北欧モダンなリビングにリフォーム|木材や家具の使い方でおしゃれに

更新日:2024年05月27日

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北欧モダンなインテリアは、シンプルでデザイン性が高いのが魅力です。リビングに北欧モダンな内装を取り入れることで、機能性とデザインの両方が叶えられます。本記事でご紹介するアイディアや計画のコツを参考に、リフォーム計画を立ててみてください。

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北欧モダンとは

北欧モダンなインテリアは、自然素材を使用した明るい色使いが特徴で、機能性があり、シンプルで洗練されたスタイルの事を指します。基本的に、北欧諸国(主にデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドなど)のデザイン哲学に基づいています。北欧は冬が長くて日が短いという環境から、自宅での時間を大切に過ごすという考え方が根付いているのです。最近では、北欧のデザインや生活習慣と、日本のシンプルデザインを組み合わせた、ジャパンディ(Japandi)というインテリアスタイルも海外では人気です。

また北欧モダンなインテリアでは、木材がよく使用されます。淡い木目や明るい色の木材が一般的で、天然素材を大切にします。北欧の冬は長く暗いため、明るい色調も好まれます。白、グレー、ベージュなどの色が基調で、ポップな色合いが取り入れられることもあります。

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北欧モダンなリビングにする方法|5つの切り口で紹介

ここでは、北欧モダンなリビングにする方法について5つの切り口でご紹介していきます。インテリアは複数の要素が組み合わさって計画されるものなので、ぜひ参考にしてみてください。

①内装

直線と曲線を混ぜる

北欧モダンなスタイルは、基本的にシンプルで機能的なデザインを重視しています。しかし同時に、柔らかさや温かみといった要素も大切です。そのため直線的な要素と曲線的な要素を組み合わせることで、空間にバランスと興味深さをもたらします。

具体的には、ペンダントライトやシャンデリアのデザインに曲線的な要素を組み合わせることで、空間に柔らかさを加えられます。こちらのアイディアでは特徴的なスタンドライトが用いられており、おしゃれな雰囲気を演出しています。また、手軽な方法としては、アートやファブリックを取り入れることもあります。個々の好みやスタイルに合わせながら、空間全体で統一感を保つことが重要です。

木材を効果的に使う

北欧モダンなデザインでは自然素材が使われることが多く、木材は特に重要視されています。具体的には、床や天井等の内装に木材がよく使用されます。幅広い色調の木目と相性が良く、自然な温かみをもたらします。またテーブル、椅子、シェルフなどの家具についても、シンプルで機能的なデザインが多いです。

木製の小物や装飾品を使用すれば、空間にアクセントを加えることも可能です。例えば、木製のランプや木彫りのオブジェなどが挙げられます。木材は自然な風合いと温かみからくる魅力があり、北欧モダンなインテリアにおいては、取り入れることで心地よい雰囲気を演出できます。

暖炉や薪ストーブもおすすめ

暖炉や薪ストーブは、北欧モダンなインテリアでよく使われます。北欧の寒冷地域では、温かみのある暖房機器が室内を快適に保つ役割を果たす一方で、そのデザインも重要視されています。北欧モダンなデザインの薪ストーブには、シンプルで美しい形状や素材が採用されています。鋳鉄や鋼鉄製の薪ストーブは、機能的でありながらもインテリアの一部として存在感を放ちます。

ただしリフォームの場合、部屋の間取りや構造によっては設置できないこともあります。そのため、施工可能かどうか専門業者に確認しましょう。もし設置不可の場合は、暖炉風のLEDライトや電気ヒーターを取り入れる方法もおすすめです。

②カラーコーディネート

白を基調にする

北欧では冬が長く、日照時間が短い環境となっています。そのため、自然光を反射して部屋を明るくし、開放的な雰囲気を生み出す白い内装が好まれています。白は空間を広々と感じさせ、部屋全体を整然としたまとまりのある印象に見せてくれます。白は清潔感を与え、北欧モダンのシンプルで機能的なデザインを強調します。家具やアクセントの色合いが白を基調にしていると、他の家具を引き立たせる効果も期待できます。

ただし全てを白で統一するのではなく、アクセントカラーや自然素材を巧みに取り入れ、バランスを取ることが重要です。このようなアプローチ手法によって、白を基調にした北欧モダンなインテリアが洗練された雰囲気になります。

