フローリングの種類とは?おすすめの理由と選ぶときのポイントをご紹介

更新日:2023年10月30日

更新日:2023年10月30日

床材には多くの種類がありますが、「フローリング」は以前から高い人気があります。本記事ではフローリングの特徴や種類、おすすめの人気素材についてご紹介しています。これからリフォーム等で床材の張り替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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床材の種類

洋室の床材としてはフローリングが一般的ですが、じつは他にもさまざまな種類が存在します。ここでは主な床材の種類について、簡単にご紹介していきます。

フローリング

フローリングは木材を使って作られることが一般的で、多くの種類から選べます。木材の自然な風合いと温かみのある見た目が特徴で、部屋に心地よい雰囲気をもたらします。木の質感は、部屋を優雅でリラックスした印象にしてくれます。

また高品質なフローリングは耐久性があり、長期間使用することができます。汚れや傷がつきにくい仕上げやコーティングが施されているため、日常的なメンテナンスも比較的簡単です。フローリングにはさまざまな木材や仕上げがあり、色や木目のバリエーションが豊富です。

クッションフロア

クッションフロアは、塩化ビニールでできたシート状の床材のことを指します。クッション性に優れているため、歩行時や立ち姿勢の際に足への負担が少なく、快適な歩行感を提供してくれるという特徴があります。主に居室やリビングなどの室内空間に使用されることが多く、特に子どもや高齢者のいる家庭に人気があります。

また音の吸収性が高く、歩行音や家具の移動音などを和らげる効果があります。生活音の影響を軽減することができるため、防音性に優れています。さらに耐久性にも優れており、傷や汚れに強いのが特徴です。一般的なお手入れは掃除機や拭き掃除で済み、メンテナンスが簡単に済みます。

多様なデザインや柄があり、木目調や石目調などさまざまなテイストを選ぶことができます。また他の床材に比べて低コストなため、予算を抑えたい方には特におすすめです。

フロアタイル

フロアタイルは、塩化ビニール素材のタイルを組み合わせる床材です。クッションフロアよりも厚みがあり、凹凸感が再現されている製品もあります。まるで本物の木材や石材のような質感が楽しめて、インテリア性も高まるでしょう。

また耐久性に優れており、さまざまな素材やデザインのバリエーションがあります。主にキッチンやバスルーム、玄関などに使用されることが多いです。水や汚れに強いため、清潔感を保ちやすいという特徴があります。タイルの表面は非常に硬く、水や汚れに強い仕上げがされています。

カーペット

カーペットは、柔らかい繊維質の床材です。温かみがあり足ざわりがやわらかなため、寝室やリビングなどの居住スペースに人気があります。床全体を覆うフルサイズのものや、部分的に敷くタイプなど、さまざまな形状があります。

特に冬場は、床が冷たく感じることが少ないため快適に過ごせるでしょう。小さな子どもやペットがいる家庭など、くつろぎやすい環境を作りたい場所に適しています。またカーペットは、音を吸収する特性があります。階下への足音の響きや、室内の生活音を軽減できます。

他の床材と比べると、断熱効果も高くなります。床の温度を保つことで、冬場でも暖かく感じられる効果があります。また多様な色やデザインがあり、インテリアに合わせた選択ができます。

畳は日本の伝統的な床材であり、い草を原料として作られます。和室や和風の空間に用いられることが一般的で、伝統文化や暮らしを象徴する存在として親しまれています。最近では和モダンなインテリアも人気で、正方形の琉球畳を洋室に取り入れるケースも多いです。

畳は柔らかくて座り心地が良く、座布団や椅子などを使用せずに直接座ることができます。これは、靴を脱いで家に上がる日本の床座文化に合った特性として広く愛されています。また畳は断熱性に優れており、床面が冷たく感じられることが少ないでしょう。

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各床材のメリットとデメリット

ここでは、各床材のメリットとデメリットを簡単にご紹介します。

フローリング

フローリングのメリット

  • 美しい外観
  • 断熱性・耐久性
  • アレルギー対策

木材の素材が持つ自然な風合いや美しい木目は、空間に温かみと洗練さを与えます。また木材は床面を冷たく感じにくく断熱性に優れているため、足元が快適という点もメリットでしょう。耐久性についても、無垢材なら傷がついた場合でも研磨によって修繕が可能です。そして表面がつるつるしているため、ホコリが溜まりにくくアレルギー対策にもなります。

