【2023年最新版】洗面台メーカー6社を比較!それぞれの違いや価格一覧

更新日:2023年08月30日

更新日:2023年08月30日

洗面台のリフォームを考え始めると、魅力的な商品がたくさんあって迷ってしまうという方は多いです。そこで本記事では、洗面台メーカー主要6社を徹底比較してご紹介します。価格帯やブランドなど、気になる情報を一覧でチェックしてみましょう。

洗面台メーカー6社を一覧で比較|違いをチェック

ここでは、洗面台メーカー主要6社を一覧で比較します。メーカーごとの特徴や得意分野など、知っているようで意外と知らない違いについて、ぜひ確認しておくのがおすすめです。

洗面台の主要メーカーは6社

メーカー 特徴
TOTO ・水回り設備に特化したメーカー
・100年以上の歴史と安心感
LIXIL ・幅広いラインナップ
・多機能な洗面台に強み
パナソニック ・最新技術をいち早く取り入れる
・総合メーカーとしての強み
タカラスタンダード ・「ホーロー」のパイオニア
・カスタマイズ可能な製品
クリナップ ・ステンレス製品に強み
・豊富なバリエーション
トクラス ・デザイン力に定評あり
・前身はヤマハリビングテック

洗面台メーカーの主要6社は、上表に挙げられます。まず各メーカーの強みや特徴について、簡単に知っておきましょう。

TOTO

「TOTO」は、旧社名が東洋陶器㈱ということからも分かるように「衛生陶器」に強みのあるメーカーです。洗面台だけでなく、トイレ、システムキッチン、ユニットバスといった設備機器を製造・販売しています。そのため、TOTOの製品を組み合わせれば一貫性のあるバスルーム空間を実現することができます。
洗面台やトイレでは業界シェアNo.1であり、長年に渡って人気があります。TOTOの洗面台は、機能性だけでなくデザインにもこだわっています。洗面台の形状や素材、カラーバリエーションなどが豊富であり、さまざまなインテリアスタイルや個々の好みに合わせて選ぶことができます。

LIXIL

「LIXIL」は、総合住宅設備メーカーでは最大手となる企業です。2011年にトステム、INAX 、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して誕生したという経緯があります。そのためショールームの数も多く、製品を実際に見やすいのもメリットです。
LIXILの洗面台は、美しいデザインが特徴です。洗面台の形状、色、素材などにおいて幅広いバリエーションがあり、さまざまなインテリアスタイルや個々の好みに合わせて選択できます。またLIXILはデザイナーズブランドとのコラボレーションも積極的に行っており、より洗練されたデザインの洗面台を提供しています。

パナソニック

「パナソニック」は総合エレクトロニクスメーカーで、家庭用電化製品・住宅設備などを製造しています。古くは松下電器、ナショナルといった製品ブランドを展開していましたが、現在ではすべて統一して「Panasonic」の名称となっています。パナソニックホームズといった戸建住宅から住宅設備、家電など幅広い事業を行っているため、住まいをトータルコーディネートすることも可能です。
電機メーカーの強みを生かし、パナソニックは先進的なテクノロジーを取り入れた洗面台を提供しています。たとえば自動水栓やセンサー操作、照明の自動調節など、快適で便利な機能が多数搭載されています。また最新の技術を活用した省エネ機能や節水機能も備えており、環境に配慮した製品も多いです。

タカラスタンダード

「タカラスタンダード」はホーローの技術に強みがある住宅設備メーカーです。システムキッチンや洗面台の国内シェアでは、トップクラスを誇っています。独自開発した「高品位ホーロー」はお手入れが楽で美しい状態が続くため、水回り設備として最適な素材とされています。
キッチンだけでなく、洗面の主役としても高品位ホーローは活躍しています。水や湿気、洗剤にも強いという優れた特性を活かし、扉やキャビネットや引出しの内部にいたるまでホーロー仕上げの製品が特長です。

クリナップ

「クリナップ」は1949年創業で、長年にわたりキッチンをはじめとする水まわり商品の製造を行っています。特に「ステンレス」に強みがあり、錆びにくく湿気やカビが発生しにくいことから人気があります。
洗面台に関しても、水まわり製品の開発で長年培ってきた技術やノウハウを生かしています。洗面空間はキッチンまわり以上に湿気が溜まりやすい場所のため、下部キャビネットにステンレスを採用しているシリーズもあります。湿度や温度変化に強く、耐久性が高いステンレスは、ニオイもつきにくく洗剤などが付着してもお手入れが簡単です。

