ベッド下収納のコツ｜リフォームで増やす方法もおすすめ

更新日：2024年09月26日

ベッド下スペースは、場所を取らない収納方法として注目されています。本記事ではベッド下収納の種類やおすすめの活用方法等についてご紹介します。ただしベッド下収納にはデメリットもあるため、対策を行って上手に活用しましょう。場合によっては、リフォームで収納を拡張する方法もおすすめです。

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ベッド下収納とは

ベッド下収納とは、ベッドの下に収納スペースを作る方法です。ベッドの下はデッドスペースになりがちですが、上手に活用することで収納場所が広がります。具体的なメリットとしては、下記の点が挙げられます。

スペースの有効活用
部屋がスッキリする
手が届きやすく便利
掃除がしやすい
収納スペースが増える
デザインの選択肢が広い

コンパクトな部屋や収納スペースが不足している場合、ベッド下を収納にすることで限られたスペースを最大限に活用できます。シーズンオフの衣類や予備の寝具など、頻繁には使わないけれど保管しておきたいものが多い場合に便利です。

また物が散らかっていると感じる時にも、ベッド下に収納スペースを作ることで部屋がすっきり見えます。引き出し付きやキャスター付きの収納といった見た目もおしゃれなベッド下収納を選ぶことで、インテリアにも配慮できておすすめです。また収納ケースを活用すればアイテムをカテゴリー別に分けて整理でき、取り出しやすくなります。そのため、新築やリフォーム時にベッド下収納を取り入れるケースが増えています。

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ベッド下収納のパターン

ここでは、具体的なベッド下収納のパターンについてご紹介します。ベッドと収納を組み合わせる方法の他、ベッド自体に収納が付いている場合もあります。使い勝手やデザインを総合的に考慮して、ご自宅の寝室に合ったパターンを選びましょう。

ベッド＋収納ケース

「ベッド＋収納ケース」のパターンは、ベッドの下に収納ケースを置く方法のことを指します。収納ケースのサイズやデザインを選べるため、部屋のスタイルや収納したい物に合わせてカスタマイズできるのが特徴です。またケースは引き出し式やキャスター付きなど、取り出しやすいデザインが多く、物を簡単に取り出せます。収納ケースを使うことでカテゴリー別に分けて整理でき、見た目もスッキリします。掃除する際にも、収納ケースを一旦取り出せば簡単に床掃除ができます。

ただしベッドの高さやケースの高さによっては、取り出しにくくなってしまう場合があります。ベッド下のスペースが低すぎると収納ケースが入らないため、事前に寸法をよく確認しておくのがおすすめです。また通気性が良くない場合、湿気やカビの原因になることがあります。状況に応じて、通気性の良いケースの使用や防湿対策を取ることが求められます。

引き出し付きベッド

「引き出し付きベッド」は、ベッドの下部に引き出しが組み込まれているタイプのことを指します。フレーム自体に引き出しが内蔵されており、収納スペースが一体化されています。そのため見た目がすっきりしており、デザインがおしゃれな製品が多いです。引き出しの数や配置はベッドのデザインによって異なりますが、複数の引き出しが付いている製品もあります。ベッドと収納が一体化しているため、部屋のインテリアに統一感を持たせられるのがメリットです。

ただし引き出し付きベッドの収納容量は、引き出しのサイズや数によって制限されてしまう場合があります。多くの物を収納したい場合には、容量が不足することがあるため注意しましょう。また通気性が悪くなると、湿気やカビが発生してしまう場合もあります。引き出しの下には埃が溜まりやすいので、定期的に掃除を行うのがおすすめです。そして製品にもよりますが、一般的には「ベッド＋収納ケース」よりも費用が高くなってしまうことが多いです。全体の予算を考慮して、適切なタイプを選びましょう。

跳ね上げ式ベッド

跳ね上げ式ベッド（リフトアップベッド）とは、ベッドの下に収納スペースがあるタイプのことを指します。ベッドフレームを持ち上げると中に収納スペースが現れ、衣類、布団、シーズンオフのアイテムなどを収納できます。このタイプのベッドは引き出しを開閉するための横幅スペースが不要なので、広さが限られている部屋や、効率的に収納スペースを増やしたい場合におすすめです。

ただし跳ね上げ式ベッドは、荷物を取り出す際に掛け布団や枕等を一旦移動させる必要があります。これにより比較的手間が掛かり、開閉が億劫になってしまう点には注意しましょう。荷物を頻繁に取り出すには不向きなので、使用頻度の低いアイテムを収納する際に向いています。

