ベーシックなインテリアは、無駄がなくすっきりとしたデザインが特徴です。誰にでも愛される居心地の良さが感じられるため、リビングにぴったりです。本記事ではベーシックなリビングの計画方法を詳しくご紹介しているので、ぜひリフォームの参考にしてみてください。
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ベーシックなインテリアとは
ベーシックなインテリアとは、余計な飾り立てが少なく、すっきりしたコーディネートの内装を指します。シンプルなデザインの家具が無駄なく配置された空間が特徴です。カラーコーディネートでは、白、グレー、ベージュなどの無彩色がよく使用されます。こういった色は落ち着いた雰囲気を醸し出し、他の色やアクセントとの調和も図りやすいです。
またベーシックなインテリアは、機能性と快適さを重視します。家具や小物類の実用性にこだわることで、空間全体が使いやすくなります。大きな窓や明るい照明を取り入れて、自然光を最大限に活用するのもおすすめです。空間が開かれた雰囲気になり、視覚的な広がりを生み出します。
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ベーシックなリビングにする方法|5つの切り口で紹介
ここでは、ベーシックなリビングにする方法について5つの切り口でご紹介していきます。インテリアは複数の要素が組み合わさって計画されるものなので、ぜひ参考にしてみてください。
①内装
左右対称の間取りにする
対称的な配置の間取りは、ベーシックなインテリアや伝統的なスタイルに適しています。左右対称だと安定感や調和が感じられるため、シンプルなインテリアとの相性も良いのが特徴です。また左右対称の配置にすることで、空間がより広く感じられます。対称的な要素が均等に配置されることで、空間全体がバランス良く広がって見える効果が期待できます。
ただし建物や部屋の形状が不均衡である場合、無理に左右対称にするのは避けた方がいい場合もあります。そのような場合は、対称性を維持するよりもバランス感覚を大切にした配置にしましょう。最終的な選択は好みやライフスタイルによるものであり、個々の空間に最適な間取りの配置を見つけることが重要です。
白いクロスを基調にする
白はシンプルで清潔感があり、他の色やデザイン要素との組み合わせがしやすいため、ベーシックなインテリアに適しています。白いカラーは明るさを強調し、部屋を広く感じさせます。特にコンパクトな部屋や日当たりの良くない空間では、白は効果的な選択肢です。
白は無彩色であるため、他のカラーとの相性が非常に良いです。家具や装飾品の色を変えることで、ベーシックながらも変化に富んだ雰囲気を作り出せます。清潔感とシンプルさのある色なので部屋が整然とし、無駄のないデザインに仕上がりやすいのが特徴です。
ただし白いクロスを基調にする場合でも、質感や素材に拘ることが重要です。異なる素材や質感を組み合わせることで、白い色の中にも単調にならずに深みや表情を加えられます。場合によってはアクセントカラーや木の素材を取り入れることで、温かみや個性を加えるのもおすすめです。
②カラーコーディネート
落ち着いたカラーをベースにする
ベーシックなインテリアでは、落ち着いたカラーをベースにすることが多いです。白を基本として飽きのこない色使いを選ぶことで、落ち着きがあり洗練されたデザインが実現します。特にリビングでくつろぎたい時には、穏やかな色合いが心地よい印象を与えます。落ち着いたカラーとしては、ベージュやグレーなどが使われます。こういった色を上手に組み合わせ、質感や素材にも注意を払いながらデザインすると、快適なインテリアが叶います。
鮮やかな色合いや派手なデザインは時間とともに飽きが来ることがありますが、落ち着いたカラーは長く愛用できる可能性が高いです。ベーシックでありながらも、飽きが来ないデザインを実現できます。
アクセントカラーは1~2色に絞る
アクセントカラーとは、ベースカラーとは違う色味を取り入れることで空間に個性を加える手法のことを指します。好みやライフスタイルに合ったカラーを選び、空間に自分らしさを表現できます。ただしベーシックなインテリアの場合は、1~2色に絞って使うのがおすすめです。あえて抑えめにすることで、バランスを保ちながら統一感のあるデザインが実現します。
アクセントカラーを選ぶ際には、ベースとなる基調色との調和が重要です。ベースカラーの色が落ち着いたトーンであれば、対照的に明るいアクセントカラーを選ぶとバランスが良くなります。家具やクッション、アートなど様々な要素でアクセントカラーを取り入れ、一貫性を持たせましょう。アクセントカラーを使いすぎないようにして程よい量で配置することで、上品で統一感のあるベーシックなインテリアになります。
③照明
ダウンライトをベースにする
