【誰でもできる】サッシの結露対策6選!結露をなくせるリフォーム工事についても解説

更新日:2023年06月23日

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冬になると発生するサッシの結露は、カビやダニの発生原因となり、放置し続けると建物の劣化や腐食を招く恐れがあります。本記事では、誰でも簡単にできるサッシの結露対策と結露を根本的になくせるおすすめのリフォーム工事について解説します。
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サッシに結露が起きる原因

冬の朝に窓ガラスやサッシ枠が水滴でびしょびしょになっていたり、暖かい部屋の中で氷に入ったガラスのコップが水滴でびしょびしょになっていたりなど、結露が起きている状態を見かけたことがあるという人は多いかと思います。

なぜこのようにサッシやコップに結露が発生してしまうのでしょうか?
こういった結露の発生は、気温の変化と空気中の水蒸気量が関係しています。

サッシに起きた結露を放置し続ける危険性

サッシに生じた結露を放置し続けると、次のように大事な建物や住宅に対して危険が及ぶ可能性が高まります。

  • カビ・ダニが発生する
  • 窓の周辺にシミができてしまう
  • シロアリなどの発生原因になる
  • 建物の劣化や腐食の原因になる

それぞれの危険性について以下で詳しく見ていきましょう。

カビ・ダニが発生する

サッシに生じた結露は、放置し続けると下へ流れて水が溜まっていきます。そして水が溜まってしまうと、常に濡れた状態が続いてしまい、痛んでカビが発生しやすい環境になってしまうのです。

さらに掃除を怠っていて埃がたまってしまっていると、さらにカビが繁殖しやすい環境となってしまいます。
カビが繁殖すると目に見えない胞子が放出されることによって、それをエサとしているダニが発生してしまうのです。

窓の周辺にシミができてしまう

サッシにできる結露の量が多い場合、窓の周辺部分に水が染み込んでしまいます。

染み込んでしまった水はシミの原因となり、これを放置し続けると壁紙が剥がれてしまったり、床下や石膏ボードなど建物内部への侵食にもつながったりするので危険です。

シロアリなどの発生原因になる

サッシの結露を長期間放置し続けると、シロアリなど住宅に有害な害虫の発生原因になります。

特に危険なシロアリの発生原因は「湿気・木材の腐食・日陰」の3つです。結露が発生して窓周辺部分に水が染み込んでしまうと、湿気が多くなり木材の腐食も進行します。

こうなるとシロアリの好む空間が出来上がってしまい、気づかないうちに建物内部で大量発生していたという事態にも陥りかねません。
最終的には大規模な修繕工事やリフォームを行わなければならない場合もあるので、サッシに結露が起きないような対策やこまめなお手入れをすることは重要です。

建物の劣化や腐食の原因になる

サッシに生じた結露は、建物内部に染み込んでしまうと劣化や腐食の原因になります。
長期間サッシに生じた結露を放置していて、木材や断熱材、建物内部の重要な柱や土台が気づかないうちに腐食していて大規模な修繕工事が必要になったというケースもあります。

ほとんどの人が軽視しがちなサッシに生じた結露ですが、最終的には建物の崩壊のような危険な事故が起きてしまう可能性もあるのです。

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【誰でも簡単にできる】サッシの結露対策6選

ここまで、サッシに生じた結露を放置し続けることによって発生する危険性について解説してきました。結露を0にすることは難しく、真空ガラスを使ったとしても内外の水蒸気量が異なるだけで結露を起こすこともあります。

ではこうした危険性を防ぐためには、どのように対策をすればいいのでしょうか?

ここでは、すぐに誰でも簡単にできるサッシの結露対策を6つ紹介します。

定期的に換気を行う


結露が発生しないように一番手軽にできる対策が、定期的に換気を行うことです。

特にお風呂やキッチン、洗濯物を室内干ししている室内などは水蒸気や湿気などが発生しやすい場所となります。

定期的に窓を開けて換気を行ったり、換気扇を回すように心がけたりなど、水蒸気や湿気がこもらないようにすると結露が発生することを防ぐことが可能です。

結露防止シートを利用する

結露防止シートとは、窓に貼ることで結露を防いだり、室内の断熱性を高める効果があるシートのことです。
100円ショップなどでも売られており、窓に貼るだけで簡単に結露対策ができます。ただし実際にはシートだけでは結露を完全に防ぐことは難しいので、定期的に窓を開けて換気をしたり、除湿機を使ったりなどその他の結露対策も行う必要があります。

また結露を防止する以外の効果として、結露防止シートを窓に貼ることで外からの熱や冷気が伝わりにくくなるので、エアコンやストーブなどの暖房の効きが良くなり、光熱費を節約することも可能です。

結露防止スプレーを使う

結露防止スプレーとは、窓に吹きかけることで結露の発生を軽減してくれるものです。
窓に結露防止スプレーを吹きかけることによって、散布した部分に薄く膜が張られることにより水分を弾いたり、吸収したりする効果があります。

同じような効果が得られる結露防止シートよりも作業工程が少なく、断熱性や防カビ効果を有したスプレーもあるので、手間をかけることなく結露対策をしたいという人におすすめです。
また、すりガラスや模様付きガラスなど対応している素材も多いので、結露防止シートを利用できない窓でも利用できます。
ただし、こまめに吹きかける必要があるなどの手間がかかるため、注意が必要です。

