高窓リフォームのメリットとは|後悔しやすいポイントと解決策も

更新日:2025年01月16日

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高窓は比較的高い位置にある窓で、日差しが差し込むおしゃれな空間にぴったりです。そこで本記事では、高窓のメリットや、具体的な間取りのアイディアについてご紹介します。リフォームでのよくある疑問についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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高窓とは

高窓(たかまど)とは、通常、天井や屋根近くの高い位置に設置される窓のことを指します。一般的な窓よりも高い位置に取り付けられ、自然光を取り入れたり換気を促進したりするために使われます。

高窓は室内に自然光を効果的に導入できるため、暗くなりがちな空間に光を供給したい場合に有効です。天井近くに設置することで、外からの視線を遮りつつ部屋を明るく保つのに役立ちます。

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高窓のメリット

ここではまず、高窓のメリットについてご紹介します。「自宅に高窓を設置したいけれど迷っている…」という場合には、ぜひ参考にしてみてください。

自然光が入り明るくなる

外壁に面した通常の窓では、直射日光が部屋の一部に集中して影ができやすいのが悩みどころです。高窓を設置すれば、日光が部屋全体に均等に広がり、自然で快適な照明が得られます。

自然光が豊富に入ることで照明器具の使用頻度が減り、昼間のエネルギー消費を抑える効果も期待できます。これにより、光熱費の節約にもつながります。

プライバシーを確保しやすい

高窓は一般的に壁面の高い位置に設置されるため、外部からの視線を気にすることなくプライバシーを確保するのに非常に役立ちます。特に都市部や密集した住宅地などでは、隣家の窓からの視線や通行人から見られることが気になるケースがありますが、高窓を設置することでその問題を回避できます。

プライバシーを守りながらも開放感や明るさを確保できるため、特に寝室やリビングルーム、トイレや浴室など、プライバシーが重要な空間に適しています。

壁面を広く確保できる

通常の窓は下部に設置されるため、家具やデコレーション、収納スペースなどがその近くに配置できない場合があります。しかし高窓を採用することで壁面を広く確保でき、空間をより自由に使えるのがメリットです。窓下の壁面スペースが空くため、家具や収納をレイアウトしやすくなります。

これはデザイン的にも重要で、壁をフラットに保ちたい場合や大きな絵画や棚を飾りたい場合にも便利です。高窓は室内の見た目をすっきりさせられるため、特にコンパクトな部屋やデザイン性を重視した部屋に適しています。

防犯性が高い

高窓は通常の窓に比べて外部からアクセスしづらく、侵入者が窓を通じて室内に侵入することが難しくなります。特に一階に設置された高窓は、外部からの視線や手の届きにくい位置にあるため侵入者にとっては不便であり、窓からの侵入を試みるリスクが低くなるため安全です。

さらに防犯目的で強化ガラスやセキュリティフィルムを使うことも可能で、物理的な防御を強化できます。

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高窓がおすすめの間取りアイディア

ここでは、高窓がおすすめの間取りアイディアについてご紹介します。具体的なイメージを見ることで、ご自宅の状況に応じたリフォームを行いましょう。

吹き抜けリビング

吹き抜けリビングに高窓を取り入れることで自然光が豊富に入るようになり、広く開放感のある空間にできます。天井の高さを活かして高窓から差し込む光がリビング全体に均等に広がり、昼間の照明使用を減らすことにもつながるのがメリットです。

また高窓は外からの視線を避けられるため、プライバシーを保ちながらも、光を最大限に活用できる点が魅力です。デザイン的にも、高窓を設置することでモダンで洗練された印象を与え、リビング空間をより魅力的に演出します。

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寝室

寝室の高窓は、プライバシーを守りながら十分な自然光を取り入れたい場合におすすめです。特に住宅地などで隣家の視線が気になる場合、高窓は外からの視線を遮り、安心して過ごせる空間を作り出します。

また朝日を迎える位置に高窓を配置すれば、心地よい朝の光が部屋全体に広がって目覚めが快適になります。寝室はリラックスする場所であるため、自然の光を取り入れつつ、過度な直射日光を避けられるのもメリットです。