ダウンライトとは、天井に埋め込むタイプの照明器具のことを指します。器具本体が天井裏に隠れるため、天井面がすっきりと見えるのが特徴です。そのためベーシックなインテリアと相性が良く、無駄のない空間を演出できます。
ダウンライトはコンパクトなデザインが多く、無駄のない外観の器具が多いです。目立ちにくい形状のものを選ぶことで、空間をすっきりと保てます。またダウンライトは部屋全体を明るく照らすだけでなく、アクセントとしても利用できます。特定のアートや家具をスポット的に照らし出すことで、空間に奥行きや興味深さを加えられます。ダウンライトには色温度や調光機能を備えたタイプもあるため、光の雰囲気を調整すればシーンによって異なる雰囲気を楽しめるのもメリットです。
ただしベーシックなインテリアでは、単一の照明スタイルにこだわる必要はありません。複数の照明器具を取り入れ、ペンダントライトやスポットライトなどを組み合わせて空間にさりげなく変化やアクセントを加えることもできます。最終的な照明計画は、間取りや好みの明るさに合わせて検討しましょう。
手元灯を配置する
ダウンライトで全体の照明を計画する場合、テーブルやデスクの上の照度が不足するケースがあります。その場合、手元灯を併用することで快適に過ごす事ができます。手元灯は機能的でありながらもデザイン的な要素も持ち、空間に温かみと居心地の良さをもたらすのがメリットです。具体的には読書や作業のためのスペースなど、細かな作業が求められる場所に配置すると便利です。
手元灯には調光機能が搭載されているものもあり、光の明るさを調整することで様々なムードを演出できます。場合によっては複数の手元灯を組み合わせることで、バリエーション豊かな照明を楽しめます。
④家具
価格は手頃でもシンプルな家具を選ぶ
上質な家具は高品質な素材と細部にわたる丁寧な仕上げ、耐久性と快適さを兼ね備えたクオリティが特徴です。量販店で購入できる家具よりも価格が高めですが、その分価値が長く続くことが期待できます。また上質な家具は、快適さと機能性にも優れています。快適な座り心地や使い勝手の良さにより、日常生活がより豊かになります。
上質な家具は洗練されたデザインなので、ベーシックなインテリアにおすすめです。家具が空間にアクセントを加え、高級感や品位を醸し出します。環境に配慮した素材や製造プロセスを採用している場合、エコフレンドリーな選択肢としても魅力があります。サステナビリティに焦点を当てた製品選びができるため、愛着を持って使用し続けられます。保証やアフターサポートが付いていれば、万が一の際にも適切な対応を受けられて安心です。
機能性を重視する
機能的な家具は実用性を高め、快適で便利な空間にするのに役立ちます。機能性を重視すると、収納スペースを効果的に最適化できます。整理整頓がしやすく、物の管理がスムーズになります。また機能的な家具やデザインは、様々な用途に対応できるのもメリットです。複数の機能を持つ家具や多用途な収納スペースは、柔軟で変化に富んだ生活に適しています。洗練されたデザインと実用的な機能が組み合わさることで、空間全体がバランス良く整います。
ベーシックなインテリアはシンプルであるが故に、機能的な要素がより際立ちます。家具や小物類の選択において機能性を考慮することで、無駄のない美しい空間を実現できるのです。
直線的なシルエットを選ぶ
直線的なデザインはすっきりと洗練された印象を与え、ベーシックなインテリアによく合います。直線的な家具やアクセサリーにすることで、空間を広く見せる効果も期待できます。無駄のない形状が視覚的な整理感をもたらし、部屋全体が広がった印象を与えます。また直線的なデザインは、他の要素や家具との調和がしやすいです。ベーシックな色調や素材とも相性が良く、統一感のあるインテリアを実現できます。
ただし、すべてのアイテムを直線的なデザインにすることにこだわる必要はありません。曲線や丸みを持ったデザイン要素も、空間に柔らかさや温かみを加えるのに役立ちます。アクセントとしてバリエーションを取り入れることで、単調にならずより個性的になります。最終的なデザインは、好みやライフスタイルに合わせてコーディネートすることが重要です。
⑤インテリア小物
小物の数を厳選する
ベーシックなインテリアでは、無駄のないデザインが特徴です。そのため、小物やデコレーションアイテムをなるべく少なくすることが重要です。小物を厳選することで、部屋全体が整理された印象になります。余計な装飾やディスプレイが少ないことで、空間がすっきりまとまるのです。余白が生まれると、視覚的なストレスが軽減されます。また小物を減らすことで、掃除やメンテナンスがしやすくなります。適度な清潔感を保ちやすくなるのもメリットです。
お気に入りの絵画を飾る
