キッチンは毎日使う空間なので、おしゃれな海外風にコーディネートすると気分よく過ごせます。本記事では海外風キッチンのおしゃれな海外風キッチンにする方法を、5つの切り口からご紹介しています。具体的なリフォームアイディアもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

TOPPANが運営するリフォーム会社の紹介サイト「リフォトル」では、信頼できる地元の優良リフォーム事業者を４社まで紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

海外風キッチンとは

「海外風キッチン」とは、海外のデザインやスタイルを取り入れたキッチンのことを指します。非日常的でおしゃれな空間になるのが特徴で、一口に海外と言っても様々なテイストがあります。具体的には、下記のような種類が挙げられます。

• 北欧スタイル
• インダストリアルスタイル
• ミッドセンチュリーモダンスタイル
• カントリースタイル
• 南国リゾートスタイル

こういったスタイルは、各国の文化やライフスタイルを反映しています。日本の住空間にも取り入れることで、異国情緒あふれる雰囲気を楽しめるのがメリットです。また複数のスタイルをミックスして、自分らしいオリジナルの空間を作ることも可能です。

一口に「海外風」と言っても様々な種類があるので、「具体的なイメージが分からない…」と思われるかもしれません。その場合は、イメージ画像からリフォーム計画を立ててみるのもおすすめです。

どんなキッチンにしたいのか理想のイメージを検討したい方は、画像検索を利用してみてください。

おしゃれな海外風キッチンにする方法

ここでは、おしゃれな海外風キッチンを計画するためのポイントをご紹介します。色彩計画や内装など、5つの切り口でまとめています。ポイントに分けて計画することで比較的簡単にコーディネートできるため、ぜひキッチンに取り入れてみてください。

①カラーコーディネート

カラーコーディネートでは、基本的に「ベースカラー70％、アクセントカラー30％」の割合で配色すると上手に配色できます。海外風キッチンでは、白、グレー、ベージュなどのニュートラルカラーを選ぶと、他の色との調和が取りやすくなります。特に北欧スタイルやモダンなスタイルでは、白がよく使われます。

そしてベースカラーに対して、強調したい部分にビビッドな色やダークカラーを使うことで、空間にメリハリが生まれます。例えば、ミッドセンチュリーモダンスタイルでは赤やブルーがアクセントとして使われることがあります。さらに明るい色と暗い色を組み合わせることで、視覚的なインパクトを作り出すのもおすすめです。例えば、白いキャビネットに黒いハンドルやカウンタートップを合わせると、モダンで洗練された印象になります。

おしゃれな海外風キッチンを実現するためには、カラーコーディネートが非常に重要です。適切な色の組み合わせはキッチンの雰囲気を大きく左右し、おしゃれなスタイルを際立たせます。ただし、色が多すぎると過剰な印象になってしまうため注意しましょう。特にコンパクトで小さなキッチンでは、シンプルな色使いにする方が効果的です。

さらに日光の紫外線や調理による汚れ、摩耗による色の変化を考慮し、耐久性のある素材と色を選ぶことも大切です。特に白は汚れやすいので、掃除しやすい素材を選ぶとメンテナンスが楽になります。カラーコーディネートは、キッチンのデザイン性だけでなく、機能性や快適さにも影響します。ライフスタイルや好みに合った配色を見つけることで、快適なキッチン環境を作り上げられます。

②照明

おしゃれな海外風キッチンを実現するためには、照明の選び方や配置が重要です。適切な照明はキッチンの雰囲気を大きく左右し、デザインの魅力や機能性を高めます。海外風にするには、まず複数の光源を使うのがポイントです。全体照明と手元灯を分けて計画することで、使い勝手が良くなります。最近では蛍光灯のような直管タイプではなく、埋め込み式のダウンライトが人気です。照らしたい場所をしっかり照らせるので、キッチンを明るくしたい方におすすめです。