ニュアンスカラーを取り入れる

ニュアンスカラーとは、微妙で柔らかいトーンの色味のことを指します。上手に取り入れることで、空間に温かみと深みを与えます。具体的には、柔らかいグレー、ベージュ、淡いブルーなどの中立色が採用されることが多いです。こういった色はシンプルなデザインと相性がよく、空間に落ち着きをもたらします。

また、濃いめのニュアンスカラーをアクセントとして取り入れることで、空間に深みとコントラストを加えられます。例えば、深いグリーンやチャコールグレーなどがよく使用されます。クッション、カーテン、アートなどの気軽なアイテムであれば、費用もリーズナブルで取り入れやすいです。複数の小物をバランス良く取り入れることで、北欧モダンなインテリアに豊かな表情が生まれます。

ビビッドなアクセントカラーを使う

ビビッドなカラーを小物に取り入れることで、インテリア空間に活気と個性を与えられます。例えば、鮮やかな色合いのクッション、アート作品、または小さなデコレーションアイテムが挙げられます。

ただし北欧モダンなインテリアは一般的には中立色や柔らかいトーンが特徴であり、ビビッドなアクセントカラーを全面的に取り入れることは少ない傾向があります。クッションやペンダントライト等の照明器具を使ってビビッドな色を導入すれば、アクセントとして魅力がプラスできます。

大胆な柄を効果的に使う

大胆な柄の壁紙やタイルを部屋のアクセントとして使うことで、空間に個性が生まれます。ベースの壁や家具がシンプルな淡い色調で統一されていると、柄がよりいっそう引き立ちます。

場合によっては、クッション、カーテン、ラグ、または小物などを選ぶことも多いです。面積の小さいアイテムであれば、抵抗なく取り入れられやすくなります。大胆な柄を効果的に使う際には、他の要素とのバランスを考慮し、全体のデザインに調和をもたらすようにしましょう。

③照明

タスクアンビエント照明でおしゃれに演出

「タスクアンビエント照明」とは、周囲の環境全体を照らす明かりと、手元の明かりを分けて計画する照明手法のことを指します。従来の照明計画では部屋全体を均一に照らすのが一般的でしたが、タスクアンビエント照明にすることで必要な部分を効率よく照らすことができます。

具体的には、環境光としてダウンライトを配灯し、ダイニングテーブルやカウンター上には手元灯としてペンダントライトを設置するといった方法がおすすめです。

多灯分散配灯にする

北欧モダンな部屋にするには、複数の照明器具を組み合わせる方法がおすすめです。人がいる所・作業する所をそれぞれ照らすことで、照明の効率が良くなります。ダウンライトやペンダントライト、スタンドライトといったいくつかの要素を組み合わせることで、空間に表情が生まれます。それぞれのデザインを揃えて統一しておくと、空間にまとまりが感じられます。

多灯分散配灯にすれば、煌々とした灯りではなく落ち着いた照明になるため、シーンや好みに応じた照明環境が作り出せます。全ての照明を一回路にするのではなく、回路を分けておくと便利です。さらに明るさや色を変えられるタイプにしておくと、切り替えができます。

調光機能を付ける

北欧モダンなデザインでは、照明の柔軟性や調節可能性が重要視されています。光の明るさを調整できるので、時間帯や状況に合わせて雰囲気を変えられます。暖かい柔らかな光で空間を包むことにより、リラックス効果が高まります。

また調光機能を活かして、特定のエリアやアートワークをスポットライト的に強調することもできます。部屋全体を均等に照らすだけでなく、光を使って空間に深みやアクセントを加えると印象的になります。照明の役割は単に明るさを提供するだけでなく、空間の雰囲気やムードを大きく左右します。調光機能を持つ照明は、居心地の良い空間を作り出す手段としておすすめです。

④家具

北欧ブランド家具がおすすめ

北欧ブランドの家具は、シンプルで機能的かつ美しいデザインが特徴です。具体的には、ハンス・J・ウェグナー (Hans J. Wegner)、カール・ハンセン&サン (Carl Hansen & Søn)、ボー・コンセプト (BoConcept)といったブランドが挙げられます。

