浴室の換気扇を交換したい!|費用やリフォーム方法を紹介

更新日:2024年09月26日

更新日:2024年09月26日

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浴室は湿気が溜まりやすい環境なので、換気扇を使って湿度を適切に保つことが重要です。本記事では浴室換気扇のメリットや種類、交換するべきサイン等についてご紹介していきます。これから浴室換気扇のリフォームを検討されている場合には、ぜひ参考にしてみてください。

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浴室換気扇のメリット

ここではまず、浴室換気扇のメリットについて整理しておきます。適切に換気を行うことで快適な環境に整えられるため、ぜひ換気扇の状態を良好に保つように心掛けましょう。

湿気対策

湿気は、建物の構造物にダメージを与える原因になってしまいます。特に木材は湿気に弱く、木造住宅の場合には構造部材の腐敗や劣化を引き起こす可能性があるのです。そのため換気扇を使用することで湿気をコントロールし、建物の状態を保ちましょう。また湿気の多い浴室だと臭いがこもりやすく、不快感を引き起こすこともあります。換気扇を使用することで湿度を減らし、快適な浴室環境を維持するのがおすすめです。

換気扇を使用することで浴室内の空気を効果的に循環させ、新鮮な空気を取り入れられます。これにより湿気だけでなく、臭いや有害な化学物質も排出できます。また湿気が多いと、窓や鏡に結露が発生しやすくなります。換気扇の使用で結露の発生を防ぎ、掃除の手間を減らせるのもメリットです。このように浴室換気扇は湿気対策として非常に有効であり、浴室の衛生管理や快適な環境作りに大いに役立ちます。

カビ予防

カビは湿気が多い環境で繁殖しやすいため、浴室内の湿気を効果的に排出することが重要です。換気扇を使用することで湿気をスピーディーに排出し、カビの繁殖を防げます。浴室内の空気を循環させて新鮮な空気を取り入れることで湿気がこもるのを防ぎ、カビの発生を抑えられるのです。そして湿気が多いと、壁や天井に結露が発生しやすくなります。結露はカビの発生源となってしまうため、換気扇を使用して結露を防ぐこともカビの予防に繋がります。

入浴後には基本的に換気扇を使用するようにすれば、湿度を低く保てます。定期的な換気は、カビの予防に非常に効果的です。また換気扇のフィルターを定期的に清掃することで、換気効率が維持されて効果的な湿度管理が可能になります。これにより、カビの予防効果が高まります。

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浴室の換気扇を交換するサイン

ここでは、浴室の換気扇を交換するサインについてご紹介します。換気扇はいきなり壊れる場合もありますが、不調が少しずつ重なって故障につながるケースも多いです。そのためご自宅の換気扇に少しでも異常を感じたら、すぐに専門業者に点検を依頼してみましょう。

もし異常が発生していない場合でも、築年数が経っている場合には一度メンテナンスを行っておいた方が安心です。不具合が発生する前に予防することで、大きな事故やトラブルを抑制できます。

換気能力の不足

換気能力の不足を感じる場合、換気扇のフィルターやファンにほこりや汚れが溜まっていることが原因と考えられます。これにより換気効率が低下してしまうため、フィルターの掃除が必要です。メーカーの取扱説明書に従って取り外し、洗浄作業を行いましょう。簡単な掃除であれば自分で行える場合も多いですが、掃除業者に依頼することで手間を減らす方法もあります。

フィルターの掃除で解決すれば問題ありませんが、他の原因も考えられます。ダクトの詰まりや換気扇の寿命、電気系統の問題の場合、専門業者によるメンテナンスが必要です。特に長期間使用している場合には、換気扇の交換を検討しましょう。また、そもそも浴室の大きさに対して換気扇の能力が不足している場合、十分な換気ができません。場合によっては、換気能力の高い製品に交換することもおすすめです。

換気扇が動かない

換気扇が動かない場合、動かない原因は複数のケースが考えられます。故障かどうかを判断するためには、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 電源の確認
  • スイッチの故障
  • フィルターやファンの詰まり
  • 配線の問題
  • 内部部品の故障