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ベッド下収納に何を入れる？おすすめアイディア

ここでは、ベッド下収納に入れるアイテムについてご紹介します。「収納を増やしたいけれど、ベッド下収納には何を入れたらいいの？」と思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。

布団類

布団類は大きくて場所を取ってしまうアイテムなので、ベッド下に収納することで部屋の空間を有効に使えます。季節ごとに使わない布団を収納できるため、整理整頓がしやすくなります。また必要なときにすぐベッド下の収納から取り出せることで、季節の変わり目の布団入れ替え時にも便利です。

ただし布団はカビや虫害の被害を受けやすいため、通気性の確保が重要です。ベッド下に収納することで通気性が悪くなり、湿気やカビの原因になることがあります。そのため、通気性の良い収納ケースや袋を使う等の対策を行いましょう。

またベッド下のスペースが狭い場合や収納が低すぎる場合、布団を取り出すのが難しい場合があります。収納ケースを選ぶ際には、取り出しやすさも考慮しましょう。ベッドの高さが低いと収納スペースも小さくなってしまうので、製品選びの際にサイズをよく確認するのがおすすめです。

本・アルバム

ベッド下収納は、本やアルバムを収納しておくのにもおすすめです。古い本やアルバム類は頻繁に取り出すことは少ないため、ベッド下に収納すれば他のアイテムの収納スペースが広く確保できます。本棚や他の収納家具を減らせることで、部屋がスッキリと整理整頓できます。

ただし紙類は、湿気やカビに特に弱いのがデメリットです。ベッド下の収納は通気性が悪くなることがあるので、湿気対策を行いましょう。状況に応じて、通気性の良い収納ケースや除湿剤の使用をおすすめします。またベッド下の収納は掃除がしにくいため、埃が溜まりやすい場合があります。定期的に掃除を行い、収納ケースの周辺を清潔に保つことが大切です。そして本やアルバムを無理に詰め込むと、形が崩れたり破損したりすることがあります。適切なサイズの収納ケースを使用し、一杯に詰め込みすぎないようにしましょう。

衣類

衣類をベッド下に収納することでクローゼットのスペースを節約でき、部屋を広く使えます。これにより部屋が整理整頓され、見た目がすっきりします。特にシーズンオフの衣類をベッド下に収納すれば、季節ごとに衣替えがしやすくなります。

ただし、衣類の種類に応じた適切な収納方法にすることが重要です。例えばシーズンごとに収納する場合は防湿性の高い収納ケースを使用し、取り扱いやすいようにする必要があります。厚手の衣類や布団を無理に詰め込むと、形が崩れたり取り出しにくくなったりする場合もあります。適切なサイズの収納ケースを選び、入れ過ぎないようにしましょう。通気性や取り出しやすさに注意しながら、最適な収納方法を選ぶことが大切です。

防災グッズ

ベッド下収納は、防災グッズ置き場として活用できます。就寝時に災害に見舞われた場合には焦ってしまいますが、ベッド下に防災グッズがあるといざという時にすぐに取り出せます。部屋の空きスペースを利用して防災グッズを収納できるため、他の収納スペースを節約できます。防災グッズを特定の場所にまとめておくことで、緊急時にも分かりやすくなっておすすめです。またベッド下の収納は通常目立たないため、デザイン性に影響を与えずに収納できるのもメリットです。

ただしベッド下のスペースが狭い場合や収納が低すぎる場合、防災グッズを取り出すのが難しくなることがあります。緊急時でもスピーディーに取り出せるように、収納の高さや寸法に注意を払いましょう。また防災グッズには乾燥や湿気に弱いものがあるため、通気性の良い収納ケースにする等、防湿対策を考慮するのがおすすめです。そして防災グッズは日常的に使うわけではないため、定期的に中身の確認や点検を行い、必要なものが揃っているか、また使用期限が過ぎていないか確認しておくことが重要です。

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ベッド下収納で後悔しやすいポイント

ここでは、ベッド下収納で後悔しやすいポイントについてご紹介します。収納が増えるのはメリットですが、しっかりと事前に計画しておくことで失敗を防げます。毎日の生活の快適性につながるポイントなので、ぜひ確認しておきましょう。

ほこりが溜まる

ベッド下は掃除がしにくいため、ほこりが溜まりやすくなります。ほこりが溜まると収納物が汚れやすく、衛生的に問題が生じるのがデメリットです。またほこりが多いとアレルゲンが増え、アレルギー反応を引き起こすリスクもあります。特に肌が敏感な方や、アレルギー体質の方には大きな問題です。またほこりが溜まることで、衣類や本、その他の収納物が劣化してしまう可能性があります。特に布製品や紙類は、ほこりで傷みやすくなります。

