食洗機リフォームの種類や費用まとめ|後付けで家事時短も叶う

更新日:2024年11月12日

更新日:2024年11月12日

  • Twitter
  • LINE
  • Instagram

食洗機は、毎日の家事を楽にしてくれるアイテムとして人気が高まっています。本記事では食洗機リフォームの種類や、後付けする場合の注意点等について詳しくご紹介します。これからキッチンのリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム事業者を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

食洗機をリフォームしたい

食洗機を使うことで 家事の負担が減り、食器洗いにかかる時間を節約できます。特に忙しい家庭や共働きの家庭にとって、家事の時短は非常に魅力的です。また最近の食洗機は、手洗いよりも水や電気を節約できるタイプが増えています。これにより、長期的なランニングコストの削減も期待できます。 高温洗浄や乾燥機能により、手洗いよりも衛生的に食器を洗える点もメリットです。

食洗機の後付けにはキッチンのスペースや配管の工事が必要ですが、施工技術が進化していることで以前よりも比較的容易に設置できるようになっています。そのため最近では、食洗機をリフォームで設置したいというニーズが高まっています。本記事では食洗機のリフォームに関する費用や注意点について、詳しくご紹介していきます。

TOPPANが、キッチンのリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

食洗機リフォームの種類・費用

ここでは、食洗機リフォームの種類や具体的な費用についてご紹介します。

据え置き型食洗機の設置

据え置き型食洗機の設置費用の目安は、メーカーや種類によっては費用が変わりますが、相場としては約4万円~15万円程度となります。(内訳として食洗機本体が約3万円~12万円程度、設備工事及び設置費として約1万円~3万円程度となります。)
※養生費は別途費用がかかります。
※置き型は場所をとる為、キッチンの形状や大きさによって設置できない場合があります。

据え置き型はビルトインとは違ってキャビネットの改造や大掛かりな配管工事が必要なく、カウンターやシンク脇に簡単に設置できます。比較的本体の価格が手頃で、設置費用も比較的安く抑えられるのがメリットです。またキッチンのレイアウト変更や引っ越しの際も、据え置き型であれば持ち運びが容易なため柔軟に対応できます。

ただし据え置き型はカウンタースペースの一角を占有するため、設置場所の確保が重要です。特に小さなキッチンではスペースに余裕がないことがあり、注意が必要です。また設置する場所によっては、水栓との距離が問題になる場合があります。そのため、水栓と食洗機の距離を事前に確認しておきましょう。排水ホースの設置場所や配管が適切でないと、水漏れや排水の問題が発生する可能性があります。

ビルトイン食洗機の交換

ビルトイン食洗機の交換費用の目安は、元々の食洗機を入れ替える工事としての費用は約8万円~20万円程度となります。(内訳は食洗機本体が約5万円~15万円程度、取替費に約3万円~5万円程度となります。)
※メーカーや種類によっては費用が変わります。
※処分費及び養生費は別途費用がかかります。

このタイプはキッチンキャビネットの中に埋め込まれているため、外からはほとんど見えずデザインがキッチン全体と調和しているのがメリットです。ただしビルトイン型は据え置き型よりも価格が高く、設置費用や工事費用も追加でかかることがあります。特にキャビネットの改造や新しい配管の設置が必要な場合、工事費が高くなる可能性が高いです。

またビルトイン食洗機は設置場所が固定されているため、据え置き型と比較して故障時に取り外しや修理が手間になります。配管や電気系統のメンテナンスに関しても、通常のキッチン機器と比べて複雑です。こういった事情から、キッチン全体のリフォームを行うタイミングで交換するのが一般的です。

ビルトイン食洗機の後付け

ビルトイン食洗機の後付け費用の目安は、食洗機の取り付け費用として約13万円~30万円程度となります。(内訳は食洗機本体が約5万円~15万円程度、設備工事に約3万円~5万円程度、設置費に5万円~10万円程度となります。)
※処分費及び養生費は別途費用がかかります。
※メーカーや種類によっては費用が変わります。

既存のキッチンに後付けする際には、キャビネットや作業台を改造してスペースを確保する必要があります。すでにあるキッチンのデザインやレイアウトに合わせて、食洗機をスムーズに統合できるかが重要です。

特に、十分なスペースがあるかを事前に確認しておきましょう。シンク下やキャビネットの一部を改造することになるため、設置スペースが足りない場合はリフォームの範囲が広がってしまう可能性があります。またビルトイン食洗機を設置するためには、専用の給水・排水配管と電源が必要です。後付けの場合には配管や配線の取り回しが既存のキッチン構造に合わないことがあり、その場合は追加工事が求められます。