北欧モダンなデザインでは、自然な素材が広く使われます。北欧ブランドの家具も、木材や天然素材が多用され、風合いが空間に温かみをもたらします。個々の好みやスタイルに合わせて他の要素と組み合わせ、バランスをとることが重要です。ただし北欧ブランド家具は価格が高額な傾向があるため、予算に応じた製品を選びましょう。

椅子にこだわる

北欧デザインは機能性、シンプルさ、美しさを追求する特徴があり、その中でも椅子は特に重要な役割を果たします。北欧モダンなデザインには、多くの特徴的な椅子が存在します。例えば「Yチェア」や「イームズチェア」などが挙げられます。これらのデザインはシンプルでありながらも、独自の美しさや機能性を備えています。

北欧モダンな椅子は、快適性と機能性が重視されています。良いデザインだけでなく座り心地や使い勝手も考慮されているので、日常の生活にフィットするようになっています。シンプルで洗練されたデザインの椅子は、空間に清潔感や整然とした印象をもたらします。

⑤インテリア小物

レザーやファブリックを取り入れる

レザーやファブリックといった素材を使用することで、空間に豊かな質感や温かみを加え、北欧の特有の雰囲気を演出することができます。特にレザーはシックで上品な印象を与え、北欧モダンなデザインにおいても人気の素材です。レザーソファやチェアは、洗練された外観と高級感をもたらします。色は一般的にシンプルなカラーが選ばれ、ブラウンやブラックがよく使用されます。

またファブリックは柔らかく、アクセントカラーやパターンを取り入れるのに適しています。北欧モダンなデザインでは淡い色調やシンプルなパターンが好まれ、ソファ、クッション、カーテンなどに使用されます。

ファブリックを使うことで、アクセントとして鮮やかなカラーや柄を取り入れられます。これにより空間にポップな要素を加えつつも、北欧らしいシンプルなデザインが保てます。

アートを飾る

北欧モダンなデザインでは、アートが空間に特有の雰囲気や個性をもたらし、シンプルで洗練された雰囲気を演出します。具体的には、抽象的でシンプルなアートがよく使用されます。線や形、色彩を抽象的に表現したアートが、空間にミニマリズムと洗練さをもたらします。

北欧デザインでは、自然や風景をテーマにしたアートも人気です。樹木、風景、動物などを描いたアートは、自然の要素を強調し、空間にリラックスした雰囲気をもたらします。また、額縁のデザインも重要です。シンプルでミニマリストな額縁の方が、北欧モダンなスタイルに合います。木製の額縁や白い額縁が一般的です。

アートは空間に深みや個性を与え、北欧モダンなインテリアにおいてもその役割は大きいです。配置や選択においては、全体のデザインとの調和やバランスを考慮しましょう。

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北欧モダンなリビングのアイディア

ここでは、北欧モダンなリビングの具体的なアイディアについてご紹介します。リフォームの成功には、たくさんの事例やアイディアを見ることが大切です。イメージを明確に持っておくことで、ご自宅に合ったリフォーム計画を立てましょう。

落ち着いた木目のリビング

こちらのアイディアでは、ダークブラウンの木目をベースにした北欧モダンインテリアに仕上がっています。チェストやスタンドライト、椅子といった家具類の木目を揃えることですっきりした印象になります。家具全体の高さを低めに抑えているので、部屋全体を広く見せる効果も期待できます。

タスクアンビエント照明がおしゃれなリビング

北欧モダンでおしゃれなリビングではタスクアンビエント照明を取り入れるのもおすすめです。こちらのアイディアのように、スタンドライトや間接照明でふんわりとした明るさで計画すれば、リラックス感が高まります。

ただし間接照明だけでは明るさが不足することも多いため、注意しましょう。もし暗い場合には、ダウンライト等を併用することもおすすめです。いくつかの照明器具を組み合わせることで、シーンに応じた明るさに切り替えられて便利です。照明計画は専門業者や照明メーカーで作成してもらえることも多いため、気軽に依頼してみましょう。

アクセントカラーの効いたリビング

こちらはブルーグレーをベースとしたリビングで、洗練された雰囲気になっているのが魅力です。ソファと壁面クロスのカラーが統一されているため、全体としてすっきりした印象にまとまっています。「色物の壁紙クロスは取り入れるのが難しそう…」と思われる方も多いですが、こちらのように落ち着いた色味であれば比較的ナチュラルな雰囲気になります。