もし光がまぶしすぎて睡眠に支障をきたす場合には、カーテンやブラインドを設置するのがおすすめです。窓の方角やサイズについては、専門業者と一緒に相談してみましょう。

廊下・階段

廊下や階段は通常、自然光が入りにくい部分ですが、高窓を設置することで暗くなりがちな空間を明るく保てます。特に階段部分に高窓を取り入れることで、上階への明るい導線ができ、視覚的にも広がりが生まれるのが魅力です。

また廊下に高窓を設けることで、外部の視線を避けながら室内の雰囲気を明るく保てます。さらに開閉可能な高窓であれば、風通しが良くなって家全体の換気を促進する役割も果たすためおすすめです。これにより湿気や臭いのこもりを防ぎ、清潔で快適な通路空間が実現します。

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トイレ・浴室

トイレや浴室は閉鎖的な空間になりがちですが、高窓を配置することで外からの視線を気にすることなく光を取り入れられます。これにより、空間が明るく広く感じられるのがメリットです。

また高窓は換気にも役立ち、湿気のこもりやすいトイレや浴室内では特に便利です。これにより湿度やカビの発生を抑制し、快適な空間を保てます。特に換気扇の設置が難しい場合、高窓からの自然な換気効果がおすすめです。

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高窓で後悔しやすいポイントと解決策

ここでは、高窓でよくある後悔をまとめてご紹介します。解決策も合わせてチェックすることで、リフォームの失敗を防ぎましょう。

開閉が不便

高窓は基本的に開閉できないFIX窓にされることが多いですが、開閉式の場合には手が届きにくく不便になるケースがあります。

特に手動で開け閉めをするタイプの窓では脚立やハシゴを使わないといけない場合もあり、危険を伴うことがあります。特に換気を頻繁に行いたい場所や、温度調整のために窓を開け閉めする必要がある部屋では問題です。また高い位置にあるため掃除も難しく、長期間にわたって汚れが溜まりやすいというデメリットもあります。

【解決策】電動開閉タイプを選ぶ

この問題を解決するためには、電動開閉タイプの高窓を選ぶ方法があります。最近ではリモコンやスマートフォンアプリで操作できるものもあり、手が届かない位置にある高窓でも簡単に開け閉めができるのがメリットです。

メンテナンスがしやすい設計になっているものも多く、掃除や機能の点でも便利です。ただし価格は比較的高価なので、コスト面を考慮して計画しましょう。

日差しがまぶしい

高窓が南向きに設置されている場合、直射日光が強すぎて室内が非常に暑くなったり、まぶしくなったりすることがあります。特に夏の時期や日差しが強い地域では、午前中や午後の特定の時間帯に強い光が差し込み、室内温度が急激に上昇することがあります。

これにより冷房の使用頻度が増えてエネルギー消費が高くなるだけでなく、居住空間が不快に感じられることもあります。また紫外線が強いと家具やカーペット、カーテンなどが色あせる原因にもなり、損傷を避けるためには注意が必要です。

【解決策】北側に設置する

この問題に対する解決策としては、北側に高窓を設置することが有効です。北側からの光は直射日光が少なく、柔らかな自然光となるのがメリットです。これにより室内に過度な日差しが差し込むことなく、快適な明るさを維持できます。また北側に設置することで温度上昇も抑えられ、夏場でも涼しく過ごせます。

さらに日差しによる家具の色あせを防げるため、長期間にわたって快適な空間を維持できます。特にリビングや寝室など、日常的に過ごす時間が長い場所に高窓を設置する際にはおすすめです。

もし北側に窓を設けることが難しい場合は、シャッターやブラインドを使用することで過度な直射日光を調整する方法もあります。

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高窓で気になる疑問

ここでは、高窓に関するよくある疑問についてご紹介します。

高窓はリフォームで増設可能?

高窓の増設は、既存の住宅にリフォームで取り入れることが可能です。ただし増設する場所によっては構造的な改修が必要となる場合があり、耐震性や防水性を考慮した設計が求められます。

具体的には外壁の構造や窓の設置位置について、十分に考慮する必要があります。特に壁を切り抜いて新たに窓を設置する場合、工事の規模が大きくなることがあるため注意しましょう。

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高窓にカーテンはいらない?

