リビングが狭いと、過ごしにくい空間になってしまいます。そこで本記事では、壁を撤去するリフォーム工事や内装での工夫のポイント等についてご紹介しています。リビングを広々とした空間に変えたいと思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
TOPPAN(東証プライム上場)が運営する「リフォトル」では、国土交通省 登録団体に所属する優良リフォーム事業者を無料で紹介しています。ぜひお気軽にお申し込みください。
リビングが狭い!リフォームで解決
住み慣れた住宅でも、ライフスタイルの変化等によって「リビングが狭い…」と感じられてしまうことがあります。しかしリビングが狭い場合でも、工夫することで解決できる可能性があります。例えば壁を取り払ってオープンスペースにする、収納スペースを効率的に配置するなどの方法が人気です。
またリフォーム工事ができない場合でも、家具や収納を見直すことで空間を最大限活用する方法もあります。リビングの広さに関する課題は、適切なプランニングや工夫によって解決できることが多いです。本記事では具体的なアイディアをご紹介しているので、ライフスタイルや好みに合わせて、最適なリフォームプランを検討してみてください。
TOPPANが、リビングのリフォームを得意とする優良リフォーム事業者を紹介します
リビングを広く見せるリフォーム方法
ここでは、「構造・内装・家具」の3つの項目に分けてリビングを広く見せるリフォーム方法をまとめています。大規模工事が必要なものから手軽な方法まであるため、ご自宅の状況に応じて選んでみましょう。
①構造
ここでは、天井や壁といった構造に関するリフォームについてご紹介します。間仕切壁等を撤去することで、物理的に空間が広がります。ただし工事に関しては、建物の耐震性能に十分配慮する必要があります。建物の状況や間取りによっては工事不可となるケースもあるため、必ず専門業者に相談するようにしましょう。
天井を高くする
天井が高くなることで、部屋全体が広く感じられます。また高い天井があれば、家具や照明などのインテリアの配置にも余裕が生まれます。大きな家具やアートなども、より効果的に配置できるのがメリットです。
ただし天井を高くするためには、リフォームにかかる費用や工期が増えてしまう場合があります。構造の補強が必要になることがあるため、それに伴うコストや工事の期間を考慮しましょう。戸建住宅では天井を高くできる場合がありますが、マンション等の共同住宅では対応できないことが多いです。また天井が高くなると、家具や照明の取り付け場所が高くなり、取り外しやメンテナンスが難しくなる場合もあります。これを考慮して、長期的に見て使いやすいインテリア計画を立てる必要があります。
間仕切壁を無くす
間仕切壁を無くすことで隣接する部屋同士がつながり、より広々とした一体感のある空間になります。これにより、リビングが広く感じられます。また家具の配置が自由になることで、より効率的なレイアウトが可能になります。家族のライフスタイルに合わせた柔軟な使い方ができます。
壁が無くなることで窓からの自然光が部屋全体に広がり、明るく快適な空間になります。照明の使用を減らすことにもつながるため、省エネにも貢献できます。オープンスペースでの活動が増え、家族が一緒に過ごす時間が増えるのもメリットです。
ただし 壁を無くすことで、プライバシーが確保しにくくなる点には注意しましょう。必要に応じて、カーテンやパーティションなどを使って区切る方法を検討してみるのがおすすめです。また、音も部屋全体に響きやすくなります。家族の活動音やテレビの音などが気になる場合があるため、防音対策を考える必要があります。また間仕切壁が耐力壁である場合、撤去が難しくなります。建物の耐震性能に影響を与えないよう、専門家と相談しましょう。
窓を大きくする
大きな窓から外の景色が見えることで、リビングが外の空間と一体化し、広がりを感じられます。特に風景が良い場所では、その効果がより実感しやすいです。大きな窓を開けることで風通しが良くなり、室内の空気が新鮮に保てる効果も期待できます。これにより、快適な室内環境を維持しやすくなるのがメリットです。また窓はデザイン性も高く、現代的でスタイリッシュな印象になります。リビングのインテリアを引き立てる要素としても、人気です。
ただし窓を大きくするリフォームは、工事費用が高くなることがあります。窓のサイズや材質、取り付け場所によって費用が変わるため、予算を十分に考慮しましょう。そして構造に関わる梁や柱に掛かる場所は、撤去が難しくなります。間取りや構造によっては窓を拡張できない場合があるため、専門家に確認するのがおすすめです。
②内装
ここでは、内装に関するリフォームについてご紹介します。壁紙や照明といった部分の変更は、比較的手軽に行えることが多いです。ご自宅の状況に応じて、適した方法を取り入れてみましょう。
ホワイト系の色にする
ホワイト系の色は光を反射しやすいため、空間が明るくなって広がりを感じさせます。特に天井や壁をホワイトにすることで、圧迫感が軽減されて部屋が広く見える効果が期待できます。清潔感のある色なので、リビングが明るくフレッシュな印象になります。これにより、快適でリラックスできる空間を作り出せるのがメリットです。またホワイトは他の色と調和しやすいため、家具や装飾品の色選びがしやすくなります。さまざまなスタイルやデザインに合わせやすく、インテリアコーディネートの幅が広がります。