絵画は空間に個性を加え、ベーシックなインテリアにオリジナリティのある要素を持たせる手段となります。空間にお気に入りの絵画を飾ることで、より自分らしい個性を演出できます。絵画は視覚的な興味を生み出し、空間に深みや奥行きを加えます。ベーシックなインテリアデザインにおいても絵画が空間を引き締め、魅力的に仕上げられます。
お気に入りの絵画が飾られた空間は居心地が良く、リラックスした雰囲気を創り出します。場合によっては適宜絵画を変更することで、季節や気分に合わせて空間に新たなアクセントを加えられます。これにより、インテリアに変化をもたらすと生活に幅が生まれます。
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ベーシックなリビングのアイディア
ここでは、ベーシックなリビングの具体的なアイディアについてご紹介します。リフォームの成功には、たくさんの事例やアイディアを収集することが大切です。イメージを明確に持っておくことで、ご自宅に合ったリフォーム計画を立てましょう。
落ち着いたカラーのリビング
こちらのアイディアでは、ブラウンをベースにしたベーシックなコーディネートが採用されています。ソファとTVボード、ローテーブルといった一般的な家具が置かれていますが、全体のカラーを統一することでまとまりが感じられます。TV側の壁面にはアクセントタイルが貼られており、より落ち着いた雰囲気を演出しているのが特徴です。
開放的な雰囲気のリビング
LDKが一体となった開放的な間取りで、リビング部分は吹き抜けになっています。木を基調としたベーシックなインテリアでありながら、広々とした雰囲気が感じられます。このように空間全体をダイナミックに使うことで、過ごしやすい空間作りが可能になります。
ブラックのソファがアクセントのリビング
こちらはベーシックなインテリアでありながら、リビングに置かれたブラックのソファが空間のアクセントになっています。部屋全体が木目の自然な色味で統一されている中で、ブラックのアイテムがあることにより空間を引き締める効果があります。
どんなお部屋にしたいのか理想のイメージを検討したい方は、画像検索を利用してみてください。
リフォームの計画ポイント
ここでは、ベーシックなリビングにリフォームするための計画ポイントについてご紹介します。基本的なリフォームのルールを守ることで、失敗や後悔の無い計画に繋げましょう。
家族構成・予算に合わせて計画する
リフォーム計画を立てる際に、家族構成や予算を考慮することは非常に重要です。まずは家族が快適に過ごせるように、それぞれに必要なスペースを検討しましょう。子どもの成長やライフスタイルの変化に対応できる可変性を持たせておくことも大切です。
次に、必要なリフォーム項目の優先順位付けを行います。予算内で行うべきリフォーム項目を優先順位付けし、最も重要なものから始めます。基本的には、必要な修繕や改善が先に行われることが多いです。
リフォームに必要な作業や材料に関しては、専門業者から見積もりを取得すると分かりやすくなります。予算内で計画を進めるために、複数の業者に相見積もりを依頼するのもおすすめです。リフォーム中に予期せぬ出費や変更が生じる可能性があるため、予備費を設けておくと安心です。
リフォーム計画では家族全体でコミュニケーションを図り、それぞれの意見や希望を取り入れます。計画に全員が参加することで、リフォーム後の生活がより満足度の高いものとなります。
ベーシックなリビングのリフォームに掛かる費用
ベーシックなリビングのリフォームに掛かる費用は、10畳程度の大きさの場合、約40万円~50万円程度となります。
(内訳としては壁紙張替えは約8万円~10万円程度となります。床のフローリング張替えは約20万円~26万円程度です。また、扉交換は約12万円~14万円程度となります。)
※処分費及び養生費は別途費用がかかります。
基本的には余計な装飾が無いためコストは掛かりにくいですが、高品質・高機能な家具や家電を選ぶ場合には費用が掛かってしまいます。
また、最新のテクノロジーや高度な設備を導入する場合、それに伴う費用が発生します。例えば、ホームシアターやスマートホーム機能、音響設備などが人気です。具体的な見積もりを得るには、プロの建築家やリフォーム業者と相談し、具体的な計画や要望を反映させた見積もりを確認するのがおすすめです。予算に合わせて、柔軟に計画を調整しましょう。
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まとめ
ベーシックなインテリアは、どんな方にも幅広く愛されるスタイルで人気があります。リビングは家族が集まる空間なので、落ち着くインテリアにしたいという方におすすめです。本記事でご紹介した方法を参考に、ぜひベーシックなリビングにリフォームしてみてはいかがでしょうか?
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