高窓にカーテンを設置する必要があるかどうかは、設置場所と目的によって異なります。通常は人の目線が届かないため、プライバシーを守るためのカーテンは必ずしも必要ではありません。

しかし日差しの強い時間帯に光の量が気になる場合や、夜間に外から室内が見えることを避けたい場合には、カーテンやブラインドを取り付ける方が快適に過ごせます。  カーテンを設置することで部屋の温度調整がしやすくなるため、特に直射日光が強い場所では、光を調整することを検討しましょう。

高窓の掃除方法は?

高窓の掃除は、手が届きにくいため少々手間がかかります。高窓が位置する高さや構造によっては、脚立やハシゴを使わないと掃除ができない場合があります。この際、脚立の安定性に十分注意し、安全な場所に置くことが重要です。また掃除中に窓ガラスが破損しないように、道具を慎重に扱うようにしましょう。

また伸縮性のある掃除道具(長いハンドルが付いた窓拭き用クロスやモップ)も多く登場しているので、必要に応じて活用するのがおすすめです。掃除時には窓ガラスの汚れが溜まりにくいように、防汚コーティングを施すことも検討しましょう。

おすすめの方角は?

高窓の方角は、一般的には北向きや南向きが選ばれることが多いです。 北向きの高窓は直射日光が少なく柔らかな光が差し込むため、夏の暑さを避けたい部屋や強い日差しを避けたい場所に適しています。特に、寝室やリビングに設置する場合、自然な光を取り入れつつ、快適な環境を保つのにぴったりです。

一方で南向きの高窓は、寒い季節には暖房の負担を減らすことにつながります。南向きは太陽の光が入りやすいため、温かい空間となります。しかし夏の日差しの強い時間帯には、適宜遮光カーテンやブラインドを利用することが望ましいです。

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高窓リフォームの費用目安

高窓のリフォーム費用は、設置場所や窓の種類、規模、工事の内容によって大きく異なりますが、一般的な目安としては以下のようになります。

工事の種類 費用目安
窓ガラスの交換 1ヵ所あたり約20,000~50,000円程度

【内訳】
ガラス本体:約10,000~30,000円程度
施工費:約10,000~20,000円程度
サッシの交換 1ヵ所あたり約200,000~500,000円程度

【内訳】
サッシ本体:約150,000~400,000円程度
工事費:約50,000~100,000円程度
窓の増設 1ヵ所あたり約300,000円~500,000円程度

【内訳】
サッシ:約200,000~350,000円程度
施工費:約100,000~150,000円程度
内窓の設置 1ヵ所あたり約50,000~100,000円程度

【内訳】
本体:約30,000~70,000円程度
施工費:約20,000~30,000円程度

※窓の大きさや種類によっては費用が変わります。
※処分費及び養生費は別途費用がかかります。
※足場設置費は別途費用がかかります。

ただし大規模なリフォームや特殊な設置条件の場合は、上表より多く費用が掛かることもあります。特に既存の構造の変更、設備の追加(電動開閉など)が多い場合、トータルコストに配慮して計画しましょう。

高窓のリフォームはデザイン性や機能性が大きく関係するため、費用対効果を考えて事前にしっかりとプランを練ることが重要です。できれば複数の業者に見積もりを依頼し、価格や品質を比較することをおすすめします。いくつかの見積もりを比較して検討することで相場が分かりやすくなり、ご自宅の状況に応じた高窓のリフォームが行いやすくなります。

実際の見積もり依頼の際には、インターネットの見積もり比較サイトを利用するのがおすすめです。複数の業者にまとめて依頼を行えるため、作業が効率化できます。いつでもどこからでも依頼可能なので、特に忙しい方にはぴったりです。

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まとめ

高窓のある空間は、光が柔らかく差し込むおしゃれでスタイリッシュな印象に仕上がります。特に寝室やリビングに配置する場合、プライバシーが守りやすい点も魅力です。本記事でご紹介した高窓の計画ポイントや注意点を参考に、ぜひリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?

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