キャビネットのサイズや形状に合わせて食洗機を設置することになるため、既存の収納スペースが犠牲になってしまう可能性も考慮しましょう。これにより、全体の収納計画を見直す必要も生じます。後付けリフォームの規模によっては、キッチン全体のレイアウト変更が必要な場合もあります。

システムキッチンごと交換

システムキッチンごと交換する費用の目安は、一般的なW2500程度のI型キッチンとして約85万~125万円程度です。(内訳として既存キッチンの解体・撤去に約8万~10万円程度、W2500のI型キッチンは60万~90万円程度、設備配管工事に約10万~15万円程度、設置費として約10万円前後となります。)
※メーカーや種類によって費用が変わります。
※養生費は別途費用がかかります。

キッチン全体を一新する大規模なリフォームのため、機能面やデザイン面で多くのメリットがあります。全体を交換することで、最新の機能を備えた設備を導入できます。例えば、食洗機やIHクッキングヒーター、収納力の高いキャビネットなど、利便性を向上させたい場合におすすめです。またデザインの自由度が高く、ライフスタイルに合わせたスタイリッシュで機能的なキッチンを実現できます。

そしてシステムキッチンを交換する場合、キッチンの配置を見直す良い機会となります。例えばL字型、I字型、アイランド型、ペニンシュラ型といった使いやすいレイアウトに変更することで、作業動線や収納スペースが改善できます。キッチン全体の印象が大幅に向上し、住宅の価値を高める効果も期待できます。

ただしシステムキッチンの交換の間は使えなくなってしまうため、代替の調理手段や生活プランを考えておく必要があります。また大規模なリフォームになることで、費用が高額になる点にも注意が必要です。特にキッチンのサイズや素材、設備のグレードによって価格が大きく異なります。また配管・電気工事の有無や、キッチン周りの床や壁の仕上げも費用に影響します。予算をしっかり見積もり、追加費用が発生する可能性も考慮しておきましょう。

TOPPANが、キッチンのリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

ビルトイン食洗機の設置に必要な設備

ここでは、ビルトイン食洗機の設置に必要な設備についてご紹介します。リフォームでは別途工事が必要になる場合があるため、ご自宅の状況に応じて適切な工事を行いましょう。ただし実際の工事内容はケースバイケースになるため、専門業者に相談してみるのが確実です。

給水管と給湯管

ビルトイン食洗機の設置には、主に「給水管・給湯管」が必要となります。給水管からは冷水が供給され、食洗機内部のヒーターで加熱されて温水になります。通常、シンク下の給水栓から分岐させて接続します。配管の取り回しがシンク下やキャビネット内で制約を受ける場合があるため、スペースの確保が重要です。

そして場合によっては、給湯接続にするケースもあります。庫内に引く水の温度が高いほどヒーターにかかる消費電力を抑えられるため、節電効果が期待できるのがメリットです。給湯管を接続することですぐに温水が使用でき、洗浄効率も高まります。

後付けリフォームでは、既存の給水・給湯配管に食洗機を接続するために配管の取り回しや適合性を確認する必要があります。特に給水・給湯管の接続位置が遠い場合や配管が古い場合、追加工事が必要になることがあるため注意しましょう。マンションなどでは排水経路が既存の構造と適合しないことがあるため、あらかじめ確認しておくことが重要です。後付けリフォームの場合、スペースの確保、配管・排水の整備、コストに対する慎重な計画が成功の鍵となります。

キッチンのコンセント

ビルトイン食洗機の設置には、適切な電源の確保が必要です。一般的な家庭用食洗機では、100Vタイプが普及しています。しかし大容量の海外製モデルの場合、200Vの電源が必要になることもあります。そのため、導入したい食洗機に対応している電源かどうかをしっかり確認しましょう。

また食洗機はキッチンキャビネットの内部に設置されるため、コンセントは適切な位置に設置する必要があります。食洗機の設置場所近くにコンセントがない場合、電気工事が求められます。通常、食洗機を設置する場所の背面や下部に設置されることが多いです。コンセント部分が水漏れや湿気によってショートするのを防ぐために、防水カバーや防水コンセントを使用することが推奨されます。特に古い住宅やマンションでは、既存の電気配線が十分ではないケースがあり、工事が複雑になる場合があるため注意しましょう。