トクラス

「トクラス」はヤマハリビングテックを前身とする住宅設備メーカーで、長年の知識と技術の積み重ねが強みです。「お客様の暮らし」「お客様の住まい」をベースとしてデザイン開発を行っており、機能美や品質力に定評があります。
トクラスの洗面台は、高品質な素材を使用して作られています。耐久性があり、長期間の使用にも耐える製品が提供されています。また特殊な加工技術やコーティングにより、汚れやカビの付着を抑制する機能も備わっているのが特徴です。

メーカー別|ブランドと価格比較一覧

ここでは、各メーカー別の主なブランドや、メーカー標準価格についてまとめてご紹介していきます。リーズナブルでシンプルなタイプから、機能が充実している高価格帯まで幅広いラインナップが揃っています。どの洗面台が向いているのか、ぜひ一度検討の際の参考にしてみてください。

洗面台メーカー6社の価格比較表

各メーカーの主なブランドと標準価格を、下表にまとめています。

メーカー 主なブランド メーカー標準価格
TOTO ・エスクア
・ドレーナ
・48.2万円~
・16.3万円~
LIXIL ・ルミシス
・クレヴィ
・31万円~
・35万円~
パナソニック ・L-CLASS
・ウツクシーズ
・51.4万円~
・34.4万円~
タカラスタンダード ・エリーナ
・ファミーユ
・23.3万円~
・13.7万円~
クリナップ ・ティアリス
・エス
・32.2万円~
・23.5万円~
トクラス ・アフェット
・エポック
・28.8万円~
・25.9万円~

TOTOのおすすめブランド

水回り関連設備の専業メーカーであるTOTOは、洗面台でも幅広いラインナップを揃えています。セミオーダー感覚で理想の空間を形にできる「エスクア」など、全12シリーズから選べるのが特徴です。

特に「きれい除菌水」などの清潔機能、大容量の収納キャビネットや化粧鏡の使いやすさも魅力となっています。

ESCUA(エスクア)

「ESCUA(エスクア)」は、TOTO洗面台の中で最上級に位置付けられるブランドです。セミオーダー感覚で細かい仕様変更が可能なので、それぞれのライフスタイルや好みにぴったり合った洗面台が実現します。ラグジュアリーで上質な洗面台にしたい方におすすめです。
洗面台の基本形は「フローティングデザインプラン、センターボウルプラン、片寄せボウルプラン、片寄せオープンプラン、2連ボウルプラン、カウンタープラン」の6つのプランの中から選択でき、ホテルのようなスタイリッシュな洗面空間にしたり、海外の雑誌で見るような洗練された空間にしたりするなどさまざまなパターンがあります。

ドレーナ

「drena(ドレーナ)」は木目調の仕上げが特徴で、ナチュラルな雰囲気の洗面台です。木目のインテリアとの相性が良く、造作家具のように計画できます。
見た目のおしゃれさだけでなく機能面も充実しており、「陶器製広ふかボウル、すべり台ボウル、お掃除ラクラク排水口(抗菌・防カビ仕様)、ハイネックスウィング 水栓(ホース付き)」といった機能が備わっています。またオプションで「きれい除菌水」を付ければ、いつでも清潔な水道水が使えます。

LIXILのおすすめブランド

LIXILの洗面台は、「清掃性・快適性・収納性」が揃っているのが特徴です。セラミックの衛生陶器やお掃除しやすい排水口など、実際に使用し始めてから実感できる嬉しい機能が充実しています。またタッチレス水栓やエコハンドルなど、環境に優しく清潔な機能も人気です。

ルミシス

「LUMISIS(ルミシス)」は、LIXILの中で最上級の洗面台ブランドです。上質なプレミアムドレッサーで、人造大理石素材のラピシアカウンターなどホテルライクなデザインが魅力となっています。

また照明は、縦に配置したLED照明の「フルフェイスライト」を採用しています。影の出やすい部分も照らせるため、ファンデーションの塗りムラや髭の剃り残しのチェックが簡単にできます。3段階のモードを切り替えられるので、「メイクの時は強、夜のスキンケア時は弱」といったように使い分けられるのも特徴です。

クレヴィ

「Crevi(クレヴィ)」はスタンダードなラインナップの洗面台シリーズで、スッキリとシンプルな見た目が特徴です。お手入れが楽な「キレイアップ水栓・キレイアップカウンター」は、水栓周りに水が溜まりにくい設計となっています。また「タッチレス水栓ナビッシュ」が備わっているため、手を差し出すだけで水が自動で出てきます。

