外構リフォームの費用目安や工事内容を紹介|補助金活用でお得に!

更新日:2024年10月02日

更新日:2024年10月02日

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外構は家の周囲から最初に目に付く場所なので、見た目を美しく整えることで家全体の印象も良くなります。そこで本記事では、外構リフォームのメリットや種類、費用目安についてご紹介します。これから外構のお手入れを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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外構リフォームとは

外構リフォームとは、家の外周や庭、エクステリア全般の改修や改装のことを指します。具体的には、以下のような内容が含まれます。

リフォーム項目 内容
フェンス・塀の設置・修繕 プライバシーや防犯対策のために、新たにフェンスや塀を設置したり、古くなったものを修繕したりする。
門扉の交換 入口の門扉やゲートを新しくすることで家の外観を向上させたり、防犯性能を強化したりする。
駐車場の整備 駐車スペースを拡張したり、新たに設けたりする。車庫やカーポートの設置も含まれる。
庭の改装 ガーデンデザインの変更、植栽の入れ替え、ウッドデッキやテラスの設置など。
舗装工事 玄関アプローチや庭の通路、駐車スペースの舗装を新しくしたり、既存の舗装を修繕したりする。
照明の設置 夜間の安全性やデザイン性を高めるために、外構に照明を取り付ける。
外部水栓の設置・交換 庭での水やりや洗車などに便利な外部水栓の設置や交換。

外構リフォームは、家の美観や機能性を向上させるだけでなく、防犯やプライバシーの確保、生活の利便性向上にもつながります。そのため、少しでも生活に不便を生じたらぜひリフォームを検討してみましょう。

外構とエクステリアの違い

外構とエクステリアは、どちらも家の外側に関する部分を指しますが、意味や使われ方に若干の違いがあります。まず「外構」は、フェンス、塀、門扉、駐車場、玄関アプローチ、庭の通路、外部水栓など具体的な構造物のことを指していることが多いです。

一方で「エクステリア」は、家や建物の外側全体のデザインや見た目に関わる空間全体のことを指しているという違いがあります。植栽、照明、デッキ、テラスなど、デザイン性を重視した要素が含まれます。ただしどちらも同じ意味合いとして使われることもあるため、状況に応じて判断しましょう。

【関連記事】外構の目隠しフェンス設置費用相場|フェンス選びのポイントや設置時の注意点について解説

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外構リフォームのメリット

ここでは、外構リフォームのメリットについてご紹介します。「外構のメンテナンスをしたいけれど、迷っている…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

見た目がおしゃれになる

外構リフォームを行うことで、建物の外観と外構のデザインに統一感を持たせることができます。たとえば家の外壁と調和したフェンスや門扉、アプローチの素材や色を選ぶことで、全体的に洗練された雰囲気になるのがメリットです。これにより、家全体がスタイリッシュでおしゃれな印象になります。

特に玄関周りは、家に訪れる人の第一印象を決める重要な場所です。おしゃれなエントランスがあることで、来訪者に対して好印象を与えられます。玄関アプローチや門扉をデザイン性の高いものにすれば、家の入口がより魅力的に見えます。また庭や植栽を含めたリフォームを行うことで、四季折々の景観を楽しめるのもメリットです。デザイン性の高い庭やテラスは豊かで洗練された印象を与え、家の魅力を高めます。また家族や友人が集まるアウトドアリビングスペースとしても活用でき、生活の質が向上します。

外回りの活用方法が広がる

外構リフォームでデッキやテラス、パーゴラなどを設置することで、外回りをリビングの延長として活用できるようになります。これにより家族や友人とバーベキューを楽しんだり、リラックスできる空間として利用できるのがメリットです。屋外での活動の幅が広がり、家の中だけではなく外でも快適な時間を過ごせるようになります。

また庭のレイアウトを見直し、ガーデニングや家庭菜園を楽しむためのスペースを確保することも可能です。自分で育てた花や野菜を楽しめると趣味の時間が増えるだけでなく、料理に新鮮な食材を使えるという楽しさも加わります。

