和モダンキッチンの計画ポイント|おしゃれなアイディア紹介

更新日:2024年06月24日

更新日:2024年06月24日

和モダンなキッチンは、和と洋の魅力が組み合わさることで洗練された雰囲気になります。本記事では、和モダンキッチンの計画ポイントについて内装や照明といった切り口でご紹介しています。和モダンキッチンの具体的なリフォーム費用についてもまとめているので、これからリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

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和モダンインテリアとは

和モダンインテリアとは、日本の伝統的な要素である和風の要素と現代的なモダンデザインを融合させたスタイルのことを指します。和風の美意識や素材、技術を取り入れながらも、シンプルで洗練されたモダンな雰囲気が感じられるのが特徴です。最近の新築住宅では洋風のインテリアにするのが一般的ですが、あえて和風の要素を取り入れることでおしゃれな印象になります。

和モダンインテリアでは、自然素材が重要な要素です。木材や竹、和紙、麻などの素材を使うことで、自然の風合いや温かみが感じられます。木目や素材の質感が、空間に落ち着きと豊かさをもたらす効果が期待できます。またモダンな要素が入っていることで、シンプルで洗練されたデザインになるのが特徴です。伝統的な日本の要素を取り入れつつも、洗練されたデザインの家具や照明、インテリアアイテムを組み合わせます。

コーディネートにおいては、調和とバランスが大切です。和の要素とモダンな要素をうまく調和させ、空間全体に統一感を持たせます。例えば畳の部屋にスタイリッシュな家具や照明を配置したり、洋室に和風のアクセントを取り入れたりするパターンが多いです。色彩計画では白やグレー、茶色、黒などのモノトーンカラーが使われることが多く、全体のバランスが重視されます。

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おしゃれな和モダンキッチンにする方法

ここでは、おしゃれな和モダンキッチンを計画するためのポイントをご紹介します。色彩計画や内装など、5つの切り口でまとめています。ポイントに分けて計画することで比較的簡単にコーディネートできるため、ぜひキッチンに取り入れてみてください。

①カラーコーディネート

カラーコーディネートでは、基本的に「ベースカラー70%、アクセントカラー30%」の割合で配色すると上手に配色できます。和モダンキッチンのカラーコーディネートでは、伝統的な和の要素とモダンなデザインを調和させることが重要です。まずベースカラーには、ナチュラルな色合いが選ばれることが多いです。白やクリーム色、ベージュ、茶色などの落ち着いた色をメインに使います。ほどよく明るい印象になるため、和の雰囲気を引き立てます。

またアクセントカラーとして和の要素を取り入れた色味を使うと、和モダンの特徴が際立ちます。例えば赤や黒、濃い茶色などの色合いを使えば、和のテイストを演出できます。また和モダンキッチンでは、木目を活用して自然な温かみを加えることもできます。明るい色合いの木目や深い茶色の木材を使って、キッチンの家具やカウンタートップにアクセントをつけましょう。

落ち着いた印象にしたい場合には、モノトーンカラーを上手に取り入れることでモダンな印象を強調できます。グレーや黒などの色味は、和の要素を引き立てるのに効果的です。その際、和紙や漆器などの伝統的な日本の素材を取り入れると高級感がアップします。適度にアクセントとして配置することで、まるで料亭や高級ダイニングのような雰囲気になります。

和モダンキッチンのカラーコーディネートは、日本の伝統と現代の美意識を融合させることで、落ち着いた雰囲気と洗練された空間になります。自然な色合いや木の温かみ、和の要素を上手に取り入れながら、個性的で魅力的な和モダンキッチンを実現しましょう。

②照明

和モダンキッチンの照明計画では、和の要素とモダンなデザインを融合させつつ、明るさや居心地の良さを重視することが大切です。最近では和風の住宅でもLDKを一体にした大空間の間取りが多いため、基本的には洋風の照明と同様の手法で計画可能です。