ただしホワイト系の内装は、汚れや傷が目立ちやすいという欠点があります。定期的な掃除やメンテナンスが必要となるので、手入れに手間がかかる点がデメリットです。また場合によっては、冷たさや無機質な印象を与えることがあります。暖かみを持たせるために、木目調の家具や温かみのあるテキスタイルを取り入れるのがおすすめです。さらにホワイト一色にすると、空間が単調に感じられることがあります。アクセントカラーやテクスチャーを取り入れて視覚的な変化をつけることで、バランスの取れたインテリアに仕上げましょう。
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鏡を設置する
鏡は反射を利用して、空間を視覚的に拡張する効果があります。特に大きな鏡を適切な場所に配置することで、リビングが広く感じられます。上の写真では、壁面に大きな鏡を設置して空間の広がりを演出しています。鏡は装飾要素としても優れており、リビングのデザイン性を高められるのもメリットです。フレームのデザインや形状を工夫することで、インテリアにアクセントを加えてみましょう。また鏡は実用的なアイテムでもあり、外出前の身だしなみチェック等にも使えます。
ただし鏡の設置場所によっては、視覚的な効果が逆効果になることがあります。例えば、不適切な角度で光を反射してしまうと、まぶしさや不快感を引き起こすことがあります。そのため、設置場所を慎重に選ぶことが重要です。また鏡は汚れや指紋が目立ちやすいため、定期的な清掃が必要です。特に大きな鏡の場合、手入れに手間がかかってしまうことがあります。さらに鏡は割れやすい素材ですので、取り扱いには注意が必要です。特に小さな子どもやペットがいる家庭では、安全対策を講じましょう。
間接照明を設置する
間接照明により壁を明るくすることで、リビングが広く感じられる効果があります。間接照明は壁や天井に光を反射させるため壁が「面」として明るくなり、光の広がりが増して空間が広く見えるのです。直接的な照明と比べて柔らかい光が部屋全体に広がることで、リビングが開放的な雰囲気になります。映画鑑賞や読書など、リラックスした時間を過ごしたい場合におすすめです。必要に応じて調光機能を付けると、シーンに合わせて明るさを調節できます。
ただし間接照明の設置には、専門的な知識と技術が必要です。また壁や天井への造作が必要になることで、設置コストが高くなってしまう場合が多いです。壁や天井の寸法によっては設置できないケースもあるため、施工可否を照明メーカーやリフォーム業者に確認するようにしましょう。
③家具
ここでは、家具に関するリフォームについてご紹介します。普段見慣れている家具を変更することで、部屋が広々と見えるケースも多いです。手軽に取り入れられる方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
家具の背を低くする
背の低い家具を使用することで、視界が遮られず部屋全体が見渡せるようになります。空間に圧迫感を与えにくく、リビングが広く感じられるのです。また背の低い家具は自然光や照明を遮らないため、光が部屋全体に広がります。これによりリビングが明るくなり、開放感を得られます。
ただし背の低い家具は収納スペースが少ないため、他の収納方法を考慮する必要があります。例えば、壁面収納や収納付き家具を併用すると収納力がアップします。また、家具単体ではなく部屋全体のバランスを考える必要があります。背の低い家具だけでなく、適度に背の高い家具やアクセントを加えることで、空間にメリハリを持たせましょう。
造作収納を設置する
造作収納とは、壁や天井に造り付けるタイプの収納スペースのことを指します。別途タンスや棚を設置する必要が無くなることで、リビングが広く見える効果が期待できます。特にデッドスペースを有効に活用することで、収納効率が大幅に向上するのがメリットです。また造作収納は、家具がリビングに出っ張らずに壁と一体化するため、部屋全体がすっきりとした印象になります。これにより、視覚的な広がりを感じさせます。リビングに物が散らからず、広々とした空間を保ちやすくなります。
ただし造作収納はオーダーメイドで作成するため、一般的な既製品の家具に比べてコストが高くなることがあります。予算内に収まるかどうか、十分に考慮しましょう。また造作収納の設置に際しては、設計や施工に時間がかかることがあります。工期を事前に確認し、計画を立てることが重要です。
そして造作収納は壁や天井に固定されているため、後から位置を変えることが難しいです。そのため将来的なレイアウト変更やリフォームを考慮し、可変性のある設計にしましょう。設計は、使い勝手や収納物のサイズに合わせて慎重に行う必要があります。設計の段階で、実際に使う際のイメージを持っておくことが重要です。
小上がり下収納を作る
小上がりとは、部屋の一部分を数十㎝高くしたスペースのことを指します。あえて段差を設けることで、同じ空間の中を緩く仕切る効果が期待できます。具体的には、畳スペースやスキップフロアといった間取りで見られることが多いです。高さを活かして内部に収納スペースを作ると、空間を有効活用できます。