また外構リフォームでは、物置や収納スペースを新たに設置する工事も可能です。ガーデニング用品やアウトドア用品、自転車や工具などを効率よく収納できるスペースを設けることで、家の中や庭が整理できてすっきりとした空間が保てます。また作業台やベンチを設置すればDIYやガーデニングの作業スペースを確保でき、作業がスムーズに進められます。

バリアフリー対策ができる

バリアフリー対策は、住まいをより安全で使いやすくするための重要なポイントです。高齢の方や身体が不自由な方だけでなく、家族全員が快適に暮らせるようにリフォームするのがおすすめです。具体的には外構リフォームによって、玄関アプローチや庭、駐車場から玄関までの通路の段差を解消できます。スロープを設置することで、車いすや歩行器でもスムーズに移動できるようになり、家の出入りが容易になります。また階段が必要な場合でも、緩やかな傾斜をつけたステップを導入することで足腰への負担を軽減できます。

リフォーム時には、アプローチや庭の舗装材として滑りにくい素材を選ぶことで、雨や雪の日でも安全に歩行できるようになります。例えば、滑り止め加工が施されたタイルやコンクリート、ゴム製の舗装材を使用することで、転倒リスクを減らせます。特に高齢の方や小さなお子さまがいる家庭では、滑りにくさは非常に重要です。

駐車場がある場合には、玄関までの動線をバリアフリー化することで車から降りた後の移動がスムーズになります。車いすの乗り降りがしやすいように駐車スペースを広く取り、段差のないスロープを設けることで、外出や帰宅時の負担も軽減されます。また雨の日に濡れないようにカーポートを設置することも、バリアフリー対策の一環です。

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外構リフォームの種類

ここでは、外構リフォームの種類についてご紹介します。主なスタイルを知っておくことで、ご自宅に合ったタイプを選んでみましょう。

オープン型

オープン型の外構リフォームとは、敷地の境界部分に塀やフェンスなどを設けず、開放的なデザインにする外構のスタイルを指します。敷地を囲む塀やフェンスがないため、視覚的に広々とした印象を与えられます。これにより家の外観がスッキリとし、外部からも建物全体が見渡せるため、より開放的な雰囲気が生まれるのがメリットです。

境界を明確にしないことで、敷地内と外部との間に自然なつながりが生まれます。特に緑地帯や公園に面した家では、外構をオープン型にすることで景観を最大限に活かすのもおすすめです。一見すると防犯性が低いように思われるかもしれませんが、逆に通行人や近隣の目が届きやすくなるため、防犯効果が期待できる場合もあります。場合によっては防犯カメラやセンサーライトを組み合わせることで、さらに安全性を高められます。

塀やフェンスを設置しないことで、外構リフォームのコストを抑えられるという特徴もあります。その分、照明や植栽、舗装材といった他の部分に予算を割り振れます。境界が開放されているため風通しが良くなり、家の中や庭に十分な日当たりを確保しやすくなります。これにより家の中も明るくなり、快適な生活空間が得られます。そのため開放感やデザイン性を重視したい方、または周囲とのつながりを大切にしたい方にとっておすすめです。

クローズド型

クローズド型の外構リフォームとは、敷地の周囲を塀やフェンスで囲むことでプライバシーや防犯性を高めるデザインスタイルのことを指します。周囲が囲まれているため、外部からの視線を遮断して敷地内のプライバシーを守りやすくなります。これにより、庭やテラスでのんびり過ごす際や家族でのバーベキューを楽しむ際も、周囲の目を気にすることなく過ごせるのがメリットです。

また塀やフェンスで敷地を囲むことで敷地内への不正な侵入を防ぎ、防犯性を高める効果もあります。特に高めの塀や頑丈なゲートを設置することで、侵入者に対する心理的なハードルが上がって安全性が向上します。必要に応じてセンサーライトや防犯カメラを併用すれば、さらに安心感が得られます。

外部の騒音や視線を遮断することで、家族だけの落ち着いた空間を作り出せます。特に都会の住宅地や通行量の多い道路に面した家ではおすすめです。また塀やフェンスを設置することで、外構全体のデザインに一貫性が生まれます。たとえばモダンな家にはシンプルで直線的なデザインの塀を、和風の家には木製や石材を使った塀を選ぶことで、建物との調和が生まれるのです。塀やフェンスに植物を絡ませたり壁面緑化を施すことで、自然と調和した美しい外観を作り出すことも可能です。