まず、電源やスイッチが正常に接続されていない場合が考えられます。他の電気機器が正常に動作しているか確認し、ブレーカーが落ちていないかチェックしましょう。また、換気扇の電源プラグやスイッチが正しく接続されているかも確認します。

そしてフィルターやファンに大量のほこりやゴミが詰まっていると、換気扇が動かないことがあります。一度取り外して清掃し、再度取り付けて動作を確認しましょう。また換気扇の内部配線や部品に問題がある場合にも、作動しないことがあります。このケースでは、配線の確認や修理を専門の電気工事店に依頼するのがおすすめです。

どうしても問題が解決しない場合は、換気扇が故障している可能性が高いため、専門業者に点検や修理を依頼してみて下さい。特に電気配線関係のトラブルは、自分で修理するには危険が伴います。漏電や感電事故を防ぐためにも、自分だけで行うことは避けましょう。

換気扇の異常音

換気扇から異常音が鳴っている場合、故障の前兆である可能性があります。まずフィルターやファンの汚れが原因の場合、正常にファンが回転しないことで異音が発生します。このケースでは、掃除を行うことで解決することが多いです。そして回転軸の潤滑油が不足している場合にも、小さな異音が発生します。潤滑油を補充すれば異音は無くなるため、早めにメンテナンスを行いましょう。

もし潤滑油不足のまま使用し続けると、モーターの不具合や回転軸のズレに発展してしまうことがあります。「カタカタ」という異音が発生している場合には、部品の修理が必要なことも多いです。モーターの交換や修理が必要になるため、専門業者に依頼することをおすすめします。また使用状況によっては湿気による部品のサビ、経年劣化で異音が発生していることも考えられます。特に長期間使用し続けている浴室換気扇の場合には、少しでも異変を感じたら専門業者に点検を依頼してみましょう。

エラーメッセージの表示

エラーメッセージが表示された場合、既に何らかの問題が発生している可能性が高いです。そのため、具体的なエラーメッセージに基づいて問題を特定しましょう。主なエラー内容の例としては、下記の項目が挙げられます。

  • センサー異常
  • 電源電圧異常
  • 部品故障
  • リモコン異常
  • モーター異常
  • 動作異常

どの異常が発生しているかは、各メーカーによって個別のエラーメッセージが設定されています。取扱説明書やメーカーのサポートページを参照し、エラーメッセージの内容と対策を確認しましょう。リセット操作で解消できる場合もありますが、その後も不調が続く場合には点検が必要です。問題を放置すると、換気扇の性能低下やさらなる故障の原因につながる可能性があります。メーカーのサポートセンターや修理業者に依頼して、調査するのがおすすめです。

設置から年数が経っている

設置から年数が経っている場合、換気扇の故障が起こる可能性が高くなります。これは、電気系統の一般的な寿命や使用環境による摩耗、劣化などが原因です。モーターやファンなどの部品は使用するたびに摩耗し、年数が経って部品が劣化することで故障のリスクが高まってしまうのです。そのため定期的な点検や必要に応じた部品交換を行うことにより、故障を防ぐ必要があります。

基本的には取扱説明書に記載されている使用方法やメンテナンス方法を守ることで、換気扇を長く使い続けられます。しかし設置から年数が経った換気扇は、故障のリスクが高まるため、早めの対策と定期的なメンテナンスが重要です。また電気系統の異常は、最悪の場合漏電や火事の原因になってしまいます。できる限り不調が起こる前に点検を行い、異常が見つかった場合は早めに修理や交換を行いましょう。

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浴室換気扇の種類

ここでは、浴室換気扇の種類についてご紹介していきます。

プロペラファン

プロペラ型の浴室換気扇とは、扇風機のような形状をしているタイプのことを指します。中央に設置されたプロペラが回転することで空気を吸引し、外部に排出する仕組みです。構造がシンプルで比較的低コストで製造できるため、価格も手頃なものが多いです。比較的築年数の古い住宅で採用されているケースが多く、屋外に面している壁に設置されています。