またカウンターを照らす手元灯として、ペンダントライトを選ぶとおしゃれになります。天井から吊り下げることで、デザインのアクセントになります。北欧スタイルやインダストリアルスタイルには、シンプルでスタイリッシュなデザインが人気です。一方でクラシックやフレンチカントリースタイルの場合には、装飾的なシャンデリアを選ぶと豪華さを演出できます。ただし部屋の大きさや天井の高さに応じて、適切なサイズの照明器具を選ぶことが重要です。大きすぎると圧迫感が生じ、逆に小さすぎると存在感がなくなってしまいます。

ただし照明計画では、不快な眩しさを感じないように計画することが重要です。必要に応じてマットなカバーがついたライトや間接照明を使うことで、柔らかい光を演出しましょう。さらに調光可能なライトを使えば、時間帯や用途に応じて明るさを調節できます。夕食時には柔らかい光にして、調理時には明るい光に切り替えるといった使い方ができます。照明を上手に取り入れることで、海外風キッチンのデザインがより引き立ち、快適で機能的な空間を作り出せます。

③壁材・床材

キッチンの壁材や床材は、空間全体の雰囲気や機能性を大きく左右します。デザインは、キッチン全体のテーマに一致させることが重要です。例えば北欧スタイルにはナチュラルウッドやシンプルな白、インダストリアルスタイルにはコンクリート風デザインが合います。また壁材と床材の色調を合わせることで、統一感のある空間になります。明るい色の壁材には、同じく明るい色の床材を合わせると、広くて清潔感のある印象を演出できます。

一方で機能性については、水に強い素材を選ぶと使い勝手が良くなります。キッチンは水回りであり、床や壁に水しぶきが飛んでしまうことが多いため、耐水性のある素材を選びましょう。特にシンク周りは、防水対策が必要です。またコンロの周辺は油汚れが付きやすいので、防汚コーティングされた素材を選ぶのがおすすめです。

④収納

効率的で美しい収納を計画することで、キッチンの機能性を高めるだけでなく見た目の魅力も向上できます。まず、海外風キッチンでは「見せる収納」を取り入れるのがおすすめです。オープンシェルフは、よく使う調理器具や食器をすぐに取り出せる便利さと、ディスプレイとしての役割を兼ね備えています。特に、北欧スタイルやカントリースタイルに適しています。おしゃれな食器や観葉植物を飾ることで、キッチンに個性をプラスしましょう。

余裕があれば、キッチンのスペースに合わせてキャビネットをオーダーメイドすることで、効率的な収納スペースを確保できます。特に小さなキッチンでは、限られたスペースを最大限に活用できるのがメリットです。モダンなインテリアでは、すっきりした印象の扉付き収納の方がよく合います。

さらにキッチン横にパントリーを設けると、食材や調理器具を一か所にまとめるのに便利です。適宜シェルフやラックを使って、整理整頓しやすいスペースを作りましょう。ドア付きのパントリーは、見た目の整理整頓だけでなく、食材の保存環境を整えるのにも役立ちます。よく使う調理器具や調味料は、手の届く場所に収納するのがおすすめです。適切な収納を配置することで、効率的に作業ができます。

また安全対策としては、キャビネットやシェルフの固定をしっかり行うことが重要です。耐震対策を施すことで、揺れによる収納物の飛び出しを防ぎましょう。小さな子どもがいる家庭では、危険な調理器具類は手の届かない場所に収納することが必要です。必要に応じて、チャイルドロックを取り付けることも検討してください。

⑤インテリア雑貨

雑貨はキッチンの雰囲気を大きく左右し、個性や魅力を引き出す要素となります。海外製のキッチンツールやエナメルの器、アンティークの瓶などを配置すると、ノスタルジックな雰囲気を演出できます。特に、カントリーやインダストリアルスタイルに適しています。

