和室を洋室にリフォームするには?施工事例を紹介!

更新日:2023年08月30日

更新日:2023年08月30日

和室はほっと落ち着ける人気の空間ですが、古くなってくると不便な場合も。本記事では和室を洋室にリフォームする際の準備や、おしゃれな具体事例についてご紹介していきます。これからリフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

和室を洋室にリフォームするための事前準備

ここでは、和室を洋室にリフォームするための事前準備についてまとめています。ここを確認しておけば、リフォームの失敗リスクが減らせます。「リフォームしたいけれど、何から始めたらいいのか分からないという方は、チェックしておきましょう。

和室を洋室へ変更する範囲を検討する

まず、和室のどの部分を洋室に変更するのか、範囲を明確にしておきましょう。具体的には、「畳をフローリングに変えるだけ」といった比較的軽めのリフォームから、「和風の間仕切り壁を撤去して洋室に変える」という大規模なパターンまで幅広い種類があります。
ただし和室の要素すべてを洋室に変更すると、その分費用や工事期間は掛かってしまいます。自宅のリフォームに必要な箇所を見極めて、事前にしっかり計画を立てるのがおすすめです。その際には、必要な箇所を「リストアップして順位付けする」と効率的に計画が行えます。

予算を確認する

リフォームの計画を立てる際に大切なのが「予算」です。まずは予算範囲を事前に設定しましょう。財政状況や将来の計画に合わせて、適切な予算を決めることが重要です。予算範囲を設定することで、予算オーバーを防ぐことができます。
またリフォームの際には、予期せぬ問題や変更が生じる可能性があります。そのため、予算に予備費を設けておくことをおすすめします。予備費は、緊急の修理や追加工事に備えるため「予算全体の10〜20%程度」を目安に設定しておくと安心です。
ただし予算は実際の現場によっても異なるため、リフォームのプロに見積もりを依頼しましょう。複数の業者や専門家から見積もりを取ることで、価格の比較や適正な価格の把握が可能となります。プロのアドバイスや提案も参考にしながら、予算内での工事内容を決定していきます。

構造上の制約の確認

リフォームでは、既存住宅に改修工事を加えます。そのため構造上の制約を確認しておく必要があるのです。構造上の制約を確認することによって、建物の安全性を確保することができます。建物の構造や基礎、柱、壁などの要素を正確に把握することで、建物の強度や耐震性を損なうことなくリフォームできます。
ただし住宅には、建築基準法や地方自治体の規制などさまざまな法的制約が存在します。柱・梁・筋交い等は構造上の制約があるので、不用意に撤去してしまうと法的な問題を引き起こすだけでなく、建物の安全性や保険の適用にも影響を与える可能性があります。建物の構造上の制約を把握することで、これらの規制を遵守するようにしましょう。
また構造上の制約を把握することで、リフォームの費用と効率を最適化することができます。制約を無視して行う改修は、余分な工事や材料の追加、時間の浪費を引き起こす可能性があります。構造上の制約を踏まえたリフォーム計画を立てることで、必要な工事範囲を絞り込むことも可能です。

リフォーム業者選び

まず、リフォーム業者が必要な免許や資格を持っているかを確認しましょう。建築士や施工管理技士の資格、所在地の建設業許可など、正当な資格や許可を持つ業者を選ぶことで、専門知識や技術のレベルが保証されます。
またリフォーム業者を選ぶ際には、「インターネットや口コミサイトの評価」も大切です。過去の顧客の経験や満足度を参考にすることで、信頼性や実績を判断する手助けになります。
最終的にリフォーム業者と契約する際には、内容や費用、工期、保証などを明確にした契約書を提示してもらいましょう。契約書には細かい条件や取り決めを明記することで、トラブルを予防できます。リフォーム業者との相性やコミュニケーションも重要です。要望や希望を適切に伝えられ相互理解が図れると、リフォームの過程も楽しめるでしょう。適切な業者を選ぶことで、スムーズなプロジェクト進行や満足度の高いリフォームを実現することができます。

和室を洋室にリフォーム|知っておきたい基礎知識

ここでは、和室を洋室にリフォームする際に押さえておきたい基礎知識についてご紹介します。和室と洋室では、内装にどのような違いがあるのでしょうか?知っているようで意外と知らない工法の基本について、ぜひチェックしてみてください。