部屋の中央にはガラス素材のペンダントライトがあり、アイキャッチの役割を果たしています。

またクッションやブランケットでオレンジを取り入れることで、アクセントカラーになっているのが特徴です。ブルーグレーとオレンジは反対色ですが、効果的に導入すれば空間を引き締める効果が期待できます。アクセントカラーを取り入れる場合には、あえて大胆な色使いに挑戦してみるとおしゃれになります。

北欧家具が素敵なリビング

北欧モダンなインテリアでは、家具選びが重要です。いわゆる「北欧家具」と呼ばれるデザインを選ぶことで、スタイリッシュな雰囲気にまとまります。こちらのアイディアでは、中央のテーブルやスタンドライトに北欧デザインが取り入れられています。ホワイトをベースにしながら、ブラウンを効果的に配色しているのが特徴です。

シンプルな家具を選ぶ場合には、高級な素材にこだわると洗練された印象になります。家具はそれほど頻繁に買い替えるものではないため、質の良い製品を選んだ方が満足度が高くなります。

ジャパンディな北欧リビング

北欧モダンなインテリアは、和の雰囲気ともよく合います。こちらのアイディアでは木がふんだんに使われており、直線的なラインが特徴です。木の温もりがほっとする雰囲気を演出しているので、幅広い年代におすすめです。場合によっては、床面に畳を取り入れてもおしゃれになります。畳ならそのまま寝ころぶといった使い方ができるので、よりリラックス感が高まります。

ダイニングテーブルの上には北欧デザインのペンダントライトが設置されており、空間のアクセントになっています。また部屋全体には間接照明が多く使われているので、ふんわりと柔らかく照らされているのが特徴です。

どんなお部屋にしたいのか理想のイメージを検討したい方は、画像検索を利用してみてください。

リフォームの計画ポイント

ここでは、北欧モダンなリビングにリフォームするための計画ポイントについてご紹介します。基本的なリフォームのルールを守ることで、失敗や後悔の無い計画に繋げましょう。

家族構成・予算に合わせて計画する

リフォーム計画を立てる際に、家族構成や予算を考慮することは非常に重要です。まずは家族が快適に過ごせるように、それぞれに必要なスペースを検討しましょう。子どもの成長やライフスタイルの変化に対応できる可変性を持たせておくことも大切です。

次に、必要なリフォーム項目の優先順位付けを行います。予算内で行うべきリフォーム項目を優先順位付けし、最も重要なものから始めます。基本的には、必要な修繕や改善が先に行われることが多いです。

リフォームに必要な作業や材料に関しては、専門業者から見積もりを取得すると分かりやすくなります。予算内で計画を進めるために、複数の業者に相見積もりを依頼するのもおすすめです。リフォーム中に予期せぬ出費や変更が生じる可能性があるため、予備費を設けておくと安心です。

リフォーム計画では家族全体でコミュニケーションを図り、それぞれの意見や希望を取り入れます。計画に全員が参加することで、リフォーム後の生活がより満足度の高いものとなります。

北欧モダンなリビングのリフォームに掛かる費用

北欧モダンなリビングのリフォームに掛かる費用は、一般的な大きさのリビングとして約40万円~50万円程度です。

(内訳:北欧調の壁紙の張替えは約6万円~8万円程度、フローリング張替えとしては約25万円~30万円程度、扉の取替は約10万円~15万円程度。)

※処分費及び養生費は別途費用がかかります。

北欧モダンなスタイルでは、シンプルな木の床が一般的です。しかし家具はデザインにこだわりがあり、高品質な物が多くなります。家具の数や種類、ブランドによって費用が変わります。

また、最新のテクノロジーや高度な設備を導入する場合、それに伴う費用が発生します。例えば、ホームシアターやスマートホーム機能、音響設備などが人気です。具体的な見積もりを得るには、プロの建築家やリフォーム業者と相談し、具体的な計画や要望を反映させた見積もりを確認するのがおすすめです。予算に合わせて、柔軟に計画を調整しましょう。

まとめ

北欧モダンなインテリアは、幅広い世代に人気のスタイルです。シンプルで洗練されているため、デザイン性と実用性の両方が叶えられます。リフォームすることでぐんとおしゃれになるため、ぜひ内装に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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