そして庭と駐車場を分けたり、プライベートガーデンと子どもの遊び場を区切るなど、用途に応じた空間の使い分けがしやすくなります。これにより、生活スタイルに合わせて効率的に利用できます。小さなお子さまやペットがいる家庭では、クローズド型の外構によって、子どもやペットが敷地内から外に出るのを防止できます。道路への飛び出しや迷子になるリスクが減るため、安全な環境が確保できるのです。

セミクローズ型

セミクローズド型の外構リフォームとは、オープン型とクローズド型の特徴を組み合わせたデザインスタイルのことを指します。このスタイルでは、敷地全体を完全に囲むわけではなく、部分的に開放的な要素を取り入れながらもプライバシーや防犯性を確保するのが特徴です。具体的には、リビングや寝室などのプライバシーが重要なエリアを囲む一方で、玄関や駐車場などは開放的なデザインにすることが一般的です。これにより敷地全体の圧迫感が軽減され、バランスの取れた外観を実現できます。

デザインの自由度が高く、敷地の特性や家のスタイルに合わせた外構になります。例えば道路に面した部分は開放的にしつつ、庭やプライベートスペースは高めのフェンスや植栽で囲むことで、外観の美しさを保ちながら、機能的な空間を作り出せます。塀やフェンスを部分的に設置するため、クローズド型に比べてコストが抑えられるのもメリットです。一方でオープン型よりもプライバシーや防犯性が向上するため、コストと機能のバランスが良い選択肢となります。

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外構リフォームの工事内容・費用目安

ここでは、外構リフォームの工事内容と費用の目安についてご紹介します。ご自宅の状況に合わせて、適切な工事内容を組み合わせるのがおすすめです。ただしあくまでも一般的な目安になるため、実際の費用とは異なる場合があります。詳しい費用を把握するには、ぜひ専門業者に見積もり依頼をしてみましょう。

①門扉・宅配ポスト

門扉は、住宅敷地内への不正侵入を防ぐ役割を果たします。リフォームにより強固な材質や防犯機能を持つ門扉に交換することで、防犯性が向上します。たとえば鍵付きの門扉やリモコン操作が可能な自動開閉式の門扉を選ぶことで、セキュリティを強化するリフォームが人気です。

また門扉は家の「顔」ともいえる部分で、リフォームによって外観の印象を大きく変えられます。家のスタイルに合わせたデザインや素材を選ぶことで、全体のコーディネートが整います。モダンな家にはシンプルで直線的なデザイン、和風の家には木材や格子を使った門扉といった組合せにすると、家全体との調和を図れます。

そして最近では荷物の再配達を削減するために、宅配ポストを設置するリフォームも注目されています。不在時でも荷物を受け取れるため、外出の多いご家庭では特に便利に活用できます。最近では電子キーやスマートフォン連携機能を持つタイプもあり、必要に応じて選べるのがメリットです。素材や色を外構の他の部分と統一することで全体的な調和が取れ、美しい外観をコーディネートできます。

ただし門扉や宅配ポストの材質は、耐久性やメンテナンスのしやすさに影響します。金属製は強度が高く防犯性に優れていますが、錆びやすい場合があるため、錆止め処理が施されたものを選ぶ必要があります。一方で木製の門扉は自然な風合いが魅力ですが、定期的な塗装やメンテナンスが必要です。さらに宅配ポストのサイズは、受け取りたい荷物の大きさに合ったものを選ぶことが重要です。小さすぎると荷物が入らない可能性があるため、将来的に受け取る可能性のある荷物の大きさを考慮して選びましょう。

リフォーム費用目安

門扉・宅配ポストのリフォーム費用の目安は、ポストのみの費用相場として約8万円~15万円程度となります。(内訳はポスト本体は約5万円~10万円程度、設置費に約3万円~5万円程度となります。)

