クローズドキッチンのおすすめレイアウト|リフォームで後悔しない方法

更新日:2024年05月27日

更新日:2024年05月27日

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クローズドキッチンは、オープンキッチンとは違い他の部屋と明確に分けられているのが特徴です。本記事では、クローズドキッチンのメリットや注意点をまとめてご紹介します。配置パターン等も知っておくことで、ぜひリフォーム計画に活かしてみてください。

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クローズドキッチン(独立型キッチン)とは

クローズドキッチン(独立型キッチン)とは、他の部屋から仕切られている間取りのキッチンのことを指します。壁や扉によって仕切られていることで、リビングやダイニングから見えないようになっているのが特徴です。

最近ではオープンキッチンの間取りが圧倒的に多いですが、作業性が良く匂いや音が伝わりにくいクローズドキッチンにする間取りも増えています。

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キッチンの種類と費用相場

ここでは、キッチンの主な種類について詳しくご紹介します。キッチンカウンターの形状や他の部屋との繫がりに違いがあるため、使い勝手もそれぞれ異なります。特徴をよく知ることで、ご自宅の間取りやライフスタイルに合ったタイプを選んでみましょう。

オープンキッチン

オープンキッチンとは、リビングやダイニングと繋がった開放的なスタイルのことを指します。他の部屋と一体化しているデザインで、最近では最も多く採用されています。オープンになっていることにより、調理中に家族と対話しやすくコミュニケーションが活発になります。料理をしながら会話を楽しめるため、ホームパーティーにもおすすめです。またオープンキッチンは、空間を広く感じさせる効果も期待できます。小さなLDKでも広々とした印象を与えられるため、比較的狭い間取りに向いています。

ただしオープンキッチンでは、調理中に発生する匂いや音が拡散しやすいため注意が必要です。また料理中の乱雑な状態が見えてしまうことから、キッチンをきれいに整頓しておくことが求められます。気になる場合には、手元に目隠し壁を設置するなどの対策をしましょう。

キッチンの大きさにもよって違いはありますが、対面キッチンの取替の相場として約80万円~約135万円程度です。

(内訳:既存キッチンの撤去費は約5万円~10万円程度、キッチン本体が約60万円~100万円程度です。配管及び配線工事に約8万円~12万円程度、設置費に約8万円~12万円程度。)

※処分費及び養生費は別途費用が掛かります。

※アイランドキッチンにした場合は相場よりも高くなります。

クローズドキッチン

クローズドキッチン(独立型キッチン)は、他の部屋から仕切られている間取りのキッチンです。これにより、調理中に発生する匂いや音が他の部屋に広がりにくくなっています。キッチンが仕切られているため調理器具や調味料が見えづらく、いつでも整頓された印象を保ちやすいのも特徴です。

ただしクローズドキッチンは他の部屋との仕切りがあるため、オープンキッチンよりは家族とのコミュニケーションが取りづらいと感じる場合があります。また、壁で囲まれていることから自然光の取り込みが制限される場合もあります。これを解決するためには、照明計画や適切な窓の設置が必要です。

一般的にI型キッチンが選ばれます。相場として約90万円~約150万円程度です。

(内訳:既存キッチンの撤去費は約5万円~10万円程度、キッチン本体が約60万円~100万円程度です。配管及び配線工事に約10万円~15万円程度、区画を行う仕切り壁などの内装費は約10万円~15万円程度となり、設置費に約8万円~12万円程度。)

※処分費及び養生費は別途費用が掛かります。

セミクローズドキッチン

セミクローズドキッチンは、クローズドキッチンとオープンキッチンの中間に位置するタイプです。基本的には、一部に仕切りがあり他の部分は開かれているキッチンのことを指します。空間が分かれているものの、ドア等が設置されていない「半個室」のような空間が該当します。

またこちらの写真のように、カウンター上に吊戸棚を設置することでセミクローズドキッチンにするパターンもあります。上部が囲まれていることで、半個室の雰囲気を実現しています。一部に仕切りがあることで、調理中に発生する匂いや音が他の部屋に広がりにくくなります。またキッチンの中での作業が他の部屋から見えにくく、一定のプライバシーが確保されます。ただしセミクローズドキッチンは、全体の家のデザインとの一貫性が重要です。違和感がないように、上手く調和させる必要があります。

よく用いられることがあるセミクローズドキッチンの相場は約100万円~約160万円程度です。(内訳:既存キッチンの撤去費は約5万円~10万円程度、キッチン本体が約60万円~100万円程度です。配管及び配線工事に約10万円~18万円程度、区画を行う仕切り壁やちょっとしたカウンターなどの内装費は約10万円~20万円程度となり、設置費に約10万円~15万円程度。)

※処分費及び養生費は別途費用が掛かります。

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クローズドキッチンのレイアウト|シンクとコンロの位置で分類

クローズドキッチンのレイアウトには、シンクとコンロの位置によって様々なパターンがあります。それぞれの違いを知ることで、ライフスタイルに合った種類を選びましょう。

Ⅰ型

Ⅰ型キッチンは、シンクとコンロが一直線に配置されている形状を指します。直線的でシンプルなデザインで、狭いスペースでも効果的に利用できるのが特徴です。料理の工程が一直線に進むため、調理や片付けが効率的に行えます。

ただしⅠ型キッチンは一直線に配置されるため、作業スペースが制約されてしまう可能性があります。複数の人が同時にキッチンで作業する場合は、狭く感じる点には注意が必要です。また作業スペースや調理器具の配置によっては、動線が制約される可能性があります。