照明器具選びの際には「ベースライト」と「手元灯」に分けて計画します。まずはベースライトとして、キッチン全体を均一に照らすための照明器具が必要です。天井に埋め込まれるダウンライトや、横長のシーリングライトを採用するのが一般的です。また和モダンキッチンでは、間接照明を活用する方法も人気があります。光源を直接見せないことで、柔らかく光を演出することが可能です。キッチン天井部分を折り上げたり、キャビネットの上部に設置したりすることで間接照明を配置できます。間接的な明かりをベース照明にすれば、より高級感が増すためおすすめです。

一方で和モダンキッチンの手元灯には、シンプルでモダンなデザインのペンダントライトがよく合います。和の要素と調和するデザインのライトを選ぶことで、アクセントとなる美しい照明が実現します。ただし手元灯はシンクの水やコンロからの油が飛散しやすいため、お手入れのしやすさも考慮する必要があります。和紙等で作られたペンダントライトは素敵ですが、作業スペースには不向きです。そのためガラスやアクリルなど、丸洗いできるタイプにしておいた方がメンテナンスしやすくなります。

さらにスペースに余裕があれば、スタンドライトを設置するのもおすすめです。和のテイストを取り入れた和紙のシェードや、竹で作られたランプなどがよく合います。伝統的な日本の素材を使用した照明器具を取り入れることで、和の雰囲気を演出できます。

照明計画の際には「色温度」も重要です。照明器具には白やオレンジといった光色があるため、状況に応じて選び分ける必要があります。和モダンキッチンであれば、煌々と明るい白よりも落ち着いたオレンジ色の方がマッチします。ただし光色には好みがあるため、作業しやすいと感じるプランにすることが大切です。光色切替ができるタイプも登場しているので、実際にショールームや店頭で体感してみるのがおすすめです。

③壁材・床材

和モダンキッチンの壁材や床材の計画では、和の要素とモダンなデザインを融合させつつ、空間全体のバランスや調和を考えることが重要です。まず壁面に関しては、一部の壁に和風のアクセントを加えることで空間に深みが加わります。例えば和紙や竹の壁紙、漆喰塗り、古材を使った板壁などがあります。アクセント壁は空間のポイントとなり、和のテイストを強調します。

また、アクセントとして部分的に素材を変える方法もおすすめです。モダンでシンプルな塗装やタイルを使用することで、洗練された印象を与えます。白やグレー、ベージュなどの落ち着いた色合いを選べば、壁全体の調和が保てます。アクセントタイルの中には、調湿効果や消臭機能が付いた製品もあります。キッチンでは調理の匂いが発生しやすいため、機能的なタイルを選ぶと快適な空間になります。

一方で床材については、木製フローリングが人気です。オークやブナ、アッシュなどの木材を使用すれば、自然な質感と温かみが感じられます。ただし天然木のフローリングは価格が比較的高価なので、ビニール製のクッションフロアを取り入れるのもおすすめです。クッションフロアは水を弾く素材なので、キッチンでの作業で汚れてもサッとお手入れできます。また価格もリーズナブルでデザインの種類も豊富という理由から、多くの住宅で採用されています。

和モダンキッチンの壁材や床材の計画では、素材や色彩の組み合わせによって空間の雰囲気や印象が大きく変わります。和の要素とモダンな要素を巧みに取り入れ、バランスの取れた和モダンなキッチン空間を創り上げましょう。

「壁材・床材の具体的なイメージが分からない…」という場合には、画像検索で探してみるのもおすすめです。写真で好みの見た目を見つけることで、ご自宅のリフォーム計画がイメージしやすくなります。

どんなキッチンにしたいのか理想のイメージを検討したい方は、画像検索を利用してみてください。

④収納

和モダンなキッチンの収納計画では、日常の使いやすさや空間の美しさを両立させることが重要です。和の要素とモダンなデザインを融合させつつ、効率的な収納スペースを考えることで、快適で美しいキッチンを実現できます。基本的には、シンプルで機能的な収納家具を選ぶのがポイントです。無駄のないデザインで、必要な物を効率よく収納できるカップボードやキャビネットを選びましょう。モダンなデザインだと和の要素と調和しやすく、空間に上品さをもたらします。

また和モダンキッチンには、木製の収納家具がよく似合います。明るい色合いの木材や木目を活かした収納家具を選ぶことで、自然な温かみが感じられます。場合によっては、和食器や和食材を美しくディスプレイすることで和の雰囲気を演出するのもおすすめです。