そして収納にもこだわって設計されており、「スマートトレイ付フルスライドタイプ」となっています。樹脂製と金属製から選べるので、ヘアアイロンをすぐに収納したい場合には金属製がおすすめです。

パナソニックのおすすめブランド

パナソニックは総合メーカーであり、家電製品や照明器具との取り合わせも考慮された洗面台が多く揃っています。使いやすさと美しさを備えた洗面台は、ひとりひとりの生活様式や、空間に適したラインナップが多いです。価格や機能の選択肢が多く、予算・希望に合わせた洗面台が選べるでしょう。

L-CLASS

「L-CLASS(エルクラス)」は、上質な癒し空間を目指す最上級ラインの洗面台シリーズです。目覚めのリフレッシュタイムから おやすみの前の癒しのひとときまで、暮らし方に寄り添った空間を提供します。
高級感のあるデザインも魅力の一つで、やわらかなフォルムの「ベッセルボール」と重厚感あふれる「グラリオカウンター」が人気です。他にも優美な曲線が印象的な「人造大理石一体型カウンター」や汚れがつきにくい「スゴピカ一体型カウンター」など、魅力的な種類の中から選べます。
ドライゾーンにはコスメカウンターやローキャビネットなど、まるでエステサロンのような仕様が備わっています。インテリアの好みに合わせて扉や取っ手が選べるので、キッチンやバスルームとトータルコーディネートすることも可能です。

ウツクシーズ

「ウツクシーズ」は、収納性やお手入れのしやすさにこだわった洗面台です。生活スタイルや空間コーディネートに合わせて、キャビネットのタイプやサイズを選べます。サイドキャビネット、フロアキャビネット、天袋/ランドリーラックもオプションで付けられるため、家族が多くて収納したいグッズがたくさんある場合にも便利です。
また上下のミラー扉手掛け部が抗菌加工になっており、より清潔に使えます。衛生面が気になるカウンターも抗菌加工で、タオルや歯ブラシなどを気兼ねなく置けます。

タカラスタンダードのおすすめブランド

タカラスタンダードは大手住宅設備機器メーカーで、「ホーロー」を使ったシステムキッチンや洗面台などの水回り設備を開発しています。
タカラスタンダードの洗面化粧台は汚れが染み込まないホーロー素材なので、日々のお手入れも簡単です。水拭きのみで、水ハネしすい扉の掃除も完了します。ゴシゴシこすってもキズがつく心配もなく、洗剤の液だれによる変色も発生しないので、長く安心して使えるのがメリットです。

エリーナ

「ELEENA(エリーナ)」は、タカラスタンダードの洗面台の最上位モデルです。まるでプライベートサロンのように上質な雰囲気で、ワンランク上のライフスタイルにおすすめとなっています。
上質なクォーツストーンカウンターは、キラキラと輝く天然水晶の風合いを持った気品のある雰囲気です。カウンターの形状は「片寄せボウルプラン、センターボウルプラン、ツインボウルプラン」から選べるので、洗面所の広さや家族構成に合わせてプランできます。

ファミーユ

「Famile(ファミーユ)」は、機能性を重視したスマートな洗面台です。キャビネットの収納内部は、熱に強いホーロー製となっています。そのためヘアアイロンを高温のまま収納できて、毎日の身支度の時短に繋がります。
また「アクリル人造大理石 2WAYカウンター」を採用しており、ウェットエリアとドライエリアが使い分けられます。濡れた手で使うハンドソープはウェットエリア、小物類はドライエリアといったように、段差でエリア分けされているため使いやすいです。

クリナップのおすすめブランド

クリナップはシステムキッチン等水回り設備の老舗で、特に「ステンレス」を使った製品に強みがあります。ステンレスは錆びにくく汚れにくいため、耐久性が求められる水回りには最適の素材です。クリナップの洗面台には、ステンレスキャビネットが標準装備されているタイプがあります。

ティアリス

「TIARIS(ティアリス)」は洗面台の最上位モデルで、空間と調和する上質なデザインが魅力です。鏡面仕上げの扉は、高級感を演出しています。温もりを感じさせる艶消しの木目は、9色のカラーパターンから選択可能です。
また洗面ボウルにはクリナップ独自のアクリル系人工大理石「アクリストンクオーツ」を採用しています。洗面空間に最上級の高級感をもたらし、ワンランク上のインテリアとなります。ティアリスにはステンレスキャビネットが標準装備されており、お手入れも楽々です。引出しの底板もステンレスなので、液体がこぼれても底板に染み込まず簡単に拭き取れます。

