キッチンの機能やデザインにこだわりたい場合、オーダーキッチンという選択肢があります。本記事ではオーダーキッチン計画のポイントや、おすすめのメーカーについて具体的にご紹介していきます。これからキッチンのリフォーム等を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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オーダーキッチンとは
オーダーキッチンとは、住宅の間取りやライフスタイルに合わせて設計・製作するキッチンのことを指します。一般的な既製品のシステムキッチンとは異なり、サイズ・素材・デザイン・機能などを自由に選べるのが特徴です。そのため、住まいのスペースや好みに応じたキッチンを作れます。
例えばキッチンの配置や収納の形状、カウンターの高さといった細部に至るまで自由に設計できるため、特定のスタイルやカラーでコーディネートしたい方におすすめです。既製品のキッチンだとサイズや配置に制約がありますが、オーダーキッチンは家の構造やスペースに合わせてピッタリ設計でき、無駄な空間ができません。また使用する素材も自由に選べるため、ステンレスや木材、大理石など、高級感や耐久性を重視した素材を取り入れることが可能です。
オーダーキッチンのメリット
オーダーキッチンのメリットとしては、下記の点が挙げられます。
- 自由なデザインとカスタマイズ性
- 高い機能性
- 素材や仕上げをオリジナル仕様にできる
オーダーキッチンは好みやライフスタイルに合わせてデザインでき、キッチンのサイズ、配置、素材、カラー、設備などを自由に選べます。特に使い勝手を重視したい場合や、デザインにこだわりたい場合に最適です。また家の間取りや構造に合わせて作れるため、無駄なスペースを作ることなく有効活用できます。特殊な間取りや限られたスペースでも、最適なレイアウトを実現できます。
収納スペースや機器の配置を細かくカスタマイズすれば、使いやすさや機能性を向上させられます。調理や片付けの動線を考慮した効率的なレイアウトを実現できるのも、大きなメリットです。そしてオーダーメイドで作るため、他に同じものがない自分だけのオリジナルキッチンが実現します。高品質の素材や使い勝手の良さから、長期間満足して使えるキッチンになります。既製品のシステムキッチンと比較してもオーダーメイドは耐久性やデザイン性が高く、愛着を持って長く使えるのが特徴です。
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オーダーキッチンの計画ポイント
ここでは、オーダーキッチンを計画する際のポイントについてご紹介します。
ワークトップの高さ
キッチンワークトップの高さは、一般的に80~90cm程度のことが多いです。調理や片付けをする際の体の負担を軽減するためには適切な高さに設定する必要があり、使用する作業によっても最適な高さが異なります。1人だけで使う場合は高さが決めやすいですが、複数の人が利用する場合には全員の身長に対してバランスを取る必要があります。家族の身長差が大きい場合には調整可能な作業台を設置したり、異なる高さのワークトップを2列で配置したりする方法も選択肢として考慮しましょう。
そしてワークトップの高さだけでなく、キッチン全体の動線や他の設備とのバランスも重要です。調理や片付けを行う際に無理なくスムーズに動けるように設計することで、さらに快適なキッチンスペースを実現できます。
【関連記事】キッチンワークトップの選び方|おすすめ素材や気になる疑問
シンク・水栓
シンクのサイズや形状は、キッチンの使いやすさを大きく左右します。計画時には、調理や洗い物をする状況をしっかり考慮して選びましょう。特に大きな鍋やフライパンを洗う場合や食器洗いを頻繁にする家庭では、広めで深さのあるシンクが便利です。スペースに余裕がある場合、二槽式(ダブルシンク)を採用することも検討しましょう。
加えてシンクの形状には、長方形、楕円形、丸型などがあります。直線的な形状のシンクはシンプルで広い作業スペースを確保できる一方で、丸型や楕円形はデザイン性に優れておりスタイリッシュなキッチンを演出するのに向いています。基本的にはステンレス製のシンクが多いですが、メーカーによっては人造大理石等の素材が選べる場合もあります。
水栓(蛇口)は、一般的な形状の他にタッチレス水栓といった高機能なタイプもあります。手をかざすだけで水が出るので、料理中の手が汚れている場合でも触れずに操作が可能です。衛生面に優れているため、最新のオーダーキッチンでは人気が高まっています。