床の工法|畳とフローリング

畳とフローリングは、異なる素材と工法を持つ床材です。

まず畳は、和室や和風の空間に使用される伝統的な床材です。イグサやヨシなどの天然素材で作られており、しっとりとした感触があります。畳芯は柔らかく弾力性があり、座ったり寝転んだりするのに向いています。

一方でフローリングは洋室の床材で、木目模様が特徴です。本物の木材を使う場合のほか、合成素材のクッションフロアが敷かれることもあります。フローリングの下には、床下地が設けられます。床下地は通常、木材や鉄骨などの構造体であり、床の耐久性や安定性を保つ役割を果たします。

天井の工法|木天井とクロス仕上げ

和室の木天井は、伝統的な和風の美しさと温かみを演出する要素です。その特徴的な構造と素材は和室の空間に独特の雰囲気を与え、日本の伝統文化を感じさせます。

通常木天井は、梁(はり)と呼ばれる水平の木材と、格子状に配置された縦横の木材(桁や肋木)で構成されます。木材の貼り方によって種類が分かれており、格天井、竿縁天井、折上天井、船底天井などがあります。

一方で洋室では、天井の仕上げ材としてクロスが張られることが多いです。一般的には白いクロスが多いですが、花柄や色付きなどさまざまなデザインや質感があります。クロス仕上げは、壁や天井の表面を均一で美しく仕上げられるため人気があります。また耐久性があり、傷や汚れに対しても比較的強いです。

窓の配置|位置や大きさ

和室と洋室では、窓の配置や形に違いが見られます。

まず和室は、畳の配置に合わせて窓が設けられることがあります。畳は約90㎝×180㎝の大きさのため、このサイズに合わせるとすっきりした見た目になるのです。他にもモダン和室に多い「丸窓」、床面近くに設置される「地窓」等の種類があります。また窓には障子(しょうじ)が設置されることが多く、和の雰囲気を演出します。

一方で洋室の窓は、壁面に等間隔で配置されるケースが多いです。洋室では機能性やデザイン性を考慮し、均等な窓のデザインが一般的でしょう。
また外部の景観や環境に合わせて、特定の方向に窓が設けられることがあります。景色を楽しむために窓を配置する場合や、採光や通風の最適化のために窓の位置が計画されることがあります。

和室を洋室にリフォームするメリット

ここでは、和室を洋室にリフォームするメリットについてご紹介します。「リフォームを検討しているけれど、決め手に欠ける…」という方は参考にしてみてください。

空間の有効活用

まず、最も大きなメリットとして「空間が有効活用できる」という点が挙げられます。洋室にリフォームすることで、すっきりと広々とした空間を得ることができます。また書斎や子ども部屋、ゲストルーム、ホームオフィス、リビングダイニングなど、家族のライフスタイルやニーズに合わせた使い方ができるでしょう。
和室は日本独特の雰囲気を持ちますが、洋室にリフォームすることで、より多様なインテリアスタイルを取り入れることができます。洋室ならば、モダン、クラシック、コンテンポラリーなど、自分の好みやテイストに合わせたデザインやコーディネートを選べるようになります。

おしゃれな雰囲気になる

和室を洋室にリフォームすることで、よりおしゃれな雰囲気にできます。デザインの自由度やインテリアのバリエーション、カラースキームの選択など、自分の好みや個性を表現できるため、デザイン性の高い住空間を実現できるのです。
和室では伝統的な色合いや柄が主流ですが、洋室にすることで、明るいトーンやモノトーン、ポップなカラーなど、自分の好みやインテリアコーディネートに合わせたコーディネートを選べます。

掃除がしやすくなる

和室を洋室にリフォームすることで、床や壁の掃除がしやすくなります。滑らかなフローリングやクロスを使用することで、汚れやホコリの溜まりにくい環境を作れるのが主な理由です。
一般的な和室の床は畳や縁側などで構成されている場合が多く、畳の内部にゴミやホコリがたまりやすいです。しかし洋室の床材はツルツルとしていて、掃除機やモップで簡単にお掃除できます。余計な段差がないことで、ロボット掃除機の導入も簡単になります。
また和室の畳や障子には湿気がたまりやすく、カビの発生やニオイの原因になることがあります。洋室にリフォームすれば、湿気がこもりにくい環境を作ることができます。洋室の床や壁は湿気に強い素材が使われており通気性が良いため、除湿効果があります。

