リノベーション

フルリノベーション

フルリノベーションとは、建物の内外装、設備、構造など、全体的な改修・改装を指すリノベーションのことを指します。住宅や建物全体をほぼゼロから作り直すようなイメージであり、大規模な改修が含まれます。主に、築数十年経った建物や古民家等に適用されることが多いです。具体的には「間取りの変更」、「基礎部分の補強工事」といった工事が行われます。

フルリノベーションでは建物全体を新しくすることで、比較的高いコストや工期がかかることがあります。しかし建物の老朽化や機能的な不具合を解消し、最新の住環境にアップデートすることができるというメリットがあります。

仕上げのリフォーム

仕上げのリフォームは、建物の外観や内装（壁、床、天井など）の仕上げや装飾を変えるリノベーションのことを指します。つまり建物の構造やレイアウトを変えず、見た目や使い勝手だけを向上させる手法です。具体的には「壁や天井のクロス張り替え」、「フローリングの変更」、「照明器具の交換」、「窓やドアの交換」、「外壁塗装の塗り替え」といった工事が含まれます。

目に見える部分を改装する仕上げのリフォームを行えば、まるで新築のような見た目になります。そのため大きな間取り変更は不要な場合や、配管設備に劣化が少ない場合におすすめです。ただし、配管や電気配線は古いままなので、後々トラブルが発生する可能性があります。

部分リフォーム

部分リフォームは、建物全体ではなく、特定の部分や機能に焦点を当てて行うリノベーション手法です。建物全体を大がかりに改修するフルリノベーションに比べ、一部分だけを効果的にアップデートすることが可能になります。具体的には「壁付キッチンからオープンキッチンに変更する」、「玄関に手洗いスペースを新設する」といった部分的な工事となります。

部分リフォームには、予算や工期を抑えつつ特定の箇所を効果的に改善できるというメリットがあります。そのため全体的な建物の状態が良好である場合や、特定の機能だけを改善したい場合に適しています。

仕上げリフォームと部分リフォームの違いとは

仕上げのリフォームは見た目や装飾面を中心に改修するのに対して、部分リフォームは機能面や特定の部分に重点を置いて改修するという違いがあります。

仕上げのリフォームは、主に建物全体の仕上げ部分を中心に改装するリノベーションであり、壁、床、天井、キッチンのカウンタートップ、タイル、塗装、照明などを改修します。これに対して部分リフォームは、建物の特定の機能や部分に焦点を当てて改装するという違いがあります。例えばキッチンやバスルーム、またはリビング等の一部分を中心に改修します。

オーダーメイド

リノベーションは、基本的にオーダーメイドで行われることが多いです。住宅の間取りや構造は1軒1軒異なるので、大規模なリノベーションの場合には個別に対応する必要があります。その分打合せや工事の期間は長くなりますが、自由に希望通りの間取りが実現するのがメリットです。

パッケージ

パッケージは、工事内容や範囲がある程度決められているプランから選ぶ方法です。ベースプランで十分な場合には、打合せや見積もりの手間を省くことができます。多くの場合には、ベースに追加できるオプションが設けられています。「設備のグレードを上げる」、「素材を変更する」といったカスタマイズを行うことで、より希望に近い工事が実現します。