※処分費及び養生費は別途費用がかかります。

※メーカーや種類によっては費用が大きく変わります。

※ポスト支柱に照明器具を設置する場合は電気工事が別途費用が掛かります。

両開き門扉の費用としては約20万円~40万円程度となります。(内訳は門扉本体は約10万円~25万円程度です。設置費としては約10万円~15万円程度となります。)

※処分費及び養生費は別途費用がかかります。

※メーカーや種類によっては費用が大きく変わります。

※門扉に照明器具やインターホンを設置する場合は電気工事が別途費用が掛かります。

ただし門扉の素材は、費用に大きく影響します。アルミやスチールなどの金属製門扉は比較的安価ですが、デザイン性や防犯性が高い製品になると費用が増加します。一方で木製やアイアン製の門扉は高価で、特にオーダーメイドの場合はさらに高くなります。また門扉のリフォームには基礎工事が必要な場合があり、これも費用に含まれます。地盤が弱い場所や特殊な工事が必要な場合は、追加費用についても考慮しておきましょう。

そして宅配ポストは比較的安価ですが、電子ロックやスマートフォン連携機能を備えた高機能な宅配ポストは価格が高くなります。壁面埋め込み型やスタンド型などがあり、設置場所や方法によって費用が異なります。特に壁を加工する必要がある場合や、特別な工事が必要な場合は、追加の工事費用が掛かるため注意が必要です。

②フェンス

複雑なデザインや装飾が施されたフェンスは、加工に時間がかかるため費用が高くなる傾向があります。一方でシンプルな直線デザインは、比較的安価に抑えられます。またフェンスの高さが高くなると、材料費が増えるため費用が上がります。設置する高さによっては基礎工事が必要になることもあり、追加費用が掛かるため注意しましょう。設置する場所の地形や地盤の状態により、工事の難易度が変わり、費用に影響を与えます。特に斜面や硬い地盤の場合には特別な工事が必要になることがあり、費用が増加することも多いです。

また、古いフェンスを撤去する際の費用も考慮する必要があります。撤去するフェンスの材質や状態によって費用が異なるため、具体的な価格については見積もり依頼を行うのがおすすめです。

リフォーム費用目安

フェンスのリフォーム費用の目安は、1㎡あたり約1万円~5万円程度となります。

※処分費及び養生費は別途費用がかかります。

※メーカーや種類によって費用が変わります。

工事費用は、素材やデザイン、設置する長さや高さによって異なります。またフェンスの設置には基礎工事や柱の設置が含まれることが多く、これらの費用も考慮する必要があります。

一般的には、アルミ・スチール・木製・樹脂といった素材のフェンスが多いです。アルミや樹脂など、比較的安価でメンテナンスが少なく済む素材を選べば、初期費用や将来的なメンテナンス費用を抑えられます。費用をさらにリーズナブルにする場合には、フェンス全体をリフォームするのではなく、劣化が進んでいる部分やデザイン変更が必要な部分だけを交換する方法もおすすめです。

③カーポート・駐車場

カーポートや駐車場のリフォーム費用は、設置する場所の条件や選択する素材、デザインによって大きく異なります。一般的な屋根付きカーポートは雨風を防ぐ機能があり、車を保護するための効果が高いです。ただし風や横殴りの雨を防ぐためのパネルを追加する場合、費用が上がります。特にパネルの素材やデザインによって費用が変わるため、予算に応じて選びましょう。

リフォームでは、地盤が軟弱な場所や傾斜のある場所では地盤改良や特殊な基礎工事が必要になり、費用が増加します。また古いカーポートや駐車場の舗装を撤去する必要がある場合、その作業費用も追加されます。さらに雨水がたまりやすい場所に設置する場合、適切な排水設備を設置する必要があります。水はけが悪いと、カーポートや駐車場の使い勝手が悪くなる原因になってしまうのです。計画に当たっては、駐車場の位置やカーポートの設置により近隣の視界や日照権に影響が出ないよう配慮することが必要です。事前に、近隣住民とのコミュニケーションを図っておくことも大切です。