物件価値の向上

和室を洋室にリフォームすることで物件の需要が広がり、市場価値が向上します。洋室は使い勝手が良く他の物件との差別化が図れるため、将来の住み替えの際にも有利になるでしょう。
和室はどうしても好みや使い方に制約があり、最近ではあまり好まれなくなっているのが現状です。しかし和室を洋室にリフォームすることで、購入や賃貸の対象としての価値が上がります。

和室を洋室にリフォームするデメリット

和室を洋室にリフォームする際にはメリットが多いですが、デメリットもあります。注意点についても確認しておくことで、後悔や失敗を防ぐようにしましょう。

費用や工事の手間が掛かる

和室を洋室にリフォームする際には、構造の変更や床・壁のリフォーム、設備の変更などが必要となります。具体的には、柱や梁の補強や電気配線の変更といった構造上の工事が必要になる場合もあるでしょう。これらの工事には費用と手間がかかることがあるため、事前に予算や工期、工事の計画をしっかりと立てておく必要があります。
また、工事中は住まいに支障が出る場合もあるため、仮住まいの調整や工事の進行管理も重要です。短期間であればホテルや知人宅に滞在するのが一般的ですが、数週間〜数か月になる場合にはウィークリーマンションや賃貸住宅を探す方がよいでしょう。

建物構造上の制約がある

和室を洋室にリフォームする際には、建物の構造上の制約を考慮する必要があります。柱や梁の位置や補強、壁や床の厚さ、新しい材料の取り付けなど、構造的な要素をしっかりと確認しておきましょう。
たとえば、和室は柱や梁の配置が特徴的であり、床や天井の高さも畳の厚さに合わせて設計されています。和室を洋室に変更する場合、柱や梁の位置が邪魔となることがあります。これにより、洋室の設計や配置に制約が生じる可能性があるでしょう。

床が冷たくなる

和室を洋室にリフォームする際のデメリットの一つは、床が冷たくなることです。和室の床には畳が敷かれており、畳は保温性に優れています。畳は自然素材であるため、体温を吸収して保温し、冷たさを感じにくくなっています。
一方、洋室の床は一般的にフローリングやタイルなどの素材で覆われており、保温性が低いため冷たさを感じやすくなります。洋室だと和室のように直に床に座ることは無いですが、場合によっては床暖房や厚手のカーペットが必要になるでしょう。

和室を洋室にリフォームするときの注意点

ここでは、和室を洋室にリフォームする際の注意点をご紹介します。具体的な注意点を知っておくことで、リフォーム後の失敗や後悔を防ぎましょう。

畳からフローリングに変更

床材を畳からフローリングに変更する際には、以下の点に気を付けましょう。

  • 床の構造
  • 防音対策
  • 床暖房の必要性

畳はフローリングと比べて厚みがあり、床に下地が必要ありません。そのため畳を撤去してフローリングを敷く場合、床の高さや構造が適合するかを確認する必要があります。床の補強や下地の調整が必要な場合もあるため、事前の確認が重要です。
また畳は柔らかい素材のため音の反響が少なく、防音効果があります。一方、フローリングは硬い素材のため、足音や物音が響きやすくなる可能性があります。特に上階や隣室への騒音に配慮しましょう。フローリングの下に適切な防音材を使用するか、カーペットやラグなどの敷物を活用することで防音効果を高めることができます。
そして畳からフローリングに変更する際には、床暖房の導入を検討される方も多いです。ただし床暖房の設置には追加費用と工事が必要となるため、予算や工期に余裕を持っておくことが重要です。

壁・天井の張替え

まず、壁や天井の張り替えを行う前には「下地の状態」を確認することが重要です。壁や天井には傷やひび割れ、湿気などの損傷がある場合があります。下地が不良な状態で張り替えを行うと、新しい素材の耐久性や見た目に影響が出る可能性があるのです。必要に応じて、下地の修復や補強を行いましょう。
特にシームレスな仕上がりを求める場合は、継ぎ目や目立たない仕上げ技術が必要です。施工方法や技術の違いによって、仕上がりや耐久性に差が出ることもあります。信頼できる施工業者を選び、品質の高い施工を行うことが重要です。