収納の多さ
オーダーキッチンは、収納の多さも自由に選べます。まずは作業動線を考慮し、調理器具や食器などを用途ごとに配置できるように計画しましょう。キッチンの作業エリアごとに収納スペースを分けて「調理器具は調理エリア・食器は食器洗いエリア・調味料はコンロ周り」といったように、用途に応じた場所に収納を配置します。
そして収納の多さだけでなく、見せる収納(オープン収納)と隠す収納(クローズド収納)のバランスも考慮しましょう。毎日使う食器や調味料は、手の届きやすい場所にオープン収納として配置すると使い勝手が向上します。一方で調理器具や保存食といった頻繁には使わないものや見た目がごちゃごちゃしがちなものは、クローズド収納にしてすっきりとまとめると、キッチン全体が清潔感のある印象になります。
ゴミ置き場
キッチンでは日常的にゴミが発生するため、ゴミの分別や収納を効率的に行える場所を確保することが重要です。これにより、作業の快適さや清潔さを保ちやすくなります。一般的にはゴミの分別が義務付けられている地域が多いため、可燃ゴミ、リサイクル、プラスチックなどを分けて捨てる必要があります。そのため、各種類に対応する複数のゴミ箱を収納できるスペースを準備しましょう。
可能であれば、ゴミ箱が目に触れないようにするために、キャビネット内にゴミ箱を収納できるスペースを設計するのがおすすめです。おしゃれなオーダーキッチンでは、すっきりとした見た目の方が全体のインテリア性が高くなります。
食器洗い乾燥機の有無
食器洗い乾燥機によって食器洗いの手間が省け、家事の時間を大幅に短縮できます。最近では共働き家庭の増加により、導入するケースが増えています。手洗いでは落ちにくい汚れや菌も、高温でしっかり除去できるのがメリットです。
できればビルトインで設置すると、キッチン全体のデザインに調和して見た目がすっきりします。オーダーキッチンなら、キッチンのレイアウトや収納との一体感を持たせたデザインにすることが可能です。
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オーダーキッチンの主なメーカー
ここでは、オーダーキッチンの主なメーカーについてご紹介します。
CUCINA(クチーナ)
CUCINA(クチーナ)は、1937年創業のシステムキッチンメーカーです。オーダー家具の製造販売からスタートし、現在ではキッチンだけでなく洗面台や住宅用家具といった製品も手掛けています。
オーダーキッチンでは扉や天板の素材やカラー、多彩なバリエーションのキャビネットといった項目をすべて自由に選べます。デザインや使い勝手もカスタマイズが可能なので、ご自宅の間取りにぴったりのコーディネートができるのがメリットです。
【参考】CUCINA(クチーナ)
TOYO KITCHEN STYLE(トーヨーキッチンスタイル)
TOYO KITCHEN STYLE(トーヨーキッチンスタイル)は、1934年創業のシステムキッチンメーカーです。世界基準のキッチンデザインをオリジナルで開発しており、日本で初めてアイランドキッチンを発表したという実績があります。キッチンを道具ではなく人生を豊かにする場所として捉え、豊かなデザインを実現しているのが特徴です。
またデザイン性だけでなく機能にもこだわりがあり、「パラレロシンク」「ゼロ動線」、快適な「エアフロー」といった独自のスタイルを提案しています。誰にとっても使いやすく疲れにくいキッチンなので、幅広い年代の方に人気があります。
【参考】TOYO KITCHEN STYLE(トーヨーキッチンスタイル)
Linea Talara(リネアタラーラ)
Linea Talara(リネアタラーラ)は、東京都世田谷区に本社を置く高級オーダーキッチンメーカーです。ディテールにこだわって、空間や素材を徹底して追及するものづくりを行っています。単に食事を作るためだけではなく、家族が集いくつろげる空間を実現しています。既存の理想にとらわれない「作品」としてのフルオーダーキッチンなので、それぞれの間取りに応じた快適なキッチンにしたい方におすすめです。
kitchenhouse(キッチンハウス)