リフォーム費用目安

一般的な1台用カーポートのリフォーム相場としては約35万円~65万円程度となります。(内訳としては商品本体は約10万円~20万円程度、設置費は約10万円~15万円程度、カーポート土間舗装として約15万円~30万円程度となります。)

※処分費及び養生費は別途費用がかかります。

※メーカーや種類によって費用が変わります。

※照明を取り付ける場合は電気工事が別途費用が掛かります。

シンプルで機能的なデザインのカーポートや駐車場は、装飾が多いものに比べて費用が抑えられます。不要なオプションを削減して必要最低限の機能を満たすデザインを選ぶことで、コストを抑えることが可能です。一般的には、アルミ製やスチール製の柱にポリカーボネート板を組み合わせる方法が多く採用されています。耐衝撃性に優れた素材なので、暴風雨時にもしっかりと車を保護してくれます。また紫外線も通しにくいため、塗装の劣化も防止できます。

④庭

庭リフォームには多くの要素が関わるため、事前にしっかりと計画を立てて注意点を把握することが重要です。庭全体を作り変える場合は、植栽、土壌改良、舗装、フェンスやデッキの設置、照明など、複数の作業が発生します。比較的大規模なリフォームになるため、費用が高額になる傾向があります。さらに複雑なデザインや細部にこだわった設計は手間がかかり、その分費用が増加します。

計画に当たっては、どのような庭にしたいのか目的を明確にすることが重要です。例えば「ペットが遊べるスペースを作りたい」、「リラックスできるプライベートガーデンを作りたい」のように、目的に応じて必要なリフォーム内容が変わります。予算オーバーを防ぐために優先順位を決め、必要に応じて妥協点を見つけることが重要です。外構のアイテムを新設する場合には、耐久性のある素材を選ぶことで長期的なメンテナンスコストを抑えられます。例えばウッドデッキに耐候性のある木材や樹脂を選ぶと、その後のお手入れが楽になります。庭の管理が大変にならないように、メンテナンスが簡単な植物や素材を選ぶことを検討しましょう。

リフォーム費用目安

庭のリフォーム費用の目安は、約60万円~100万円程度となります。(内訳として芝生敷きに1㎡あたり約6千円~1万5千円程度、ウッドデッキは1㎡あたり約2万円~4万円程度、照明器具は1ヵ所あたり約4万円~5万円程度となります。)

※処分費及び養生費は別途費用がかかります。

※大きさや形状によって費用が変わります。

庭全体を再設計する場合、草木の植栽から舗装、フェンスやデッキの設置、照明の取り付けなど、複数の作業が含まれます。基本的には、作業範囲が広いほど費用が増加します。また石積みや特殊なタイル貼りといった、手作業や専門技術が必要な作業が多い場合にも作業費用が高くなります。

コストを抑えたい場合には、複雑なデザインや装飾を避けてシンプルで機能的なデザインを選びましょう。必要最低限の要素に絞ることで、コストを節約できます。状況に応じて既存の構造や素材を活用することで、コストを抑えつつ理想の庭を実現するようにしましょう。

⑤玄関アプローチ

玄関アプローチには、舗装、階段、手すり、照明、植栽など多くの要素が含まれます。全体をリフォームする場合には大規模な工事になるため、総費用が高額になります。また高級な石材や特殊なタイル、木材を使用する場合にも、費用が増加するため注意しましょう。

玄関アプローチは家の顔とも言える部分で、訪問者や通行人に良い印象を与えます。デザインにこだわることで、家全体の美観が向上します。また庭や外構と調和したデザインにすることで、家全体の外観に統一感を持たせることも可能です。照明器具も合わせて設置すれば、夜間の視認性が向上して安全性が増します。

ただし玄関アプローチのデザインは、住宅のスタイルや周囲の景観と調和するようにしましょう。過剰な装飾や不釣り合いなデザインは避けるべきです。またデザインだけでなく、通行の便利さや安全性も考慮する必要があります。幅や高さ、段差の有無など、機能面も重視しましょう。

