樹脂サッシのリフォーム価格は?メリット・デメリットも紹介

更新日:2024年11月22日

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樹脂製の窓サッシは、家の断熱対策として効果が期待できます。そこで本記事では、樹脂サッシのメリットや主な種類について詳しくご紹介していきます。デメリットや解決策についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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樹脂サッシが気になる!断熱対策に有効?

建物の断熱性能を高めるためには、壁や屋根だけでなく「窓」も重要な要素です。実際に多くの熱が窓から出入りするため、樹脂サッシや断熱サッシを使用することで外部からの熱の影響を大幅に軽減できます。

樹脂サッシは金属よりも熱伝導率が低いため外気の影響を受けにくく、室内の温度を安定させるのに効果的です。これにより冷暖房の効率が向上し、エネルギーコストの削減にもつながるのです。このように樹脂サッシや断熱サッシは快適な住環境を作る上で欠かせない要素であり、断熱性能の向上に大きく寄与します。

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サッシの主な種類|価格や見分け方を比較

ここでは、サッシの主な種類についてご紹介します。特徴を比較することで、リフォームの際にお役立てください。

アルミサッシ

アルミサッシは強度が高く耐久性があり、腐食に強い点が特徴です。しかし熱伝導率が高いため、断熱性が低く結露が発生しやすいというデメリットがあります。そのため従来までの住宅では使われていたものの、最近では他のタイプが選ばれるケースが多くなっています。

樹脂サッシ

樹脂サッシはアルミと比べて熱伝導率が約1/1000と熱を伝えにくいため断熱性が高く、結露しにくい点が特徴です。室温を外に逃がしにくくなることで、エネルギー効率が向上します。
ただしアルミに比べて強度が低いため、大型窓には注意が必要です。紫外線による劣化も考慮して、適切なメンテナンスが求められます。

アルミ樹脂複合サッシ

アルミ樹脂複合サッシは、外側に耐久性の高いアルミ、内側に断熱性の高い樹脂を使用しているタイプのことを指します。強度と断熱性を兼ね備えており、結露や断熱性の面で優れているのが特徴です。
ただしコストが高めで、施工には細かな注意が必要です。そのため、価格と性能のバランスを考慮して選ぶようにしましょう。

木製サッシ

木製サッシは自然素材の美しさや高い断熱性が特徴で、住空間に温かみのある雰囲気を与えます。
ただし湿気や乾燥に弱く、腐食や変形が起こりやすいため定期的なメンテナンスが必要です。耐久性を保つために、防水処理や塗装を行うようにしましょう。

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樹脂サッシのメリット

ここでは、樹脂サッシを導入するメリットについてご紹介していきます。「どのサッシを選べばいいか迷っている」という場合には、ぜひ参考にしてみてください。

断熱性能が高い

樹脂サッシの大きなメリットの一つとして、高い断熱性能が挙げられます。樹脂は熱伝導率が低く外気の影響を受けにくいため、外の寒さや暑さを室内に伝えにくい素材です。これにより、冬は暖かい空気を室内に閉じ込めて夏は外からの熱を遮断する効果が期待できます。

基本的に窓は壁に比べて熱が出入りしやすいため、断熱性の高い樹脂サッシを導入することで冷暖房の効率が大幅に向上します。結果としてエアコンなどのエネルギー消費が抑えられ、光熱費の削減にもつながります。また温度のムラが少なく快適な室内環境を維持しやすくなるため、居住者の体感温度も安定して健康面でもプラスの効果があります。

断熱性能が高いと窓周りの結露も発生しにくくなるため、窓の劣化やカビの発生を防止できる点もメリットです。このように樹脂サッシの導入は、断熱性能向上により快適で経済的な住環境を作り出します。

結露防止につながる

樹脂サッシは、結露防止に大きな効果を発揮します。そもそも結露は、室内外の温度差により窓枠が冷やされて空気中の水分がサッシに付着することで発生します。
しかし樹脂サッシは熱伝導率が非常に低いため、サッシ自体の温度変化が少なくなります。これにより、室内外の温度差が大きい場合でも窓枠に結露が生じにくくなるのです。

結露が少ないと窓周りの湿気も軽減できるため、カビやダニの発生を抑制する効果も期待できます。特に梅雨時や冬季など結露が頻繁に発生しやすい季節には、室内の空気質を改善して家全体の健康的な環境を維持しやすくなるのがメリットです。
結露が少ないと窓やサッシの寿命も延びてメンテナンスの手間も軽減されるため、住宅の長期的な維持管理にも貢献します。こうした理由から、樹脂サッシの導入は快適で清潔な住環境を保つために効果的です。

【関連記事】【誰でもできる】サッシの結露対策6選!結露をなくせるリフォーム工事についても解説

カラーの種類が豊富

樹脂は加工がしやすく様々な色や質感に仕上げられるため、住宅の外観やインテリアに合わせたバリエーションが豊富に展開されています。従来の金属製サッシにありがちなシンプルで無機質な印象を払拭し、住宅全体のデザイン性を向上させたい場合におすすめです。
例えばシックなインテリアにはブラックやグレー、ナチュラルな雰囲気であれば木目調など、多様な選択肢を選べるのがメリットです。