スペースに余裕がある間取りであれば、専用のパントリーを設ける方法もあります。1~2畳程度のパントリーがあることで、調理家電や保存食品をまとめて収納できます。隠し収納スペースを設けることで、生活感を抑えた美しい空間が実現します。和モダンキッチンでは、調理や片付けがしやすいレイアウトを考えるのがポイントです。頻繁に使うものは手の届く場所に収納し、使い勝手の良い配置を心がけましょう。

⑤インテリア雑貨

おしゃれなインテリア雑貨を置くことでキッチンの雰囲気を引き立て、使いやすさや美しさを演出できます。和モダンキッチンでは、和食器やテーブルウェアを取り入れることで和の雰囲気が高まります。漆器や急須、木製の箸などをセレクトしましょう。これにより、和のテイストが空間に深みを与えます。

またキッチンツールにも木製や竹製のアイテムを取り入れると、自然な温かみが加わります。木製のまな板や竹の調理器具、木製のスプーンやフォークなどを使うと、調理中も気分よく作業できます。ダイニングでは、モダンな家具に和の模様や柄のクッションやテーブルクロスを合わせるとおしゃれです。桜や富士山といった和のモチーフが入ったアイテムを取り入れると、遊び心が加わります。

さらに壁面には和のアートや掛け軸を飾ることで、空間に深みと風情がプラスできます。日本画や和風の絵画、書道作品などを取り入れて、和モダンキッチンの趣を引き立てましょう。和の庭や日本庭園をイメージした盆栽や和風の鉢植えを置くのも、自然の豊かさが感じられておすすめです。和モダンキッチンのインテリア雑貨計画では、和のテイストとモダンなデザインを組み合わせながら、空間全体に調和とバランスをもたせることが大切です。インテリア雑貨を工夫して取り入れることで、個性的で魅力的な和モダンキッチンが実現します。

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和モダンキッチンのリフォームアイディア

ここでは、和モダンキッチンにリフォームするためのアイディアをご紹介します。具体的なインテリアデザインをたくさん見ておくことで、実際のキッチンがイメージしやすくなります。ご自宅の間取りやインテリアの好みに合わせて、リフォームの計画を立ててみましょう。画像検索を行えば、他にもアイディアが見つけやすくなります。ご自宅に合ったイメージを、ぜひ検索してみてください。

どんなキッチンにしたいのか理想のイメージを検討したい方は、画像検索を利用してみてください。

木の素材感を活かしたキッチン

こちらのアイディアでは、内装に木材がふんだんに使われています。和モダンな木の素材感を生かしたキッチンは、日本の伝統的な要素と現代的なデザインが融合しているのが特徴です。天然素材を用いることで、空間に自然な温かみと風合いが感じられます。木の質感や木目が表情豊かで、心地よい雰囲気を醸し出しています。

手元灯としてペンダントライトが採用されており、モダンなデザインと木の素材感が絶妙に調和しているのが特徴です。シンプルで洗練されたキャビネットやカウンター、家具などが木の風合いを引き立て、モダンな空間を演出しています。木の素材感を生かした和モダンキッチンは、ナチュラルな色合いが特徴です。明るい木目や深い茶色などの自然な色調により、幅広い方にとって過ごしやすいキッチン空間となっています。

ペンダントライトは、照明を点灯していない時でもおしゃれなインテリアとして楽しめます。またダクトレール取付タイプであれば、簡単に器具交換が可能です。そのため季節や気分の変化に応じて付け替えて楽しむのもおすすめです。またこちらのアイディアで使われているペンダントライトはガラス製の器具なので、汚れてもセードを外して丸洗いができます。キッチンでは油汚れが付きやすいため、なるべくお手入れのしやすい器具を選ぶのがポイントです。

高級感のある和モダンキッチン

素材の選び方やデザインに配慮することで、高級感のある和モダンキッチンになります。こちらのアイディアのように、日本の伝統的な要素と上質なモダンデザインが調和した、洗練された空間が楽しめるのが特徴です。高級感のある和モダンキッチンでは、上質な素材が使用されます。例えば、高級な木材(ウォールナット、チェリー、マホガニーなど)や天然石などが、キッチンを構成する素材としておすすめです。