Ⅱ型

Ⅱ型キッチンは、キッチンのカウンターが両側に2列配置されたデザインのことを指します。一般的には、シンクとコンロを各カウンターに分けて配置します。一方の壁にだけでなく対面にもカウンターが設置されているため、広々とした作業スペースになるのが特徴です。調理や片付けの動線が効率的で、複数の人が同時にキッチンで作業しやすくなります。

ただしⅡ型キッチンにはカウンターが2列あるため、キッチンスペースが十分でない場合には狭さを感じることがあります。キッチンの動線や使い勝手を考慮して、計画的に配置することが重要です。

L型

L型キッチンとは、キッチンのカウンターがL字型に配置されたデザインを指します。キッチンの要素がL字型に配置されることで、効果的にスペースを利用できます。シンクとコンロの配置は自由ですが、一般的にはL字型の各辺に分けて配置されることが多いです。

L型キッチンは、調理エリア、洗浄エリア、収納エリアがコンパクトにまとまり、効率的な動線が確立されやすいのが特徴です。また2列のカウンター配置によりスペースが広くなるので、収納を十分に確保できます。ただし配置するには比較的広さが必要なので、他の部屋とのバランスを考慮しましょう。

U型(コの字型)

U型(コの字型)キッチンは、U字型に配置されるキッチンのことを指します。3方向からアクセス可能であり、調理エリア、洗浄エリア、収納エリアがコンパクトに配置できるのが特徴です。作業スペースが広く確保でき、複数人での作業にも向いています。シンクやコンロを異なる壁面に分けて配置することで、多様なレイアウトオプションが可能です。

ただしU型キッチンは広めのスペースが必要であり、狭い空間では適さないことがあります。またキッチンの要素が3方向に配置されるため、動線や使い勝手に注意が必要です。各エリアの役割やアクセスのしやすさを考慮して配置しましょう。

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クローズドキッチンのメリット

ここでは、クローズドキッチンの主なメリットについてご紹介します。

においや音が広がりにくい

クローズドキッチンは他の部屋から壁や扉によって仕切られているため、調理中に発生する匂いや音が他の居室に広がりにくくなります。揚げ物や香辛料を多用する料理の際にも、リビングやダイニングに影響が出にくいのがメリットです。またキッチンでの作業中に料理の様子を見られにくく、プライバシーを確保できます。料理途中での片付けの手間が減るため、家事が楽になります。

子どもやペットがいる家庭でも安全

キッチンには、刃物や火を使う調理器具、熱い鍋やフライパンなどの危険物がたくさんあります。そのため子どもやペットが入ってしまうと、思わぬ事故に繋がるリスクがあります。しかしクローズドキッチンは、扉やゲートなどによって他の部屋から仕切られています。これにより小さな子どもやペットが入ることが難しくなり、事故や危険を防げるのがメリットです。

収納スペースが多い

クローズドキッチンは壁で囲まれているので、オープンキッチンよりも収納スペースが大きく確保できます。通常、壁や仕切りにキャビネットや棚などの収納用家具を配置することが多いです。これにより、調理器具や食器、食材、キッチン用品などを整理整頓しやすくなります。

収納のデザインやサイズには、幅広い選択肢があります。調理器具や食材に合わせて最適な収納家具を選べるので、効率的な収納が可能です。食器や調理器具を目につかない場所に収納すれば、キッチンが清潔で整理された印象になります。

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クローズドキッチンのデメリット・注意点

ここでは、クローズドキッチンのデメリットや注意点をご紹介します。事前に知っておくことで、納得のいくリフォーム計画に活かしましょう。

コミュニケーションが取りにくい

クローズドキッチンは、他の居室から壁や扉によって仕切られています。そのためキッチンで料理をしている間、家族とのコミュニケーションが取りにくくなるのがデメリットです。キッチンでの調理作業が他の部屋から見えにくいだけでなく、キッチンからリビング側の様子が分かりにくくなります。これにより「料理をしながら子どもの宿題を見る」といったことも難しくなります。

動線に工夫が必要

クローズドキッチンは他の居室から壁や扉で仕切られているため、通り抜けが制限されます。そのため移動する際にはキッチンの周りを遠回りすることが必要になり、動線が複雑になりがちです。特に、キッチンが中心的な位置にある場合には問題となってしまいます。

キッチンでの作業エリアと、通り抜けるエリアのバランスを取る必要があります。作業中に通り抜ける人が邪魔にならないような配置や工夫が必要です。キッチンの形状によっては、通り抜けるためのスペースが狭くなることがあります。特に小さなクローズドキッチンでは、動線をしっかり計画しましょう。

煙や熱がこもりやすい

クローズドキッチンは壁で囲まれているため、換気のための自然な風通しの確保が難しい場合があります。換気扇や窓がないと、煙や蒸気がこもりやすくなります。またオーブンやコンロを使った調理を行う場合、熱でキッチン内の温度が上昇しやすいです。

そのため、クローズドキッチンでは十分な換気対策や冷却対策が求められます。換気扇や窓の活用、冷却機器の設置、適切な調理時間の確保などが、煙や熱のこもりを軽減するために有効です。

まとめ

最近ではオープンキッチンの間取りが主流ですが、クローズドキッチンにもメリットがたくさんあります。リビング等と明確にスペースを分けることで、調理に集中しやすくなります。本記事でご紹介したポイントを参考に、後悔の無いリフォーム計画を立ててみてください。

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