ブレーカーの空き回路

ビルトイン食洗機の設置には「ブレーカーの空き回路」が重要な設備です。ビルトイン食洗機は消費電力が高いため、既存の他の電気機器と同じ回路を共有すると、過負荷によってブレーカーが頻繁に落ちてしまうリスクがあります。そのため、食洗機専用の電気回路を確保することが重要です。

後付けでビルトイン食洗機を設置する際には、配電盤に十分な「空き回路」があるかどうかを確認する必要があります。空き回路があれば専用の回路を設けられますが、無い場合には回路を増設するか、配電盤そのものをアップグレードする必要が出てきます。特に食洗機以外に、電力消費の大きい電子レンジ・IHクッキングヒーター・エアコンなどがある場合は、全体の電力使用量を考慮した上でブレーカー容量を確認しましょう。

そして回路増設工事や配電盤の増設を行う際には、安全基準に基づいた施工が必要です。感電や漏電等の危険が伴うため、専門の電気工事士が工事を行わなければなりません。事故を防ぐためにも、必ず専門業者に依頼するようにしましょう。

TOPPANが、キッチンのリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

ビルトイン食洗機を後付けする際の注意点

ここでは、ビルトイン食洗機を後付けする際の注意点についてご紹介します。「自宅にリフォームで設置できる?」「リフォーム工事で失敗したくない」という場合には、ぜひ事前に確認しておきましょう。

賃貸住宅では基本的に設置不可

ビルトイン食洗機を設置する際には、キッチンキャビネットの一部を解体したり、専用の給排水管や電気回路を設けたりする必要があります。しかし賃貸住宅では「原状回復義務」があるため、基本的にはビルトイン食洗機の設置はできません。

賃貸住宅での大きな設備変更には、必ず貸主(オーナー)や管理会社の許可が必要です。ビルトイン食洗機の設置は一般的なDIYレベルを超えた大規模な設備改修に該当するため、許可が得られにくいと考えられます。設置後のトラブル(漏水、電気トラブルなど)のリスクも高いため、許可なく工事を行うことは避けましょう。

こういった事情から、賃貸住宅で食洗機を導入したい場合には据え置き型の食洗機を選ぶのがおすすめです。これならキッチンカウンターの上に置くだけで使用でき、配管工事や大規模な電気工事が不要です。賃貸契約に影響を与えることが少なく、原状回復も簡単に行えます。

セクショナルキッチンには設置できない場合が多い

セクショナルキッチンとは、キッチンの各部分が個別に配置されているタイプのキッチンのことを指します。一般的に築年数が古い戸建住宅や、集合住宅で採用されていることが多いです。調理スペース、シンク、収納などが分かれていて、ユニットごとに独立した形でデザインされているのが特徴です。自由なレイアウトが可能ですが、その分、ビルトイン機器の設置が難しくなってしまうため注意しましょう。食洗機の設置にはある程度のスペースが必要なため、ユニットが分割されていることで設置が困難になります。

セクショナルキッチンで食洗機を使用したい場合にも、据え置き型の食洗機を選ぶのがおすすめです。コンパクトなタイプならキッチンの空いているスペースに設置でき、給水と排水も柔軟に対応可能なため後付けが比較的簡単です。

キッチンのスペースをしっかり確認する

ビルトイン食洗機を設置するためには、食洗機が収まる程度のスペースが必要です。周囲に収納キャビネットや調理器具、他の家電がないことを確認する必要があります。特に食洗機のドアが開くスペースや、内部に食器を取り出すための動きやすさを考慮しましょう。周囲に障害物があると、食洗機の利用が不便になることがあります。

また食洗機の設置には、給水管や排水管の配管も必要です。こういった配管を通すためのスペースが確保されているかも確認しておきましょう。特に配管の取り回しが難しい場所では設置工事が複雑になり、追加の工事費用が発生する可能性があります。そして、食洗機を設置する場所の床の強度も重要です。古い住宅や木造住宅では床が沈んでしまうこともあるため、耐荷重も考慮して計画を立てる必要があります。

DIY交換はおすすめできない

ビルトイン食洗機の設置には、給水・排水配管や電気工事に関する専門的な知識が必要です。配管を正しく接続しないと、漏水や水圧の問題が発生する可能性があります。また電気回路に関する知識が不足していると、ショートや過電流などの電気トラブルが起こるリスクも生じます。

そしてDIYでの設置は、予想以上に時間や労力を消耗してしまうことが多いです。特に初めての人が行う場合、工事に必要な道具を揃えたり、手順を調べたりするだけでも大きな負担となってしまいます。また予期しないトラブルが発生すると、さらに時間がかかることも考えられます。

