでこすることによって、特定の素材に対しては汚れや跡が逆に残ってしまう場合があります。特に白い壁紙や明るい色の表面に対しては、事前に目立たない場所で試してから使用する方が安心です。また、大きな範囲や厚い接着剤の層に対しては効果が限定的です。この場合は、他の方法と併用してみましょう。また消しゴムを使用すると削りかすが出るため、作業後に掃除が必要になります。削りかすがシール跡に絡まると取り除くのが難しくなることがあるので、こまめに掃除しながら作業を進めるようにしましょう。

ガムテープで剥がす

ガムテープの強い粘着力を利用して、シール跡や接着剤の残りを取り除ける場合があります。特別な道具や材料を用意する必要がなく、家庭にあるガムテープで手軽に試せます。シール跡の箇所にガムテープを何度も貼ったり剥がしたりすることで、シール跡を効率よく除去できます。

ただしガムテープの強い粘着力によって、逆に壁紙や塗装を剥がしてしまう可能性があります。特にデリケートな素材や、古い塗装では注意が必要です。必ず、目立たない場所でテストしてから使用してください。接着面との相性が悪いと、ガムテープ自体の粘着剤が残ってしまうこともあります。力を入れすぎず、適度な力加減で慎重に行うことが重要です。

メラミンスポンジでこする

メラミンスポンジとは、硬いメラミン樹脂を細かい網目状に加工したスポンジのことを指します。水を含ませて軽く擦るだけで簡単に汚れが落ちるため、家庭用の手軽なお掃除グッズとして人気です。メラミンスポンジは壁紙や塗装された面だけでなく、さまざまな表面に対して使用可能です。台所や浴室の汚れ落としにも広く使われています。化学薬品を使わずに掃除ができるので、小さな子どもやペットのいるご家庭にもおすすめです。

メラミンスポンジを使用してシール跡をこする方法は非常に効果的な場合がありますが、使用する際には注意点も理解しておくことが重要です。研磨作用を持っているため、デリケートな表面や光沢のある表面に対して使用すると、表面を傷つける可能性があります。そのため、事前に目立たない場所でテストしてから使用することをおすすめします。また力を入れすぎたり長時間こすり続けたりすると、表面を削りすぎるリスクがあります。適度な力加減で慎重に作業することが重要です。さらに過剰な水分が壁紙や塗装に染み込むとダメージを与える可能性があるので、水分は最小限に抑えて使用しましょう。

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シール剥がしの方法②液体・薬剤を使う

ここでは、液体や薬剤を使ってシールを剥がす方法についてご紹介します。物理的に剥がそうとしても剥がれなかった場合でも、適切な薬剤等を用いることで解決する場合もあります。ただし小さな子どもやペットがいるご家庭では、誤って薬剤等を口にすることが無いように注意して使用してください。

水を付けることでシールの接着剤を柔らかくし、剥がれやすくなることがあります。特に接着力が弱いタイプのシールには、効果的です。水は安全で手軽に使用できるため、特別な道具や化学薬品を用意する必要がありません。また化学薬品を使用しないため、身体にも環境に優しいのが特徴です。

ただし接着剤の強度によっては、水では効果がないことがあります。また水が壁紙や木材などの素材に染み込むと、素材が膨張したり変色したりするリスクも生じます。特に紙製品や多孔質な素材の場合には、注意が必要です。そして水を付けたまま長時間放置すると、カビや変色の原因になることもあります。適切な時間で作業を進められるように、手際よく行うことが重要です。水を使用した後は、表面をしっかりと乾燥させるようにしましょう。

中性洗剤

中性洗剤とは、界面活性剤を主成分とする洗剤のことを指します。緩やかな作用で汚れを落とすのが特徴で、家庭用の食器用洗剤も中性洗剤に該当します。シール跡に中性洗剤を塗布すると、接着剤が柔らかくなって剥がれやすくなる場合があります。中性洗剤は家庭に常備されていることが多く、手軽に試せる方法としておすすめです。一般的に家庭用として安全に使用できるため、特別な安全対策も不要です。

ただし一部の素材は中性洗剤に対して敏感で、変色等のダメージを受けてしまう可能性があります。特にデリケートな壁紙や塗装された壁面には、注意が必要です。そのため、事前に目立たない場所でテストしてから使用することをおすすめします。また中性洗剤には水分が多く含まれるため、過剰な水分が壁紙や木材などの素材に染み込むと、膨張や変色の原因となることがあります。適量を使用し、作業後はしっかりと乾燥させるようにしましょう。使用後に洗剤の残りが表面に残ると、後でベタついたり、ホコリが付きやすくなったりすることがあります。そのため、使用後は十分に拭き取ることが必要です。

ハンドクリーム

ハンドクリームを使用してシール跡を剥がす方法は、意外に思われるかもしれません。しかし、シール跡の状態によっては有効なケースがあります。具体的には、ハンドクリームに含まれる油分が接着剤を柔らかくし、シール跡が剥がしやすくなるのです。油分が接着剤を溶かすことで、シールが簡単に剥がれる場合があります。ハンドクリームは家庭に常備されていることが多く、手軽に使用できます。本来は肌に使うために作られているので、安全性もばっちりです。

ただしハンドクリームをシール跡に塗りすぎると、油分が壁紙等に染み込んで変色やシミの原因になってしまうことがあります。そのため、必ず目立たない場所でテストしてから使用してください。またハンドクリームの効果は、接着剤の種類やシールの状態によります。特に古くて硬化した接着剤には効果が限定的なことが多いため、過信しすぎないようにしましょう。