大量の空気を排出できるため、短時間で換気を行えるのがメリットです。また構造がシンプルで掃除が簡単なので、普段のメンテナンスも比較的簡単になります。プロペラやフィルターを取り外して清掃することで、性能を維持できます。またシンプルな作りのため、故障しにくいのも特徴の一つです。

ただし外部の風圧の影響を受けやすく、高層ビル等には不向きとなります。そしてプロペラの回転による風切り音が発生するため、特に夜間など静かな環境では騒音が気になる場合があります。また基本的な換気機能に特化しているため、高度なセンサーやタイマー機能は付いていないタイプが多いです。そのため、リーズナブルに必要最低限の機能が使えれば十分という場合におすすめです。

シロッコファン

シロッコ型の浴室換気扇とは、多数の羽根(ブレード)を持つ円筒形のファンのことを指します。羽根が円周に沿って配置されており、効率的に空気を吸引して外部に排出できるのが特徴です。そのためプロペラファンとは異なり、高層住宅でも効率的に換気できます。また通常のプロペラファンに比べて、風量と静圧(風の圧力)が高くなります。そのためダクトが長い場合でも、効果的に換気することが可能です。

浴室の暖房機能や乾燥機能を付けたい場合には、シロッコファン型になります。タイマーなど便利な機能が搭載されているモデルもあるため、リフォームにおすすめです。ただしプロペラファンよりも費用が比較的高くなるので、予算を考慮して選ぶようにしましょう。

【関連記事】浴室乾燥機の後付けリフォームとは|おすすめメーカーや注意点

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浴室換気扇交換の費用目安

ここでは、浴室換気扇交換の費用目安についてご紹介します。ご自宅の換気扇の状況や予算によって、適したリフォーム方法は異なります。費用目安を知ることで、判断の参考にしてみてください。ただし費用はあくまでも一般的な価格帯なので、実際の金額とは異なる場合があります。詳しい費用を知りたい場合には、ぜひ専門業者に見積もり依頼をしてみてください。

全交換

浴室換気扇を全交換する場合の費用目安は、相場として約30,000円~40,000円程度となります。

(内訳としては本体機器は約10,000円~20,000円程度です。交換作業は約10,000円前後となり、諸経費として約10,000円程度です。)

※養生費及び処分費は別途費用がかかります。

※メーカーやタイプによって価格が変わります。

※浴室乾燥機付きの換気扇の場合は相場費用が大きく変わります。

具体的な費用内訳としては「換気扇の本体価格・交換作業費・諸経費」といった内容が含まれます。一般的には、プロペラファンよりもシロッコファンの方が高額になります。

ただしご自宅の状況によっては取り付けられるタイプが限定されてしまう場合もあるため、現在の換気扇の設置場所や電気配線、ダクトの状況を確認することが重要です。サイズや取り付け方法が異なる場合、追加の工事が必要になることがあります。換気扇のリフォーム後も長く使い続けるため、定期的な清掃や点検を行う計画を立てておきましょう。これには、フィルターの清掃やファンの点検などが含まれます。

部分交換

浴室換気扇を部分交換する場合の費用目安は、修理手間として約15,000円~20,000程度に部品としてモーターは約1万円前後です。フィルターは約800円~2,000円程度となります。フィルター交換は依頼するより、自身で交換する方が費用を抑えることができます。

※部品取替においてメーカーの種類を必ず確認を行いましょう。

具体的には「フィルター・ファン・モーター・ダクト・スイッチ」といった各部分の交換工事が含まれます。既存換気扇の状態が良好であれば、故障部分だけを交換することでリフォームできる場合もあります。部分交換は全交換よりも手間が少なく、費用も安く済むことが多いです。

ただし交換する部品については、現行の換気扇に適合しているか確認する必要があります。DIYでは選定が難しいため、専門業者に依頼する方が安心です。業者に依頼することで、交換する部品以外にも点検を行ってもらえます。必要であれば、追加の部品交換やメンテナンスを検討しましょう。複数の箇所をまとめてリフォームした方が、工期や費用を節約できる場合が多いです。

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浴室換気扇の交換でよくある疑問

ここでは、浴室換気扇の交換でよくある疑問についてご紹介します。換気扇の不調は浴室全体の状態にも関わるため、定期的なメンテナンスが必要です。事前に疑問を解消しておくことで、後悔の無いリフォームに活かしてみてください。

浴室換気扇を長持ちさせるには?