結露吸水テープを使う

結露吸水テープとは、厚み5mm程度の吸水する性質を持ったテープです。
結露の発生しやすい冬場に、窓ガラスがビショビショに濡れてしまい窓の下まで水が垂れて、窓枠や床面などが濡れて傷んでしまうことを防ぐために、窓ガラスの下部に貼り付けて吸水してくれるのが結露給水テープの特徴です。

ただし結露給水テープは、あくまでも発生した結露を吸水するためのものであり、結露が発生することを抑える目的の道具ではありません。
また吸水できる結露の水の量には限りがあるので、毎日のように結露を繰り返すひどい状況の場合には他の解決手段を取る必要があるでしょう。

台所用洗剤を利用する

ご自宅にある台所用洗剤も、結露対策には有効なアイテムです。
台所用洗剤に含まれている「界面活性剤」という素材には、水を弾いてくれる特徴があります。この特徴を利用して、窓ガラスの表面に薄い膜を作り出し、結露が発生するのを防ぐことが可能です。

台所用洗剤を結露対策として利用する際には、まず簡単に乾拭きをして窓表面の汚れを拭き取りましょう。その後台所用洗剤を20倍程度に水で薄めて、雑巾などに染み込ませ窓ガラス全体に塗ってください。

窓ガラス全体に台所用洗剤を塗れたら、最後にもう一度雑巾などで乾拭きをすればOKです。
ただし台所用洗剤の効果は、約1週間程度で落ちてしまいます。そのため手間はかかりますが、週に1回は台所用洗剤の塗り直し作業が必要です。

除湿機を使って結露が起きないようにする

空気中の水蒸気の量が増えてしまうと結露が発生しやすくなってしまいます。
そこで結露が発生しやすい窓の近くなどに、除湿機を設置することで空気中の水蒸気量が増えないように対策するのも結露対策としてはおすすめです。

また日頃からできるだけ洗濯物の室内干しをしないように心がけたり、結露が気になる場所の近くに水槽や鉢植えなど湿気を放出しやすいものを置かなかったりなど、室内の水蒸気量を増やさないように工夫をすることも大事です。

サッシの結露対策は窓ガラス・サッシの追加・交換リフォーム工事が最適

どれだけ自分で対策をしたとしても、根本的な原因を解決しなければサッシの結露問題は解決できません。
サッシの結露問題を根本的に解決したいのであれば、窓ガラスの追加や交換リフォーム工事などを行うのがおすすめです。

なぜ窓ガラスの追加・交換工事が結露対策には最適なのか、リフォーム工事を行うメリット・デメリットについて以下で詳しく見ていきましょう。

なぜ窓ガラス・サッシの追加・交換工事が結露対策に最適なのか

どれだけこまめに換気をしたり、スプレーやシートを使ったりしても結露の発生を完全に抑えることは難しいです。

特に寒暖差が激しい地域の場合、どれだけ結露対策をしたとしても、室内と外気温の大きな差によって結露が発生してしまうことを防ぐことはできません。

根本的に解決するためには、二重窓や結露対策が施された特殊なガラスに交換するなどリフォーム工事をする必要があります。

結露対策のためにリフォーム工事を行うメリット・デメリット

実際に結露対策のためにリフォーム工事を行う場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。まずは結露対策のためにリフォーム工事を行うメリットについて見ていきましょう。

【結露対策のためにリフォーム工事を行うメリット】

  • 結露の発生を防ぐ・少なくすることができる
  • 断熱対策になる
  • 特殊なガラスを設置すれば、日射対策にもなる
  • 音を遮断する素材を使えば、防音対策もできる
  • 窓の開け閉めなどが改善し、使い勝手が向上する
  • 破られにくい素材を使えば、防犯対策にもなる

このように窓のリフォーム工事を行う場合、使うガラスによっては断熱対策や防音対策などの効果もあります。

次に、結露対策のために窓のリフォーム工事を行うデメリットについて見ていきましょう。

【結露対策のためにリフォーム工事を行うデメリット】

  • 費用がかかる
  • ドアが開けにくくなることがある

結露対策のためにリフォーム工事を行う場合、ある程度の費用がかかります。また窓の気密性が良くなることによって、玄関のドアなどが開けにくくなる場合も。

ただし気密性の向上によってドアが開けにくくなった場合は、換気扇を回す時に窓を少し開けたり、吸気口のフィルターを定期的に清掃して空気を取り入れやすくしたりなどで簡単に対処することが可能です。

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リフォーム工事を行えばサッシの結露の悩みとはおさらば!

サッシに発生する結露は、カビやダニの発生から建物内部の腐食を招く危険な現象です。
結露は市販で売られている防水シートやスプレーなどで簡単に対策できます。しかし寒暖差が激しい冬の季節などは、結露が発生するのを完全に防ぐことは難しいでしょう。

どうしても発生してしまう結露を根本的になくすためには、リフォーム工事によって窓ガラスの交換や窓サッシの追加・交換を行うのがおすすめです。

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