フローリングのデメリット

  • 水濡れに弱い
  • 天然素材は高額
  • 音が反響しやすい

フローリングは水や汚れによる影響を受けやすいため、水周りや湿気の多い場所では適切な対策が必要です。また天然木材のフローリングは、コストが比較的高い場合があります。複合フローリングはリーズナブルな価格帯もありますが、高品質なものはコストが掛かってしまうでしょう。さらに歩行音などが反響してしまうことがあるため、適切な床下への断熱や防音対策が必要です。

クッションフロア

クッションフロアのメリット

  • 快適な歩行
  • 防音効果
  • 水や汚れに強い
  • デザイン性が高い

クッション性があるため、足元が柔らかく、歩行時の負担が軽減されます。また音を吸収し、生活音を出にくくする効果も期待できるでしょう。ビニール素材で水や汚れがしみ込みにくいため、水回りやキッチンなど濡れや汚れが多い場所に適しています。さらにさまざまなデザインや模様があり、木目調や石目調などさまざまなパターンが選択できます。

クッションフロアのデメリット

  • 耐久性がやや劣る
  • 紫外線による変色
  • 施工の難しさ

フローリング材と比較すると、クッションフロアは耐久性がやや劣る場合があります。特に重い家具を置くと跡が付きやすいため、注意が必要です。また長時間日光にさらされると、色が変わってしまうことがあります。フローリングよりも施工に技術が必要なので、下地の平坦性やクッション層の状態を注意深く確認する必要があります。

フロアタイル

フロアタイルのメリット

  • 耐久性がある
  • デザインが豊富
  • 施工がしやすい

フロアタイルは硬質な素材で傷や汚れに強く、長期間にわたって美観を保ちます。また表面が滑らかで汚れが付きにくく、掃除が容易で衛生的な床材です。色・デザインのバリエーションについても多彩な種類があり、シンプルなものから華やかなものまで選択できます。一定のサイズのタイルが組み合わされているため、施工が比較的容易です。

フロアタイルのデメリット

  • 硬質な素材感
  • 音が反響しやすい
  • 施工費用が高額

硬質な素材のため足元が硬く感じられることがあり、長時間の歩行時に足への負担が増す可能性があります。また音が反響しやすく、足音や家具の生活音が気になる場合もあるでしょう。費用についても、他の床材に比べて高い場合があります。

カーペット

カーペットのメリット

  • 快適な足ざわり
  • 防音・断熱効果
  • 床の保護

カーペットは柔らかな質感で足触りが良く、歩行時や座る際に足への負担が軽減されます。表面が柔らかいため音の反響が少なく、階下への騒音を抑える効果があります。また断熱効果もあり、冬場の床冷えを防ぎます。床に敷くことで床材を傷や汚れから保護し、長期間美観を保つことができます。

カーペットのデメリット

  • 汚れやすい
  • アレルギー対策が必要

カーペットは繊維の素材であるため、汚れやシミが付きやすく、清掃が必要です。飲み物などが染み込んでしまうと、洗濯の手間が掛かります。また繊維の中にホコリやカビなどが蓄積しやすく、アレルギーの原因となってしまうため定期的な掃除やケアが必要です。

畳のメリット

  • 快適な座り心地
  • 環境にやさしい
  • 断熱・防音効果

畳は柔らかくて弾力性があり、体にフィットして快適な座り心地を提供します。再生可能な自然素材を使用しており、環境にやさしい床材です。また畳が床全体を覆うため、床の冷えを防ぎ、部屋の断熱効果を高める効果があります。吸音性を持つので、足音等の反響を抑える効果もあるでしょう。

畳のデメリット

  • 汚れやすい
  • 水や湿気に弱い
  • メンテナンス費用が高額

畳は天然素材のため汚れやシミがつきやすく、お手入れが必要です。また、状況によっては虫やダニの発生が心配な場合があります。水や湿気に弱いため、水のこぼれや湿気の多い場所には向いていません。畳の張り替えは比較的高額な費用が掛かり、コスト面の負担もデメリットです。