小上がり下収納は、大容量の収納スペースとなります。季節物のアイテムや普段使わないものを収納するのに便利で、リビングに物が散らかるのを防ぐ効果も期待できます。また小上がり部分が一段高くなることでリビングに奥行き感が生まれ、視覚的な広がりを感じさせます。リビングのデザインに変化を与え、広々とした印象を演出してみましょう。さらに収納だけでなく、子どもの遊び場や客間として利用するなど、様々な用途に使えます。家族のライフスタイルに合わせて柔軟に活用できるため、間取りに取り入れる事例が増えています。
ただし小上がり下収納の設置は、既製品の家具に比べてコストが高くなることが多いです。予算を十分に考慮し、計画を立てましょう。また設計に関しては、収納スペースとして十分な高さを確保しつつ、座ったり立ったりする際に不便がないようにする必要があります。引き出しや扉の設置場所や開閉方法をシミュレーションして、使いやすさを確保するのがおすすめです。
ラインの細い家具を選ぶ
ラインの細い家具は視覚的に軽快な印象を与え、部屋の圧迫感を軽減します。これにより、リビングが広く開放的に見えます。視覚的なバリアが少なくなることで、部屋全体が一体感を持つようになります。細いラインの家具はシンプルでモダンなデザインが多く、現代的なインテリアスタイルにマッチします。これにより、部屋全体のデザイン性が向上するのもメリットです。
ただし細いラインの家具は、見た目が軽やかな分、構造的に強度が劣る場合があります。特に安価なものは耐久性や安定性に問題があるケースもあり、品質を確認することが重要です。またデザイン重視であるため、座り心地や使い勝手が劣る場合があります。実際に使う際の快適性をよくチェックしましょう。
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リビングリフォームの費用目安
リビングは、リフォームすることで広々とした空間に変えられます。ここでは、主なリフォーム項目別に費用の目安をご紹介します。
間仕切壁の撤去リフォーム
間仕切壁の撤去リフォーム費用の目安は、間仕切りの撤去は1㎡当たり、約1万円程度となります。ただし、処分費及び養生費は別途費用がかかります。間仕切壁を撤去することで、広い空間が生まれます。これにより物理的に部屋が広くなり、開放感が増します。築年数の古い住宅ではダイニングやキッチンが別々に分かれている間取りも多いですが、小さな部屋同士をつなげることで、広々とした空間になります。
ただし間仕切壁が構造上重要な役割を果たしている場合、簡単に撤去できないため注意しましょう。専門家による調査と設計が必要であり、構造を補強するための追加工事が発生する可能性があります。また空間が広がることで、暖房や冷房の効率が低下してしまう場合もあります。必要に応じて、エアコンの交換等も検討してみてください。
壁・床材の交換
リフォーム費用の目安は、10畳程度の広さのフローリング張替え相場としては約21万~29万円程度となります。(内訳は材料費に約9万5千円~17万円程度、施工費は約12万円前後となります。)また壁紙の張替えは約4万5千円~5万5千円程度です。(こちらの内訳は材料費に約1万8千円~2万円程度、張替え施工費に約3万円~3万5千円程度かかります。)
※処分費及び養生費は別途費用がかかります。
古い壁材や床材が劣化している場合、新しい素材に交換することで耐久性が向上します。
ただし壁材や床材の交換には、広さに応じてまとまった費用がかかります。素材の選択や工事の範囲によっては、予算を大幅に超えることもあります。事前に予算をしっかりと計画し、見積もりを取ることが重要です。専門家のアドバイスを受けながら進めることで、快適で魅力的な住空間を実現しましょう。
造作収納の設置
造作収納の設置リフォーム費用の目安は、3㎡~4㎡程度の大きさの相場として約25万円~35万円程度です。
(主な内訳として棚などの内部造作に約15万円~20万円程度、折れ戸などの扉は約5万円~7万円程度、内装費に約5万円~7万円程度となります。)
※養生等の費用は別途必要になります。
造作収納は、部屋のデッドスペースやニッチを有効に活用できます。例えば階段下など、既製品では対応しづらい場所にも収納を設置できるのがメリットです。ライフスタイルや収納ニーズに合わせて設計できるため、使い勝手が非常に良いです。特定のアイテムに特化した収納や、趣味のコレクションをディスプレイするためのスペースを作ることも可能です。
ただし造作収納はオーダーメイドで作られるため、既製品の家具に比べてコストが高くなります。素材やデザインによっては、さらに費用がかかることがあります。特に複雑なデザインや大規模な収納の場合、工期が長くなることも考慮しましょう。
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まとめ
リビングは家族が集まる場所なので、広々としていた方が過ごしやすくなります。家具の配置や選び方で対応できる場合もありますが、お困りの場合にはリフォームを行うのもおすすめです。「具体的なリフォームのイメージを見てみたい」という方は、ぜひ画像検索サービスも利用してみてはいかがでしょうか?
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