エス

「S(エス)」は、美しさと輝きを保つ洗面化粧台です。洗面台には「流レールボール」が導入されており、お手入れが楽になります。これはボール中央を高めにすることで、水がボール全面に広がる設計です。少しの水で水流が生まれるので、ごみが集めやすくなるのです。
また、外して洗えるヘアキャッチャーや壁出し水栓、ステンレスキャビネットも備わっており、毎日のお手入れの頻度が少なく済みます。

トクラスのおすすめブランド

トクラスはデザイン性の高い洗面台を多く開発しており、女性からの人気も高いです。ホテルのように高級感のあるタイプから、リーズナブルでシンプルなデザインまで幅広く展開しています。
特に「人造大理石」に強みがあり、開発から44年以上の歴史があります。割れにくく美しい状態を保てるため、住宅だけでなく店舗やホテルでの採用事例も多いです。

アフェット

広々としたカウンターと機能的なボウルで、家事から趣味まで多彩にコーディネートが可能です。ボウルには人造大理石が採用されており、スタイリッシュでありながら水じまいも良好です。
またカウンターにはタフエンボスコート加工が施されており、耐傷性・耐汚染性が高くなっています。カラーバリエーションは「アイアンブラック、バーストブラウン、ソルティホワイト、マーブルホワイト」から選べます。

エポック

「EPOCH(エポック)」は、使いやすさを第一に考えた機能充実タイプです。お手入れを簡単にするハイバックガード形状のボウル、壁出し水栓、優れた収納力などが備わっています。継ぎ目のない一体成形のボウルになっているため、カビやヌメリの原因となる汚れがたまりにくくなります。
また扉のカラーが豊富で、7色のカラーと3種の木目調から選べます。ツヤの有無も選べるため、インテリアのお好みや他の部屋との取り合わせを考えたコーディネートが可能です。

洗面台のメーカーシェア率を比較

まず、洗面化粧台全体の市場規模は「650億円」というデータがあります。新築住宅にはほぼ全世帯に納入される他、最近ではリフォーム市場も伸びています。築年数が経って新しく入れ替えるといったニーズや、中古住宅をリノベーションして住むというケースなど幅広いパターンが広がっていることが理由です。
また、洗面台市場のメーカー別シェアは、下のようになります(出典:リフォーム産業新聞・連載シリーズ「設備建材マーケットデータ」”洗面化粧台”市場、650億円)。

  • 1位:LIXIL(40%)
  • 2位:TOTO(30%)
  • 3位:タカラスタンダード(15%)
  • 4位:パナソニック(10%)

1位のLIXILから4位のパナソニックで全体の約95%を占めており、多くのニーズに対応しています。あくまでもシェア率は参考ですが、洗面台選びの際に検討してみてはいかがでしょうか。

洗面台の選び方|要望別のおすすめはどれ?

ここでは、ご紹介してきた洗面台の中から要望別のおすすめブランドをまとめています。ご自宅に合った洗面台はどれなのか、チェックしてみてください。

おしゃれな洗面台にしたい

おしゃれでインテリア性の高い洗面台にするなら、LIXILの「LUMISIS(ルミシス)」がおすすめです。人造大理石の深みのある質感が特徴で、サロンのようなエレガントなインテリアにぴったりです。最近流行している「ブラックインテリア」との相性も良く、シックで落ち着いた雰囲気になるでしょう。

安い洗面台が良い

リーズナブルでコストを抑えた洗面台であれば、パナソニックの「C LINE(シーライン)」がおすすめです。基本的な機能に抑えつつ、シンプルですっきりとしたデザインが特徴となります。水垢の付きにくい「スゴピカ水栓」や「タッチレス水栓」も付いているので、お掃除不要で家事も楽になります。

高級感のあるタイプにしたい

タカラスタンダードの「ELEENA(エリーナ)」は、気品のある「クォーツストーンカウンター」を使ったカウンターが特徴です。見た目に高級感があるだけでなく、熱や衝撃に強くアイロン掛けすることも可能です。鏡面には縦のライン照明があしらわれており、スタイリッシュな雰囲気となっています。また足元形状は、非日常感のある「フロートタイプ」も選べます。

まとめ

本記事では、洗面台主要メーカー6社の特徴やおすすめのブランド種類についてご紹介してきました。それぞれのメーカーごとに特色があり、強みも異なります。値段やデザインなどを考慮して、ご自宅に合った製品はどれなのか検討してみてはいかがでしょうか。

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