リフォーム費用目安

玄関アプローチのリフォーム費用の目安は、レンガやタイルなどを使用した場合は約10万円~20万円程度となります。

※大きさや形状によっては費用が変わります。

※種類によっては費用が変わります。

玄関アプローチのリフォーム費用は高額になりやすいですが、複雑なデザインや装飾を避けてシンプルで機能的なデザインを選ぶことでコストを削減できます。場合によっては全面的なリフォームではなく、特に劣化がひどい部分や気になる部分だけを改修することで節約可能です。

ただし排水対策や基礎の設置など、安全性に関わる部分での工事はきちんと行うようにしましょう。これにより将来的なトラブルを防ぎ、追加費用を抑えられます。

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外構リフォームで使える補助金の事例

ここでは、外構リフォームで使える補助金の事例についてご紹介します。補助金を活用すればリフォーム費用の助けになるので、ぜひチェックしてみてください。ただし補助金事業には予算があり、上限に達し次第終了になる場合が多いです。ご利用を検討される場合には、必ず公式サイトを確認してみてください。

①子育てエコホーム支援事業

「子育てエコホーム支援事業」は、国土交通省が実施している補助金事業です。エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することを目的としています。これにより子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年のカーボンニュートラルの実現を図るのが主な目的です。

リフォームでの補助金額は、下記の通りです。

  • 子育て世帯・若者夫婦世帯:上限30万円/戸
  • その他の世帯: 上限20万円/戸

 ※子育て世帯・若者夫婦世帯が既存住宅購入を伴う場合は、上限60万円/戸

 ※長期優良リフォームを行う場合は、子育て世帯・若者夫婦世帯:上限45万円/戸、その他の世帯:上限30万円/戸

事業の目的上、子育て世帯の方が補助金額が大きくなっていますが、その他の世帯でも利用できるようになっています。交付申請期間は「2024年4月2日~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)」です。

【参考】子育てエコホーム支援事業

②介護保険

「介護・バリアフリーリフォーム補助金(高齢者住宅改修費用助成制度)」は、介護保険から支給される補助金です。在宅介護を重視し、高齢者の自立を支援する観点から実施されています。具体的には、福祉用具導入の際必要となる段差の解消や手すりの設置などの住宅改修を対象としています。

そのため、補助金を受けるためには対象者が要介護、もしくは要支援の介護認定を受けていることが条件になる点には注意しましょう。住宅改修を行う際は、必要な書類(住宅改修が必要な理由書等)を添えて、事前に市町村へ申請書を提出します。さらに、工事完成後に領収書等を提出することで保険給付が行われます。

  • 対象:介護保険の要支援1~2、もしくは要介護1~5のいずれかの認定を受けており、自宅で生活をしている人
  • 補助金額:生涯20万円(要支援、要介護区分にかかわらず定額)
  • 交付申請受付期間:通年

補助金額決定の際には、住宅改修が個人資産の形成につながる面があることや、賃貸住宅等に居住する高齢者との均衡等が考慮されます。また保険給付は原則9割(上限18万円)、所得に応じて8割(上限16万円)・7割(上限14万円)となる場合があります。ただし限度額の範囲内であれば、複数回の申請も可能です。そして要介護状態区分が重くなったとき(三段階上昇時)、転居した場合は再度20万円までの支給限度基準額が設定される仕組みとなっています。

【参考】介護・バリアフリーリフォーム補助金(高齢者住宅改修費用助成制度)公式サイト

③自治体の補助金

各自治体では、独自のリフォーム補助金制度を行っている場合があります。例えば東京都千代田区では「高齢者福祉住環境整備事業」を実施しており、介護予防・自立支援の視点から改修工事等が必要と認められた場合、工事費用等の一部が給付されます。

他にも各自治体でのリフォーム補助金制度が実施されているか検索する際には、(一社)住宅リフォーム推進協議会による「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」を活用するのが便利です。こちらのサイトでは、地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度を検索できます。ただし最新の情報については、各地方公共団体に問い合わせするのがおすすめです。

【参考】地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

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まとめ

外構部分は「家の顔」とも言えるため、美しい状態にリフォームするのがおすすめです。本記事でご紹介した工事や費用目安を参考に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?その際には、補助金の活用なども考慮してみましょう。

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