そのため、ベッド下を定期的に掃除するのがおすすめです。掃除機の付け替えノズルを使って、ベッド下の隅々までしっかり掃除するようにしましょう。長いノズルや、ハンディタイプの掃除機を使うと便利です。またほこりを防ぐために、収納ケースや密閉袋を使用するのもおすすめです。さらに空気清浄機を併用すると、ほこりの量を減らすことにつながります。フィルターを定期的に交換し、清潔な状態を保ちましょう。

カビが生える

ベッド下は通気が悪く湿気がこもりやすいため、カビの生えるリスクが高まります。特に梅雨時など湿気が多い時期には、カビが繁殖しやすくなります。カビが発生すると衣類や布団、本などの収納物が劣化し、場合によっては使用不能になることもあります。またカビはアレルゲンとなり、健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。特に小さな子どもや気管支の弱い方の場合、アレルギー反応や呼吸器系の問題を引き起こしてしまうため注意が必要です。

ベッド下の通気を良くするためには、定期的にベッド下を掃除して湿気がこもらないようにすることが重要です。また、部屋の湿度をコントロールするために除湿機等を使用するのも良い方法です。収納した物は定期的に確認し、カビの発生や湿気の問題がないかをチェックしましょう。カビが発生していた場合はすぐに清掃し、乾燥させることが大切です。場合によってはベッドを少し高めにすることで通気性が良くなり、湿気がこもりにくくなります。ただし高すぎると就寝しにくくなってしまうため、体格に合わせて調整する必要があります。

湿気・臭いがこもりやすい

ベッド下に湿気が溜まることでカビや雑菌が繁殖しやすくなり、それが原因で臭いが発生することがあります。特に古い布製品や食品が収納されている場合は、臭いが強くなることがあります。湿気や臭いがこもると、衣類や布団などの収納物が劣化しやすくなるのもデメリットです。湿気によって色落ちや変色が起こったり、臭いが移ったりすることもあります。

湿気や臭いの発生を防ぐために、収納物は完全に乾燥させてから収納するようにしましょう。また使用する収納ケースや袋も防湿機能があるものを選び、湿気から守るのがポイントです。またベッド下のスペースも含めて、部屋全体の換気を定期的に行いましょう。部屋の湿気を減らして乾燥した空気を保つことで、湿気や臭いの発生を抑えられます。

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ベッド下収納のデメリット解決策

ここでは、ベッド下収納のデメリットを解決する方法についてご紹介します。手軽にできる方法の他、リフォームで収納を増やす方法まで幅広くまとめています。複数の方法を組み合わせることも有効なので、ご自宅の状況や予算に応じて選んでみてください。

除湿シートを入れる

除湿シートとはシート状の吸湿剤で、周囲の湿気を除去してくれる役割を持ちます。収納ケースの中に入れられるコンパクトなタイプから、マットレスの下に敷く大型タイプまで幅広い種類があります。就寝中に汗をかくことでベッドの下に湿気がこもりやすいため、どちらも併用すると効果的です。湿気を吸収し、ベッド下の湿度を下げる効果が期待できます。これによりカビの発生や収納物の劣化を防げるため、積極的に使用してみましょう。

これは雨の多い季節だけでなく、加湿器を使用する冬にも便利に活用できます。除湿シートは設置が簡単で、特別な装置や電力の使用も必要ありません。ベッド下のスペースに敷くだけで、しっかりと効果を発揮します。比較的安価で長期間使用できるので、コストパフォーマンスが良いのがメリットです。

除湿シートは天日干しすることで繰り返し使えるタイプが多いですが、効果は永続的ではなく一定期間が過ぎると交換が必要です。使用期限や交換の目安を確認し、定期的にメンテナンスを行いましょう。また、スペースに合った適切なサイズの除湿シートを選ぶ必要があります。大きすぎるとスペースが無駄になり、小さすぎても十分な効果が得られない可能性があります。さらに、除湿シートは限られた量の湿気しか吸収できません。湿度が非常に高い場合や、大量の湿気がある場所では、シートだけでは不十分な場合があります。その場合は、除湿機などと併用する等の工夫をしましょう。

ポリプロピレンケースを使う

ポリプロピレンはプラスチック素材であり、湿気を通しにくい特性があります。そのため布製の収納袋や紙製のボックスに比べて、湿気が直接収納物に触れるのを防ぐ効果が期待できます。湿気を通しにくいことから、カビの発生もある程度抑制できます。また掃除が簡単で、定期的に拭き掃除をすることで清潔感を保ちやすいです。