もしビルトイン食洗機をDIYで設置した場合、製造メーカーや販売店の保証が無効になることもあります。故障やトラブルが発生した際にサポートを受けられなくなってしまうため、注意しましょう。総合的に考慮すると、専門業者に依頼した方が長期的な安心が得られます。

TOPPANが、キッチンのリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

ビルトイン食洗機の選び方

ここでは、ビルトイン食洗機の主な選び方についてご紹介します。各項目ごとに検討していくことで、ご自宅のキッチンや使い勝手に応じたタイプを選びましょう。

大きさ・容量

食洗機の大きさや容量は、家庭の食器の量や使用頻度に応じて選ぶ必要があります。ビルトイン食洗機はキッチンのキャビネットに組み込むため、設置スペースの大きさを確認することが重要です。食洗機の幅、奥行き、高さがキッチンの設計と合っているかをしっかり確認し、設置できるかどうかを判断しましょう。

また食器のサイズや形状によって、収納力が変わります。大きな皿や鍋を使う家庭では「ディープタイプ」、小さな食器類が多い場合には「ミドルタイプ」がおすすめです。必要に応じてトレイや棚が調整可能なモデルを選ぶことで、効率よく収納できるようになります。そして現在の家族構成だけでなく、将来的に家族が増える可能性を考慮して選ぶようにしましょう。子どもや家族が増える場合には食器の量も増えるため、少し余裕のある容量を選んでおくと安心です。適切な大きさと容量を選ぶことで、快適なキッチンライフを実現しましょう。

開閉方法

ビルトイン食洗機の主な開閉方法には、引き出し式(スライド式)とドア式(フロントオープン)があります。

まず引き出し式(スライド式)は、引き出しのようにスライドして開くタイプです。このスタイルはスペースの狭いキッチンでも便利で、物理的な圧迫感が少ないため食器を簡単に取り出せます。立ったまま食器を出し入れしやすいのも特徴です。

そしてドア式(フロントオープン)は前面に大きなドアがあり、下に向かって開くタイプです。こちらは食器を立てて収納するためのスペースが広く、効果的に洗浄できます。ただし腰をかがめる動作が必要になるため、負担が大きい場合もあります。

このように開閉方法によって、使いやすさが大きく異なります。日常的に食器を頻繁に出し入れする場合、スライド式が便利なことが多いです。一方でドア式は大型の食器を収納する際に便利ですが、開け閉めがしづらい場合があります。キッチンのスペースや生活スタイルに合った開閉方法を選ぶことで、快適で効率的なキッチン環境を実現しましょう。

掃除のしやすさ

ビルトイン食洗機は毎日使うものなので、食洗機の内部にあるトレイやフィルターが取り外し可能だと清掃が簡単です。定期的に部品を外して洗うことで、内部の清潔を保ちやすくなります。特にフィルターは食器の汚れが溜まりやすい部分なので、取り外しやすいモデルを選ぶのが望ましいです。

そして内部の形状や素材も、掃除のしやすさに影響します。滑らかな表面や角が少ないデザインは汚れが付きにくく拭き取りやすいため、お手入れが楽になります。特にステンレス製や樹脂製の内側は耐久性が高く、汚れが落ちやすいためおすすめです。

また 一部のビルトイン食洗機には、自動洗浄機能が付いているものもあります。これにより内部を効率的に清掃でき、手間がかかりません。指紋や汚れが目立ちにくい素材や拭き取りやすい表面のモデルを選ぶと、日常的なお手入れが楽になります。

TOPPANが、キッチンのリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します

まとめ

食洗機をリフォームで後付けすることで、毎日の家事が格段に楽になります。手洗いよりも清潔に仕上がるといったメリットもあるため、ぜひリフォームしてみてはいかがでしょうか?施工業者を選ぶ際には、ぜひインターネットの見積もり比較サイトを利用してみてください。

TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム事業者を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。

信頼できるリフォーム事業者をお探しの方へ

国土交通省 登録団体所属の信頼できるリフォーム事業者の中から、あなたの希望に合う事業者を無料でご紹介します。

国土交通省 登録団体所属
信頼の事業者を最大4ご紹介します!

信頼できるリフォーム事業者をお探しの方へ

国土交通省 登録団体所属の信頼できるリフォーム事業者の中から、あなたの希望に合う事業者を無料でご紹介します。

国土交通省 登録団体所属
信頼の事業者を最大4ご紹介します!