押入れをクローゼットに変更

和室にある押入れは、布団以外のものを収納するには不便な場合も多いです。そのため、使い勝手の良いクローゼットにリフォームするケースが増えています。
押入れをクローゼットに変更する場合、まずは「スペースの寸法」を確認しましょう。押入れの寸法や形状に合わせてクローゼットの設計を行う必要があります。奥行きや幅、高さを正確に計測し、必要な収納スペースを考慮して設計することが重要です。
また、クローゼットには衣類や小物などを効率的に収納するための計画が必要です。棚やハンガーバー、引き出しの配置を検討し、使いやすさや収納効率を考えて設計しましょう。衣類の種類や数量、必要な収納スペースの要件に合わせて適切な収納アイテムを選ぶのがポイントです。

ふすまを洋室建具に変更

和室のふすまは、建物の構造に合わせて設置されています。そのため、ふすまを洋室建具に変更する前に「建物の構造や壁の補強」などを確認しましょう。
また、寸法の差異にも注意が必要です。ふすまから洋室建具に変更する場合、開口部の寸法を適切に調整する必要があります。幅や高さの調整を行い、洋室建具がスムーズに取り付けられるようにしましょう。
さらに、室内の統一感やデザインにも配慮すると部屋のおしゃれ感がアップします。建具の素材や色、デザインを和室にマッチするように選び、洋室との調和を図りましょう。

電気配線の変更

照明器具をシーリングからダウンライト(埋め込み型)に変更する場合などには、配線の変更が必要です。電気配線は専門的な知識と技術が必要な作業なので、照明メーカー等に個別に相談すると安心でしょう。
電気配線の変更を行う前には、配線計画を作成しておくとスムーズです。必要なコンセントの数や位置、照明器具の配置、スイッチの配置などを考慮して、効率的で使いやすい配線計画を立てておきます。また将来の変更や追加も考慮し、余裕を持たせた計画を作成するのがポイントです。

洋室のリフォーム事例

ここでは、和室から洋室にリフォームしたイメージをご紹介していきます。洋室は和室に比べて使い勝手の幅が広いので、事例を参考に具体的な使用シーンをイメージしてみてはいかがでしょうか。

おしゃれなオープンスペース

こちらのコーディネートイメージでは、2部屋を繋げて大空間の間取りにリフォームしています。面積が広がったことで、高級感のあるおしゃれなリビングルームに仕上がっているのが特徴です。
リビングやダイニングは普段過ごす時間の長い部屋なので、広々とした空間だと気持ちが良いものです。床は白のタイル張りになっており、木のフローリングとは違った非日常感も感じられます。

ウォークインクローゼットにリフォーム

こちらでは、和室の押入れをウォークインクローゼットに変更したコーディネートイメージです。押入れだと布団や毛布を収納するのには便利ですが、「衣類や小物類を収納するのには不便…」という声は多いです。
ウォークインクローゼットであればポールハンガーを設置したり、小物置き場を設置したりといったカスタマイズが簡単にできるので、収納が格段に便利になっておすすめです。

モダンな和洋室

こちらでは和の雰囲気を残しつつ、「和モダン」な部屋にしたコーディネートイメージです。コの事例のように、畳を正方形の琉球畳に変更し、天井の照明をダウンライトに変えるだけでもおしゃれなインテリアになるでしょう。

和室を子ども部屋に転用

余っている和室は、子ども部屋として活用することも可能です。イメージのように洋室にすることで勉強机やベッドといった家具も置きやすくなり、子どもたちの過ごしやすい環境を整えられます。

オフィススペースの設置

最近ではテレワークも主流になってきており、ワークスペースの設置が人気です。和室を洋室にリフォームすれば、自宅をオフィススペースとして活用できます。
作り付けのカウンターデスクにすれば、仕事をしたり子どもの勉強部屋にしたりと使い方の幅が広がるでしょう。

和室をベッドルームに変更

こちらでは、和室をベッドルームにリフォームしたコーディネートイメージです。写真のようにロフトスペースを作ると、プラスアルファの収納スペースとして活躍します。ただしロフトは天井の高さや構造によって設置できない場合もあるため、専門業者と打合せすることをおすすめします。

ゲストルームの追加

洋室は多様な使い方ができるため、特に目的を決めずフリースペースとして使うのもおすすめです。シンプルな間取りにしておけば、「来客時のゲストルームとして使う」「シアタールームにする」といった使い方ができるでしょう。

まとめ

本記事では、和室を洋室にリフォームする際の基礎知識やメリット・デメリット、具体的なリフォーム事例についてご紹介してきました。洋室や和室よりも使い方が多様で、おしゃれなコーディネートができる場合が多いです。快適な暮らしのために、リフォームを検討されてみてはいかがでしょうか。

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