またキッチンの壁にアート作品やポスターを飾ることで、個性を表現するのもおすすめです。カラフルなアートやモダンなデザインが、空間の印象を引き立てます。さらにキッチンにフレッシュなインテリアグリーンを取り入れることで、リフレッシュ効果とともに見た目の美しさも楽しめます。ハーブの鉢植え等は、実用的でありながらおしゃれなアクセントとなるためおすすめです。

さらに見せる収納として、おしゃれな調理器具やカトラリーを選ぶと素敵です。例えば、銅製の鍋や木製のスプーンは、キッチンに温かみを与えます。オーブンレンジやケトルといった家電製品に関しても、デザイン性の高いアイテムを選ぶとキッチン全体のデザインが引き立ちます。食材や調味料は、ガラスジャーやおしゃれなボックスに入れることで、見た目が美しく使いやすくなります。既製品をそのまま使うのではなく、適宜ラベルを貼る等の工夫をして整理整頓を心がけましょう。

またおしゃれなデザインのキッチンタオルやエプロンは、実用的でありながら装飾効果もあります。カラフルな柄や、シンプルなリネン素材が人気です。テーブルやカウンターに敷くテーブルランナーやクロスも、キッチンのアクセントになります。季節に応じて変えると、よりおしゃれなインテリアが楽しめます。

ただし雑貨をたくさん置きすぎると、キッチンが狭く見えたり、作業スペースが減ったりします。必要最低限のアイテムを選び、スッキリとした空間を保ちましょう。基本的には、キッチン全体のテーマに合わせて雑貨を選ぶことで統一感のある空間を作れます。例えば、北欧スタイルならシンプルで機能的なデザインを、インダストリアルスタイルならメタリックなアイテムを選びましょう。全体のカラースキームを統一することで雑貨が調和し、キッチンが一体感のある空間になります。ベースカラーとアクセントカラーを決めて、雑貨を選ぶのがポイントです。

またコンロ周りやオーブンの近くに置く雑貨は、耐熱性のある素材を選びましょう。布製品や木製品は、なるべく火から遠ざけるように配置します。そして重い雑貨やガラス製品は安定した場所に置き、落下のリスクを避けます。特に棚や高い位置に置く場合は、固定するなどの対策を講じましょう。

TOPPANが、キッチンのリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

海外風キッチンのリフォームアイディア

ここでは、海外風キッチンにリフォームするためのアイディアをご紹介します。具体的なインテリアデザインをたくさん見ておくことで、実際のキッチンがイメージしやすくなります。ご自宅の間取りやインテリアの好みに合わせて、リフォームの計画を立ててみましょう。

使いやすいコの字型キッチン

コの字型（U字型）キッチンは作業動線が短くなるため、使いやすいレイアウトとしておすすめです。シンク、コンロ、冷蔵庫が三角形に配置されるため、「ワークトライアングル」を実現しやすいです。この配置により、準備、調理、収納といった各作業間の移動距離が短くなり、効率的に作業できます。

また3面にわたってカウンタースペースが確保できるため、広い作業エリアが確保できます。これにより同時に複数の作業を進められて、料理の効率が上がります。海外の住宅で見られるような、広々としたキッチンにしたい方には特におすすめです。複数人で同時に作業する場合にも、ゆったりとしたスペースがあるため便利です。

ただしコの字型キッチンは、比較的大きなスペースが必要です。また、隅角部のコーナーは使いにくくなりがちです。そのため、必要に応じて回転トレイや引き出し式のコーナーキャビネットを取り入れると便利になります。頻繁に使わない大きな鍋や調理器具を収納するなど、工夫しましょう。

明るいL字型キッチン

窓に面したL字型キッチンはおしゃれで、海外風のデザインにぴったりです。このレイアウトは機能性と美しさを兼ね備えており、海外の住宅で人気があります。窓から自然光がたっぷりと入り、キッチンが明るく開放的になります。日中の調理作業がしやすくなり、エネルギーの節約にもつながるのがメリットです。窓からの景色を楽しめるため、調理中もリラックスした気分で過ごせます。特に自然豊かな環境や都市の美しい景観が望める場所では、窓の活用が効果的です。