kitchenhouse(キッチンハウス)は、1909年創業の日本最高級のカスタムキッチンブランドです。品質重視の姿勢と高い技術開発力を礎に、高級キッチン市場で高い認知度を誇る事業に成長しています。「フルオーダー」では、お客様のご要望を一つ一つ丁寧に伺いながら、暮らし方やキッチンスペースに合わせた理想のオンリーワンのキッチンをつくり上げます。一方で「セミオーダー」にも対応しており、独自の生産システムにより人気のオーダーメニューを厳選・標準化しています。これにより価格が比較的リーズナブルになっているので、気軽に選びたい方におすすめです。
リビングプロダクト
リビングプロダクトは、1977年創業のカスタムメイドキッチン・洗面化粧台等の設計・製作・施工・販売メーカーです。「食」に関わる空間・時間を楽しめるようにするため、豊富な経験と実績で機能性を追求したオリジナルキッチンを実現することを目指しています。高い技術力によって、高品質なキッチンを提供しています。新築だけでなくリフォームの施工事例も多いため、安心して採用しやすいのが特徴です。
【参考】リビングプロダクト
LES ARC(レザルク)
LES ARC(レザルク)は、1987年創業のオーダーキッチンメーカーです。元々「HAUZE(ハウゼ)」という名称でしたが、2011年6月1日よりLES ARCに統一されました。キッチンだけでなく、リビング収納やクローゼットといったリビング家具をトータルで手掛けています。細部まで完成度の高い家具なので、長く快適に使い続けられるのが特徴です。
【参考】LES ARC(レザルク)
北沢産業
北沢産業は、1951年創業のオーダーキッチン販売メーカーです。元々プロ用の食品加工機械・調理機器を手掛けていましたが、住宅用のオーダーキッチンまで幅広く展開しています。オーダーキッチン計画の打合せでは、家庭用キッチンの専門スタッフが対応してくれます。丁寧にヒアリングを行っているため、それぞれの間取りに応じたきめ細やかな設計が可能です。また既存プランのヒントを生かす「カスタムオーダー」と、自由につくる「ゼロベースオーダー」が選べるようになっています。
【参考】北沢産業
mov(モブ)
mov(モブ)は、1990年創業のオーダーキッチンメーカーです。沖縄県に本社を置き、オーダーシステムキッチン及び特注家具の設計・製造・施工を行っています。開発したアイデアの数々を提案してお客様一人 ひとりのライフスタイルに合せたキッチンを製作すると共に、新しいスタイルのキッチンの開発も手掛けているのが特徴です。
塗装やキャビネット、天板は、経験豊富な職人による手作業で仕上げられています。 建築空間に調和して使い勝手や感性にぴったり合うキッチンは、扉の芯材や釘1 本においても高温多湿な沖縄の気候を考えて選定されています。
【参考】mov(モブ)
ワイズキッチンファクトリー
ワイズキッチンファクトリーは、2006年に設立されたオーダーキッチン及びオーダー家具メーカーです。メーカーのシステムキッチンとは違い、要望に合わせたテイストで一件一件製作しています。そのためサンプルを見比べながら展示キッチンで打ち合わせを行い、ゆっくりくつろぎながら計画するのが特徴です。無垢材を使った本物志向・ナチュラル志向のキッチンを提案しており、センスの良いデザインが手ごろな価格で実現します。
【参考】ワイズキッチンファクトリー
プリマヴェーラ
プリマヴェーラは、愛知県名古屋市に本社を置くオーダーキッチンメーカーです。お施主様の図面を基に、綿密なヒアリングを行います。このオーダーシステムは、ライフスタイルやご要望をデザイン・機能性に活かすための大切なプロセスです。独自の高い技術とクリエイティブ、決して妥協しない姿勢で、憧れのインテリアライフを実現します。
さらにキッチンだけでなく、家具やカーテンに至るまで一貫して製作する「トータル・プロデュース制」も採用しています。これにより、インテリアと住まいが調和した上質な暮らしを提案しているのが特徴です。統一されたデザインコンセプトによる、素材にもこだわりを持ったインテリア空間をコーディネートしてもらえます。
【参考】プリマヴェーラ
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まとめ
オーダーキッチンは、おしゃれでデザイン性の高い仕上がりになるのが魅力です。しかしキッチンのリフォームでは床材や配管設備のメンテナンスも必要になるため、工事の際にはリフォーム専門会社経由でオーダーするのが一般的です。キッチンリフォームを検討されている場合には、ぜひ複数の業者に相見積もりを取って比較してみましょう。
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