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各床材の特徴

ここでは、各床材の特徴についてまとめてご紹介します。床材の大きさを表す基本的な単位についても、押さえておきましょう。

床材の単位を知る

床材の大きさを表す際、よく用いられる単位は以下のようになっています。

  • ㎡:1m×1m
  • 畳:0.9m×1.8m=約1.65㎡
  • 坪:1.8m×1.8m=約3.2㎡

㎡(平方メートル)は、現在広く一般的に使われている単位です。世界共通単位で、誰にでもイメージしやすいでしょう。一方で「畳(じょう)」や「坪(つぼ)」は、畳の大きさを基準とする日本古来の単位です。畳は畳1枚、坪は畳2枚分の広さを表します。

フローリング

フローリングには無垢材と複合材があり、天然素材の無垢材は希少なため比較的高額になります。一般的な住宅では複合材が使われることが多いですが、本物の質感にこだわりたい方には無垢材がおすすめです。

クッションフロア

クッションフロアは、他の床材と比べるとリーズナブルなのが特徴です。柄をプリントできるため、木目柄や大理石といったデザインにすることもできます。水に強くお手入れが簡単なので、水回りの床材としてもおすすめです。

フロアタイル

フロアタイルはクッションフロアと同じくビニール樹脂が原料ですが、クッション性が無く硬いのが特徴です。ざらざらした凹凸まで表現できるので高級感がありますが、価格はやや高めとなっています。

カーペット

カーペットには、後から取り外しが可能なタイプと、接着剤で固定するタイプがあります。一般的な住宅では、取り外しタイプにすることが多いでしょう。防汚コーティングやハウスダスト対策のされている製品の場合は、比較的高額になります。

畳は自然素材であるい草が原料で、やさしい雰囲気を演出します。天然素材で日焼けや水濡れには弱く、メンテナンスが必要になります。5~10年のスパンで表替えや張り替えを行うため、まとまった費用が発生します。

「フローリング」の種類や特徴|見分け方のポイント

ここからは、多くの床材の中でも特に「フローリング」に注目してご紹介します。一般的な洋室では最も人気のある床材ですが、意外と種類はよく分からないという方は多いのではないでしょうか。適切な見分け方を知って、部屋に合ったタイプを選びましょう。

無垢フローリング

無垢フローリングは天然の木材を一枚板で使用しているため、高級感があり、木の風合いが楽しめます。木の質感や木目が個々に異なり、独自の表情を持っています。また厚みがあり表面を研磨できることから、傷が付いても自己補修して使い続けることが可能です。適切なメンテナンスを行うことで、長い寿命を持ちます。

無垢材は自然素材であり、環境にもやさしいのが特徴です。断熱性に優れており、冬場の床冷えを抑える効果があります。そのため、暖房費用の節約にも繋がるでしょう。

無垢フローリングは多種多様な木材が使用されているため、豊富な色や柄のバリエーションがあり、インテリアデザインに合わせて自由な選択ができます。ただし、価格が高めであったり、メンテナンスが必要であることを考慮して選ぶ必要があります。適切なお手入れを行いながら、長く美しい床を楽しみたい方におすすめです。

複合フローリング(挽き板)

複合フローリングは、一枚板ではなく薄くカットした木材を貼り合わせて作られます。防音タイプや床暖房対応タイプ等、機能性を持たせた製品も多く販売されています。一般的な住宅では、無垢材よりも複合材を用いることが多いです。

複合フローリングには、「挽き板(ひきいた)」と「突き板(つきいた)」の2つのタイプがあります。まず挽き板は、2~3mmmの天然木の挽き板を木質素材の合板などに貼り合わせて作られています。外観は無垢フローリングと見分けがつきにくく、自然な風合いになるのが特徴です。

合板をベースにしているため、無垢材よりも反りや割れが少なく、床の安定性や耐久性が高いです。また本物の無垢フローリングよりも比較的安価で購入でき、リーズナブルな価格にできるのもメリットです。

複合フローリング(突き板)