さらにL字型のレイアウトは作業動線が短くなるため、効率的に調理ができます。シンク、コンロ、冷蔵庫の位置を適切に配置することで、スムーズな作業が可能です。カウンタースペースが広く取れるため、複数の作業を同時に行うことができ、料理の効率が向上します。

窓には、カーテンやブラインドを取り付けると快適になります。これにより、光の調節がしやすくなり、おしゃれな雰囲気を演出できます。特に、ナチュラルな素材やカラーを選ぶと海外風になります。またプライバシーの面からも、目隠しとして設置するのがおすすめです。カーテンやブラインドによって外からの視線を遮りつつ、適度に光を取り入れられます。

見せる収納が素敵なキッチン

見せる収納を取り入れることで、キッチンをおしゃれな海外風に仕上げられます。こちらのアイディアのようにおしゃれな食器やカラフルなボウル、素敵なガラスジャーを選ぶと、見た目が一段と引き立ちます。日常的によく使うアイテムを飾ると、実用性も叶えられます。基本的には、高さや色を揃えて配置することで統一感のあるディスプレイにするのがおすすめです。見た目のバランスを考え、雑然としないように注意しましょう。ジャーやボトルにラベルを貼ることで、中身が一目でわかり、整理整頓がしやすくなります。

また壁にハンギングバーやフックを取り付けて、鍋やフライパン、カトラリーを吊るす方法もおすすめです。こちらは、カントリーやインダストリアルスタイルにぴったりです。木製やステンレスの調理器具は見た目が美しく、ディスプレイするだけでおしゃれなアクセントになります。

ただしオープンシェルフやハンギングバーを取り付ける際は、しっかりと固定することが重要です。特に重い調理器具を吊るす場合は、安全性を確保するために耐荷重を確認し、しっかりと固定しましょう。見せる収納には頻繁に使うアイテムを配置することで、実用性を高められます。使いやすさを考慮して、配置場所を決めましょう。

海外風キッチンのリフォーム費用相場

海外風キッチンのリフォーム費用相場は、一般的なＷ2500程度サイズとして約120万円～約165万円程度です。（内訳：既存キッチンの撤去費は約8万円～10万円程度、キッチン本体が約80万円～100万円程度です。配管及び配線工事に約10万円～18万円程度、対面カウンター等の造作費に約15万円～20万円程度、設置費に約10万円～15万円程度。）

※キッチンメーカーやタイプ及びランクによって費用の変動がございます。

※処分費及び養生費は別途費用が掛かります。

※配管や配線経路が変わる場合は費用が相場よりも高くなります。ただしリフォーム費用は、キッチンの広さや設備の内容によって大きく変わります。広いキッチンにするケースや高級なキッチン設備を導入する場合は、費用が高くなります。

またキッチンのレイアウトを変更する場合は、配管や電気配線の移動が必要になるため、追加の工事費が発生します。壁や床の改修も含まれる可能性があるため、注意しましょう。

新しい家電や照明器具を導入する場合にも、費用がかかります。エネルギー効率の高い家電やスタイルに合ったデザインの照明器具を選ぶことで、キッチン全体の雰囲気が良くなります。ただし具体的な費用はリフォームの内容や規模によって異なるため、まずはリフォームの希望内容を明確にし、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。また予算に合わせて、リフォームの優先順位を決めることも重要です。

TOPPANが、キッチンのリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

まとめ

海外風のキッチンは、おしゃれな空間になるため人気が高いです。一口に海外風といっても様々なスタイルがありますが、基本的なおしゃれな海外風キッチンにする方法は共通しています。本記事でご紹介したアイディアやポイントを参考に、ぜひ素敵な海外風キッチンを計画してみてはいかがでしょうか？

TOPPANが運営するリフォーム会社の紹介サイト「リフォトル」では、信頼できる地元の優良リフォーム事業者を４社まで紹介します。ぜひお気軽にお申し込みください。