除光液

除光液とは、マニキュアを除去するために用いられる溶剤のことを指します。ネイルリムーバーとも呼ばれ、ドラッグストア等で手軽に入手できます。除光液にはアセトンなどの溶剤が含まれており、接着剤を効果的に溶解できる場合があります。これにより、シール跡が簡単に剥がれます。場合によっては接着剤の残りだけでなく、他の頑固な汚れやシミの除去効果も期待できることがあります。

ただし除光液は強力な溶剤を含んでいるため、特定の素材に対してはダメージを与えてしまうことがあります。特にプラスチック、塗装面、壁紙、木材などのデリケートな素材には注意が必要です。必ず目立たない場所でテストしてから使用してください。さらに除光液は揮発性が高く、使用中に気分が悪くなってしまうことがあります。また引火性が高いため、絶対に火気の近くで使用しないように注意が必要です。使用時は換気を十分に行い、長時間吸入しないように注意しましょう。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダとは、重曹と炭酸ソーダから成るアルカリ剤のことを指します。そのため酸性の汚れを落としやすいという性質があり、油性の汚れを洗浄するのに効果的です。セスキ炭酸ソーダは自然素材を使ったナチュラルクリーナーとしても知られ、環境に優しいのが特徴です。そのため、「なるべく化学薬品を避けたい」という場合にも適しています。他の強力な溶剤に比べてセスキ炭酸ソーダは比較的安全で、手肌への刺激が少なく済みます。

ただし、強力な接着剤や古くて硬化したシール跡に対しては効果が限定されてしまう場合があります。必要に応じて、他の方法と併用することを検討してください。またセスキ炭酸ソーダの残りが表面に残らないよう、使用後はしっかりと拭き取ることが重要です。

シール剥がし

シール剥がしとは特殊な薬剤が含まれた製品で、シールやラベルを簡単に剥がすために用いられます。液体タイプやスプレータイプなど、メーカーによって幅広い製品が登場しています。シール跡に塗布してから数分~数十分の間に作用し、接着剤を柔らかくして取り除きやすくする仕組みです。シールやラベルの剥がし以外にも、ガムなど他の粘着性の汚れの除去で使用されることもあります。一般的には様々な素材に対応しており、プラスチック、ガラス、金属、木材、塗装面などに使用できるものがあります。

ただしシール剥がしには強力な溶剤が含まれるため、使用時には換気を良くし、肌や目に掛からないよう対策する必要があります。また引火性がある製品もあり、火気には十分な注意が必要です。作業後はシール剥がしの残りをしっかりと拭き取り、表面を乾いた布で乾燥させましょう。

シール剥がしを使用してシール跡を剥がす方法は非常に効果的で、特に頑固な接着剤や古いシールにも有効です。ただし適切な使用方法を守り、場合によっては他の方法と組み合わせて使用するのがおすすめです。

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シール跡のベタベタが残った場合の対応

ここでは、上記でご紹介した方法でもシール跡が残ってしまった場合の対処法をご紹介します。どうしてもシール跡が剥がせなかった場合には、リフォーム等で対応する方法もあります。シール跡でお困りの場合には、ぜひ参考にしてみてください。

清掃業者に依頼する

シール跡のベタベタが残っていて自力での除去が難しい場合は、清掃業者に依頼することが一つの解決策となります。清掃業者は専門的な知識や適切な清掃装備を持っており、安心しておまかせできます。特に頑固なシール跡や異なる素材表面の場合には、プロに依頼した方がきれいに仕上がることも多いです。

清掃業者に依頼すれば、安全に作業を行うために必要な対策を取ってくれるのもメリットです。また自分で剥がそうとする場合よりも、時間と労力を節約できます。特に広範囲のシール跡や頑固な汚れの場合、清掃業者に依頼することで迅速に解決できるためおすすめです。

ただし清掃業者に依頼する場合、自分で行うよりも高額な費用が掛かってしまいます。清掃の規模や素材への対応によって費用が異なるため、事前に見積もりを確認することが重要です。作業内容や使用する洗剤、費用などについて、事前に業者との契約や打ち合わせをしっかりと行うようにしましょう。予期せぬ追加費用やトラブルを避けるためにも、作業の透明性を保つことが必要です。

内装のリフォームをする

壁や床にシール跡が残ってしまった場合には、思い切って内装のリフォームを行うのもおすすめです。リフォームを行うことで、古くなった内装全体を一新できます。シール跡だけでなく、壁紙や塗装、床材の他の汚れも含めて改善できるのがメリットです。新しくなった内装は美しく、快適な居住空間を提供します。そのため、シール跡の問題を根本的に解決したい場合におすすめです。

ただし内装リフォームは費用がかかるため、予算を考慮する必要があります。特に全面的な内装の改修を行う場合は、高額になってしまう可能性が高いです。またリフォーム工事には、ある程度の時間が掛かることがあります。そのため、工事期間中の暮らし方についてもしっかり計画しておきましょう。専門家のアドバイスを受けつつ、最良の選択を検討してみてください。

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まとめ

シールをきれいに剥がせなかった場合、跡が残ってしまいます。見た目が良くないだけでなくベタベタした感触も残るため、適切な対策が求められます。本記事でご紹介した方法を参考に、ご自宅に合った方法を試してみてはいかがでしょうか?もし自力で剥がせなかった場合には、内装のリフォームを行うのもおすすめです。業者選びの際には、ぜひインターネットの見積もり比較サイトを利用してみましょう。

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