浴室乾燥機の耐用年数は、一般的に約10年程度となります。ただし一概に決まっている訳ではなく、使用頻度やメンテナンスの状況、使用環境によって変動します。長持ちさせるためには、まず定期的な掃除が欠かせません。フィルターは汚れやすいため、取り外して掃除を行いましょう。ほこりや汚れが詰まると換気効率が低下し、モーターに負担が掛かってしまいます。

入浴後は湿気を排出するために、必ず換気扇を回すようにしましょう。長時間使用する場合は、タイマー機能を利用すると便利です。もしプロペラファン型の換気扇を使用している場合、シロッコファン型にリフォームした方が多機能になります。

もし異常な音がする場合や動作がスムーズでない場合は、早めに点検を行いましょう。異常音は、モーターやファンの不具合の兆候です。早めにメンテナンスを行うことで、大規模な修理をしなくても済む場合が多くなります。消耗部品(フィルター、ファン、モーターなど)を交換する際は、メーカー推奨の部品を使用しましょう。こういった対策を講じることで換気扇の状態が良くなり、快適な浴室環境を維持できます。

浴室換気扇の交換費用を安くするには?

浴室換気扇の交換には費用が掛かりますが、工夫することで費用を抑えることも可能です。具体的には複数のメーカーやモデルの価格を比較し、コストパフォーマンスの良い製品を選ぶのがおすすめです。また必要最低限の機能を持つシンプルなモデルを選ぶと、リーズナブルにできる場合があります。多機能な製品は高価になってしまうため、必要のない機能を省くことでコストを抑えましょう。

そして、リフォーム業者選びも意外と重要なポイントです。基本的には遠方の業者よりも地元に近い方が、出張費等を抑えられます。しかし「どの業者に依頼したらいいのか分からない…」という場合には、複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。価格やサービス内容を比較して、適切な業者を選びましょう。その際、インターネットの見積もり比較サイトを利用すると便利です。価格の安さで決めるのではなく、アフターサービスや評判も考慮すると総合的な満足度が高くなります。

DIYで交換できる?

浴室換気扇のフィルター交換といった簡単な工事であれば、DIYで自分で行える場合もあります。リフォーム業者への依頼費用が掛からないため、リーズナブルにできるのがメリットです。しかし電気配線に関わる工事の場合、安全性が確保できないため必ず専門業者に依頼するようにしましょう。誤った配線や不適切な取り付けが原因で、火災のリスクが高まることがあります。特に電線の接続が不十分だと、過熱による火災が発生する場合もあるため注意が必要です。

またDIYで交換を行うと、製品保証が無効になってしまう場合があります。メーカーは専門業者による設置を前提として保証を提供していることが多く、DIYで事故や故障が発生した場合は保証されないことがあるのです。そして専門業者であれば、万が一のトラブル時にもアフターサービスを提供しています。リフォームは工事が終わったら完了ではなく、その後の生活の方が重要です。丁寧なサポートが受けられることで、安心して工事を任せられます。工事費用はDIYより掛かってしまいますが、総合的な満足度や品質を考慮するとリフォーム業者に依頼した方が安心です。

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まとめ

浴室は湿気が溜まりやすい場所なので、状態が良くないとカビや雑菌が繁殖してしまいます。そのため換気扇を適切に活用することで、良好な状態に保つ必要があるのです。もし不調を感じた場合には、早めにリフォームを行ってメンテナンスしましょう。またリフォーム業者を選ぶ際には、インターネットの見積もり比較サイトを利用するのがおすすめです。複数の業者の見積もりを比較することで、適切な価格や工事内容を把握しやすくなります。

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