突き板は、0.2~0.5mm程度に薄くスライスした木材を貼り合わせて作られます。湿度や温度の影響で変形することが少なく、安定した品質が保てます。ただし表面の木材がとても薄いので、深い傷が付くと下の合板が見えてしまう可能性があるでしょう。

価格がリーズナブルな点がメリットですが、場合によっては安っぽく見えてしまうケースもあるため注意が必要です。

複合フローリング(シート)

複合フローリング(シートフローリング)とは、合板の上にシート上のフィルムを貼り合わせたフローリングのことを指します。表面には、オレフィン系の化粧シートが使われることが多いです。印刷フィルムを表面に使うことで、安定した品質の意匠性が高い床材となっています。現在、新築分譲マンションの8割以上で採用されており、人気が高まっています。

シートフローリングは水や汚れに強く、お手入れが簡単なのが特徴です。そのためリビングなどの居室の他、キッチンや洗面所などの水回りや子ども部屋、ペットを飼っている部屋などにも適しています。

フローリングを選ぶポイント

本記事では、砂壁をリフォームする方法についてご紹介してきました。砂壁は和の伝統的な雰囲気があって素敵ですが、デメリットもあります。築年数の経った住宅の場合は特に、ほかの壁材にリフォームすることも検討されてみてはいかがでしょうか。

ここでは、フローリングを選ぶ際に気を付けたいポイントについてご紹介します。フローリングは見た目の好みで選ばれがちですが、機能性や使い勝手も意識して選ぶのがコツです。

掃除のしやすさ

フローリングを選ぶ際に「掃除のしやすさ」は非常に重要なポイントです。床は日常的に使用される場所であり、埃やゴミ、ペットの毛などがたまりやすくなります。掃除がしやすいフローリングを選ぶことで、清潔な状態を維持しやすいでしょう。

特にシートフローリングは表面が滑らかで、掃除機やモップなどを使って簡単に清掃できます。掃除のしやすさは、家族の健康を守るためにも大切です。定期的な掃除がしやすいフローリングを選ぶことで、快適な生活環境を保てます。

耐久性

耐久性が高いフローリングは、傷やキズに強く、色あせしにくい特性を持ちます。特に家族が多く、活動的な生活を送る場合やペットを飼っている場合は、耐久性の高いフローリングを選ぶことで、長期間にわたって美しい状態を維持できます。

無垢フローリングは傷が付きやすいですが、複合材とは違って自己修復機能があります。少々の傷ならDIYで直せるので、複合材よりも耐久性があるという見方もできるでしょう。家族のライフスタイルや使用環境に合わせて、適切なフローリングを選ぶことが大切です。

インテリアとの相性

床は部屋に占める面積が大きく、インテリア全体の印象を大きく左右する要素の一つです。フローリングがインテリアと調和することで、快適で美しい空間を演出することができます。部屋のテーマやコンセプトに合わせてフローリングを選ぶと、より一体感のある空間になるでしょう。

具体的には、フローリングの色や質感が家具や壁の色と調和するかどうかを検討します。明るいフローリングは軽快な空間を演出し、暗いフローリングは落ち着いた雰囲気を醸し出します。またフローリングの素材もインテリアに影響を与えます。無垢フローリングは温かみがあり、複合フローリングは多様なデザインが可能です。素材の特性を考慮しながら選ぶと良いでしょう。

価格

価格は、フローリングの耐久性やメンテナンス費用などにも影響を与える要素です。フローリングは、選ぶ種類によって価格帯が異なります。予算に合わせて選ぶことで、無理なくリフォームを行うことができます。

ただし安価なフローリングは耐久性が低い場合があり、長期的な視点で見ると修理や交換の頻度が高まる可能性があります。価格が安いだけでなく、寿命や耐久性を考慮して選ぶことが重要です。リフォーム会社やフローリング専門のプロの意見を仰ぐことで、適切な価格帯のフローリングを選びましょう。

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フローリングの木材の種類|色別まとめ

ここでは、フローリングで使われる木材について詳しくご紹介します。樹種によって質感や風合いはさまざまですが、今回は「色別」にまとめています。フローリングの色味はインテリアにも大きな影響を与えるため、コーディネートのご参考にしてみてください。