和モダンキッチンはシンプルで洗練されたデザインになりますが、高級感のあるキッチンではデザインの繊細さや美しさが際立っています。モダンな要素と和の要素を絶妙に組み合わせたデザインが採用されることで、贅沢な空間を演出できるのです。

高級感を引き立てるために、照明や影の使い方にもこだわりましょう。こちらのアイディアでは、ベース照明にダウンライト、手元灯にペンダントライトが採用されています。木天井のため、ダウンライトの枠を木枠や黒枠タイプにしておくと消灯時にもすっきり見えておすすめです。またペンダントライトは、ダクトレール取付タイプになっています。簡単に器具の取り外しができるため、模様替えの際に便利です。万が一「ペンダントライトだけでは手元が暗かった…」という場合でも、スポットライトを追加すれば解決します。

また和モダンキッチンには、高品質な家具や調理器具がふさわしいです。上質な木製のキャビネットや引き出し、高級な調理器具や食器類が揃えられていると、キッチン全体に高級感を演出できます。和紙や漆器、籐などの伝統的なアイテムが、モダンな空間にアクセントを加えています。

大空間の和モダンキッチン

こちらのアイディアは、広々とした大空間を生かした和モダンキッチンとなっています。伝統的な日本建築の要素である「見せ梁」を取り入れつつ、モダンなデザインや機能性を融合させた特別なデザインです。梁は建物の主要な構造材ですが、こちらの写真のようにデザイン要素として取り入れられる場合もあります。木の素材感が見えることで、自然な風合いや温かみが感じられます。梁の存在感が空間の特徴となり、和の雰囲気を演出しています。

また大空間の和モダンキッチンにすることで、広いスペースを活かしたレイアウトが実現しています。システムキッチンや広いカウンタースペース、豊富な収納スペースなど、使い勝手の良さと美しさが両立した配置が特徴です。スペースが広いことで、複数の人が一緒に作業する際にも便利に使えます。子どもと一緒に料理をしたり、ホームパーティーを開いたりする場合におすすめです。料理や家事を行う際の動線や収納スペース、調理スペースなどを工夫することで、生活がより便利で快適になります。

和モダンキッチンのリフォーム費用相場

和モダンキッチンのリフォーム費用相場は一般的なW2500程度サイズとしては約95万~140万円程度です。

(内訳は既存キッチンの解体・撤去に約8万~10万円程度、木目調またはシンプルなデザインキッチン本体を選ぶと60万円~100万円程度、給排水設備及び電気工事は約10万~15万円程度、キッチンの設置費として約10万円前後となります。また、和調テイストな壁紙などを利用することでイメージが変わります。壁紙の張替えには約5万円~6万円程度です。)

※配管や配線経路が変わる場合は費用が相場よりも高くなります。

※キッチンメーカーやタイプ及びランクによって費用の変動があります。

※養生費は別途費用がかかります。

リフォーム費用は、キッチンの広さや設備の内容によって大きく変わります。広いキッチンにするケースや高級なキッチン設備を導入する場合は、費用が高くなります。

またキッチンのレイアウトを変更する場合は、配管や電気配線の移動が必要になるため、追加の工事費が発生します。壁や床の改修も含まれる可能性があるため、注意しましょう。

新しい家電や照明器具を導入する場合にも、費用がかかります。エネルギー効率の高い家電やスタイルに合ったデザインの照明器具を選ぶことで、キッチン全体の雰囲気が良くなります。ただし具体的な費用はリフォームの内容や規模によって異なるため、まずはリフォームの希望内容を明確にし、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。また予算に合わせて、リフォームの優先順位を決めることも重要です。

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まとめ

和モダンなインテリアは、洗練されたデザインでありながら落ち着いた雰囲気も楽しめる空間です。キッチンに和モダンスタイルを取り入れることで、おしゃれなインテリアが実現します。本記事でご紹介した方法を参考に、快適なキッチンを計画してみてはいかがでしょうか?

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