ただしポリプロピレンケース自体は湿気を防いでくれるものの、完全な密閉状態ではないためケース内に湿気が侵入する可能性があります。またケース内に湿気を含んだ物を収納してしまうと、内部に湿気がこもることになります。その場合、逆に乾燥しにくくなってしまうというリスクがあります。この状態で長期間放置すると、カビや臭いの原因になることもあるため注意しましょう。

こういった特性があることから、ケース内に除湿剤や乾燥剤を入れるのがおすすめです。これにより内部の湿気を吸収し、カビや臭いの発生を防げます。その際、定期的に除湿剤を交換することを忘れないようにしましょう。またケース内の湿気を逃がすために、定期的に内部を換気することが重要です。特に湿度の高い季節には、頻繁に換気を行うのが効果的です。特に衣類や布団、本などを収納する前には、収納物が完全に乾燥していることを確認しましょう。

すのこを敷く

ベッド下収納にすのこを敷くことで、湿気がこもりにくくなる効果があります。すのこは隙間がある構造のため、空気の流れを確保できます。ベッド下の湿気が滞留しにくくなるので、乾燥した状態に保ちやすくなるのです。

また収納ケースや物が直接床に触れないため、床からの湿気や冷気が直接伝わりにくくなります。これにより、衣類や布団などの収納物の劣化を防ぐ効果も期待できます。すのこは設置が簡単で、特別な工具や設置作業が不要です。必要なサイズに合わせてカットしたり、複数の種類を組み合わせたりすることもできます。ホームセンター等で手軽に購入できるため、簡単な湿気対策としておすすめです。

ただしすのこの下や隙間にほこりやゴミがたまりやすいため、定期的に掃除を行う必要があります。掃除機やハンドクリーナーを使って、すのこの隙間や周囲を清掃しましょう。またすのこだけでは完全に湿気を防ぐことは難しいため、除湿剤や乾燥剤を併用することをおすすめします。これにより、湿気対策の効果が高まります。すのこの素材に関しては、木製のすのこは通気性が良い反面、湿気を吸収しやすい場合があります。その点プラスチック製のすのこは湿気に強く、掃除もしやすいです。用途や設置状況に合わせて、適切な素材を選びましょう。

キャスターを付ける

ベッド下収納にキャスターを付けることで、掃除がしやすくなる効果があります。収納を簡単に引き出せることで、隅々まで掃除機をかけたりほこりを取り除いたりしやすくなるのです。またキャスター付き収納は移動が簡単なため、必要なものをすぐに取り出せます。これにより、比較的頻繁に使用するアイテムをベッド下に収納しても不便さを感じにくいです。部屋のレイアウトを変えたい時や重いものを移動したい時にも簡単に移動できるため、収納物の整理がしやすくなります。

ただしキャスターの強度には注意が必要です。耐荷重が収納物に適しているか、床を傷つけない素材でできているかを確認しましょう。場合によっては、床に優しいゴム製等のキャスターがおすすめです。またキャスター付き収納は移動が簡単ですが、その分安定性が低下することがあります。収納物が重い場合や不均等に配置されている場合、転倒のリスクが発生します。勝手に移動してしまわないように、ロック機能付きのキャスターを選ぶと安全性が高まります。そしてベッドフレームや床との隙間が狭い場合、キャスターの高さが邪魔になって入らなくなることもあるため、キャスターの寸法も含めて検討するようにしましょう。

収納を増やすリフォームを行う

ベッド下収納ではスペースが足りない場合、収納を増やすためのリフォームを行うことで解決できる場合があります。リフォームを行うことで、ライフスタイルや収納ニーズに合わせた収納が作れるのがメリットです。例えば、ウォークインクローゼットや壁面収納といったスタイルが人気となっています。デッドスペースや使いにくいスペースを有効活用できれば、部屋全体がより整理整頓されて広く感じられるようになります。

ただしリフォームにはコストが掛かるため、予算をしっかりと計画する必要があります。費用対効果を考慮し、必要な収納スペースの増加に見合った投資かどうかを判断しましょう。施工期間中は生活に影響が出る可能性があるので、プロの意見を聞くことも重要です。適切な設計や施工を行うために、信頼できるリフォーム会社に相談することをおすすめします。

もし「どのリフォーム業者に依頼すればいいのか分からない…」という場合には、インターネットの見積もり比較サイトを利用してみるのがおすすめです。複数の業者に見積もりを依頼することにより、適切な工事内容や価格の比較検討がしやすくなります。単純に価格の安さだけで判断するのではなく、対応力や施工実績などを総合的に判断すると成功しやすくなります。