ダークブラウン

ウォールナット

ウォールナットは、深みのある茶褐色や濃いブラウンの色合いが特徴的です。美しい色調で、インテリアに温かみと上品さをもたらします。特にシックで洗練された空間に相性が良く、大人のリビングや寝室に適しています。

ただしウォールナットは高級な木材で、価格が他のフローリング材よりも高めになる場合があります。予算やデザインの要件に応じて検討し、適切に選ぶことが大切です。

ローズウッド

ローズウッドは名前の通り、美しい赤みを帯びた茶色の色合いが特徴です。鮮やかな色調は、温かみと高級感を与えます。またローズウッドには特有の芳香があり、独特のバラのような香りが魅力です。この香りは、空間にリラックスした雰囲気を醸し出すことができます。

緻密で美しい木目が美しく映えるため、幅広いインテリアのスタイルに適しています。上品でエレガントな風合いを持ち、空間に高級感をもたらします。特に、クラシックなインテリアや和モダンな空間と相性が良いです。

マホガニー

マホガニーは美しい茶褐色をしており、深みのある色合いが特徴です。非常に硬く耐久性があり、床材としての使用に適しています。押し潰しや傷に強く、長期間美しい状態を維持できる頑丈な素材です。また木材の表面に油分を多く含んでいるため、艶があります。

さらにマホガニーは時間とともに色が変化し、経年変化でより深い色合いに変わります。長く使い続けることで、より味わい深い雰囲気を醸し出します。

ミディアムブラウン

レッドオーク

レッドオークは、赤みがかった茶色の色合いをしています。木目も美しく、独特の模様が床に温かみと個性を与えます。無垢材として使われることが多く、無垢材の風合いが好まれる方には特におすすめです。経年変化によってより深い色合いに変わり、味わい深さが増します。

一般的な材木として比較的入手しやすく、価格帯も比較的リーズナブルです。そのため、手頃な価格で高品質の床材を求める方に適しています。また非常に堅く、耐久性が高い木材です。そのため日常的な使用や家具の移動などによる傷に強く、長期間美しい状態を保ちます。

チェリー

チェリーの木材は、深い赤みがかった茶色から赤茶色の色合いをしています。木目も美しく、細かい線が入り組んだ模様が特徴です。経年変化により色が深まり、より魅力的な風合いを楽しむことができます。

また高級感がありながら、他の高級木材と比べて比較的リーズナブルな価格帯です。そのため、手頃な予算で上質な雰囲気を演出したい方にもおすすめです。

チーク

チークは、深い茶色から黄褐色の色合いをしています。高級感と耐久性があり、美しい木目や色合いが特徴です。特に水回りの床や、屋内外の床として重宝されています。上質なインテリアを求める方や、長期間にわたって美しい床を楽しみたい方におすすめの木材です。

またチークは、木材本来が持つ油分で艶が出るのが特徴です。年数を経ると飴色に変化し、木の質感を活かした仕上がりになります。またチークの油分には防虫効果もあるため、虫害の心配も軽減できます。

ライトブラウン

メープル

メープルは、明るく美しい色合いと繊細な木目が特徴の木材であり、シンプルで明るい空間を演出するのに適しています。また耐久性があり、加工性にも優れています。

メープルのフローリングは、淡いクリーム色からやわらかな茶色までのバリエーションがあります。明るい色味で室内の明るさを高める効果があり、広がりのある空間を演出します。シンプルなデザインやナチュラルな雰囲気を好む方に人気です。

バーチ

バーチは、明るいクリーム色からやわらかな茶色の色合いを持つ木材です。繊細な木目が特徴的で、細かい線状の模様が入っています。そのため、ナチュラルな風合いでシンプルなインテリアにも調和します。日本語では「樺(カバ)」と呼ばれ、きめ細かい上質な木目が人気です。

バーチは、明るく温かみのある色合いと美しい木目が特徴の木材であり、ナチュラルなインテリアにぴったりです。また、耐久性に優れているため長期間使い続けることができます。