また樹脂サッシは耐久性に優れており、カラーの退色や劣化が起こりにくくなっています。特殊な表面処理が施されているため直射日光にさらされても色あせしにくく、長期間にわたって美しい外観を保てます。これによりメンテナンスの手間やコストも抑えられるため、経済的なメリットも大きいです。

カラーを適切に選ぶことでオリジナリティのある住まいが実現でき、快適でスタイリッシュな空間となります。樹脂サッシの多彩なカラー選択肢は、機能面だけでなくデザイン面でも住宅に大きな価値をもたらします。

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樹脂サッシのデメリット|後悔しないための解決策

ここでは、樹脂サッシの主なデメリットについてご紹介していきます。解決策も合わせてまとめているので、リフォーム時にはぜひ参考にしてみてください。

窓全体の重量が重くなる

樹脂サッシのデメリットの一つは、窓全体の重量が重くなることです。樹脂サッシはアルミサッシと比べ、強度を確保するために厚みが必要になるので重くなります。そのため、特に大きな窓にサッシを設置する際には、取り扱いや施工時に注意が必要です。

窓が重いと、取り付けや取り外しの際に手間がかかるだけでなく、壁やサッシの構造に対しても負担をかける可能性があります。そのため、設計段階でしっかりとした支持構造を考慮する必要があります。また重量が増すことで、窓を開け閉めする際に操作が重く感じられることがあり、特に高齢の方や小さなお子さまには不便なことがあります。

さらに重量が増すことにより、窓を支えるためのヒンジやレールなどの金具もより強固なものを選ばざるを得ない場合があります。これにより、初期投資やメンテナンスコストが増加する場合もあるため注意しましょう。

【解決策】リフォーム箇所をよく検討する

樹脂サッシの重量対策としては、「リフォーム箇所をよく検討する」ことが重要です。窓のサイズや種類、取り付け場所を慎重に選ぶことで、重量に関する問題を軽減できます。リフォームの際には、既存の窓の位置や構造を考慮することが大切です。
例えばリビングの大きな窓は、日差しが入りやすく断熱性が求められるため樹脂サッシが適しています。一方で居室以外の窓に関しては、軽量な他の素材も検討することで適材適所の選択ができます。

リフォーム箇所をよく検討することで、樹脂サッシの持つ優れた断熱性能や結露防止のメリットを享受しながら、窓の重量に伴うデメリットを軽減しましょう。

価格が比較的高い

樹脂サッシは、他の種類と比べて価格が比較的高いことが多いです。優れた断熱性能や結露防止効果を持つ一方で、初期コストが高くなってしまうのがデメリットと言えます。
価格が高いことで、初めて樹脂サッシを導入しようと考えている方にとって大きなハードルとなることがあります。特にリフォームや新築を計画している場合、予算内での調整が求められるため、他の素材との比較を行うことが重要です。

ただし長期的な視点では、エネルギー効率の向上やメンテナンスの手間の軽減が実現する点も考慮しましょう。総合的なコストパフォーマンスを比較して、サッシを選ぶことが大切です。
さらに樹脂サッシは耐久性やメンテナンス面でも優れた特性を持っており、長期にわたって使用することでトータルコストが抑えられる可能性があります。価格の面でのデメリットを理解した上で、性能やメンテナンス性、快適性を総合的に考え、最適な選択を行いましょう。

具体的な費用は窓の大きさやメーカーによって費用が変わりますが、1ヵ所あたり約25万円~60万円程度かかります。インナーサッシとしての費用としては1ヵ所あたり約10万円~18万円程度となります。ただし、インナーサッシをする場合は取付場所などの制限がかかる場合があるため、注意しましょう。
※処分費及び養生費は別途費用がかかります。

【解決策】相見積もりを取る

樹脂サッシの価格に関する解決策の一つとしては、「相見積もりを取る」方法がおすすめです。相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取得して比較検討することを指します。これにより、最適な価格や条件が見つけやすくなります。

まず、複数の業者からの見積もりを取得することで、価格の相場を把握できます。同じ条件であっても業者によって価格が異なることが多いため、相見積もりを行うことで相場が分かります。
また価格だけでなく、サービス内容や施工品質、アフターサービスの違いも確認すると、総合的なコストパフォーマンスを評価できます。相見積もりを通じて得られた情報は、樹脂サッシの導入だけでなく、他の建材や施工においても活用できるため、将来的なリフォームや新築計画においても有益です。

費用負担を軽減するには、補助金の活用もおすすめです。例えば環境省が実施している「先進的窓リノベ2024事業」では、樹脂サッシのリフォームに対して補助金が交付されます。
ただし2024年の補助金は、2024年11月30日をもって交付申請の予約の受付を終了することが、新着情報に記載されています(2024年11月01日 発表)。2025年の補助金交付については、環境省のHPをご確認ください。

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まとめ

窓は熱の出入りが起こりやすい箇所なので、断熱性の高いタイプを選ぶのがおすすめです。樹脂サッシは断熱性向上の効果が期待できるため、リフォーム時にはぜひ導入してみてはいかがでしょうか?

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