パイン

パインは柔らかく明るい色合いが特長の木材であり、軽快な空間を演出します。クリーム色から淡いイエロー、淡い茶色までのバリエーションがあります。色のトーンが明るいため、室内を開放的に見せる効果があります。また比較的リーズナブルな価格で手に入り、予算を抑えたい方にもおすすめです。特有の爽やかな香りがあり、ナチュラルで自然な香りを楽しめます。

ヒッコリー

ヒッコリーの木材には、明るいクリーム色から深いブラウンまで、幅広い色合いがあります。また非常に硬い木材であり、他の木材よりも耐久性に優れています。そのため、日常の使用に耐える頑丈な床材として人気です。高密度であり、抗湿性にも優れています。バスルームやキッチン等、湿気の多い場所でも安定した状態を保ちます。

ホワイト

ホワイトオーク

ホワイトオークは、落ち着いた穏やかな表情を持つ木材です。優雅な風合いが、インテリア全体を調和させるのに適しています。加工しやすく、塗装や染色が行いやすいのが特徴です。また、非常に堅く耐久性が高い木材です。そのため、フローリングとして長期間にわたって美しい状態を保ちます。

防腐性にも優れており、水や湿気に対しても比較的耐性があります。浴室やキッチンなどの湿度の高い場所にも適しています。抗菌作用があるとされ、衛生面でも安心して使用できます。

ホワイトアッシュ

名前の通り、ホワイトアッシュは白っぽい色合いを持っています。明るめのトーンであるため、インテリアを明るく広々とした印象にできます。美しい木目が特徴であり、細かな線状の模様や目立つ節があります。

また木材として非常に堅く、耐久性にも優れています。軽量な木材であり、取り扱いが比較的容易です。そのため、フローリングの設置作業がスムーズに行えるという特長があります。

人気のおすすめフローリング材3選

ここでは、人気のフローリング材をピックアップしてご紹介します。どのフローリングの種類がいいか迷われている方は、参考にしてみてください。

オーク材|グレイッシュカラーと相性良し

最近のインテリアトレンドとして、グレーを基調としたスタイルが人気を集めています。グレイッシュカラーは、オーク材のフローリングと組み合わせることで優雅で洗練された雰囲気を醸し出せます。またグレイッシュカラーは他の色とも調和しやすい特性があるため、インテリアのアクセントや家具とも調和しやすくなります。

ウォールナット材|重厚感のある色味

ウォールナット材は濃い色調で、豊かな木目が特徴的です。その色合いと木目が相まって、高級感や落ち着きを感じさせる重厚な雰囲気を演出します。また暖色系の家具やインテリアとも相性が良く、ウォールナット材のフローリングが使われることで、上品で贅沢な雰囲気になるでしょう。

ただし、ウォールナット材のフローリングは暗めの色調が特徴なので、部屋が狭く暗く感じられることもあるかもしれません。そのため、明るい壁や家具とのバランスを考えて使うことが重要です。

メープル材|北欧インテリアにおすすめ

北欧インテリアは、シンプルで明るい雰囲気が特徴的であり、自然素材を重視したデザインが多く見られます。メープル材は明るい色合いや美しい木目が特徴的であり、北欧インテリアと相性がよいでしょう。北欧インテリアでは自然素材を重視する傾向があるため、メープル材のフローリングの自然な木目や質感がこのスタイルにマッチすると言えます。

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フローリングのメンテナンス方法は?

フローリングの床を美しく保つには、定期的なメンテナンスが必要です。基本的には、固く絞った雑巾で拭いたり、モップ掛けをしたりする程度で十分でしょう。もし塗装でのメンテナンスをお考えの場合には、光沢が出ない程度のワックス掛けをするのがおすすめです。

しっかりメンテナンスしたい方は「ガラスコーティングで塗装した方が良いのでは?」と思われるかもしれません。しかしガラスコーティングは割れが発生した場合に剥がれてしまい、手が付けられなくなってしまいます。長く美しい状態を保つには、軽めのワックスでテカリを抑えた上品な仕上がりにすると良いでしょう。

まとめ

本記事では、主な床材やフローリングの種類・選び方についてご紹介してきました。床は部屋に占める面積が大きくインテリアにも影響を与えやすいので、慎重に選びたいものです。本記事でご紹介した方法を基に、素敵な床材を選んでみてはいかがでしょうか。

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