ウッドデッキは屋外空間として人気が高まっていますが、屋根を設置すればさらに快適な空間づくりができます。そこで本記事では、ウッドデッキに屋根を付けるリフォームの種類やメリット・デメリットについて詳しくご紹介していきます。これからリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ウッドデッキに屋根を付けたい
ウッドデッキに屋根を取り付ければ日差しや雨を防げるため、より快適に利用できるようになります。天気の状態に関わらず外で過ごせるスペースが確保でき、家具やデッキ自体を風雨から守れることでデッキの寿命が延びる効果も期待できます。
また屋根があることで、ウッドデッキをダイニングスペースやくつろぎのスペースとして一年中活用できるようになるのも魅力です。
最近では「アウトドアリビング」といったライフスタイルが注目されていることもあり、屋外での快適な生活を重視する方におすすめです。そこで本記事では、ウッドデッキに屋根を設置するリフォームについて詳しくご紹介していきます。
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ウッドデッキ屋根の種類①固定タイプ
ここではまず、ウッドデッキ屋根の種類「固定タイプ」についてご紹介します。
サンルーム
ウッドデッキにサンルームを設置することで、一年を通して快適に利用できる空間に変えられます。冬や梅雨の季節でも、天気に左右されずに過ごせるのがメリットです。大きな窓やガラス面で囲まれていることで日光が入りやすくなり、明るく開放的な空間が楽しめます。自然光の暖かさを感じながら室内で過ごせる点も、大きな魅力です。
物干し場としてだけでなく、リビングの延長、趣味の部屋、ガーデニングのスペースとして使うなど、さまざまな用途に適しています。
ただしサンルームは壁のある構造物と見なされるため、建築基準法に基づく建築確認申請が必要になることがあります。そのため計画段階で、建物の容積率や建ぺい率を確認することが重要です。
またガラスやアルミフレームを多用するサンルームでは、冬場の結露が発生しやすくなります。適切な換気や結露防止ガラスの選択、断熱性能の高い素材を使うことで対策を行いましょう。
そして夏場はガラス越しに熱がこもりやすいため、適切な断熱対策や遮熱フィルム、ブラインドなどを検討する必要があります。
逆に冬場は冷気が侵入しやすいため、断熱性能の高い窓ガラスを使用するのが望ましいです。照明やエアコンを設置したい場合には、事前に配線やコンセントの配置を計画しましょう。
ポリカーボネート(波板・平板)
ポリカーボネートは非常に強い素材で、リフォームで既存屋根材から交換するケースも多いです。強風や飛来物、雹などによるダメージを防ぎたい場合におすすめです。非常に軽いため設置が簡単で、ウッドデッキへの負担も少なくなります。既存のウッドデッキに後付けで屋根を設置する場合にも、構造にかかる負荷が軽減されます。
またポリカーボネートは透明度が高く光を取り込みやすいため、デッキ上が明るい空間になります。日差しを楽しみつつ、直射日光を避けたい場合に理想的です。
さらにUVカット機能が備わっているタイプであれば、有害な紫外線をカットしながら自然光を取り入れられます。これにより、屋根下に置く家具やデッキの素材が日焼けで劣化してしまうことを防止できます。
耐久性が高く腐食や変色が起こりにくい素材なので、メンテナンスコストが低くなるのもメリットです。
ただし波板の表面には砂埃や雨による汚れがたまりやすく、特に屋根の勾配が浅い場合は掃除がしにくくなってしまう点には注意が必要です。長期間使用することで日光や紫外線による劣化が進み、ひび割れや色あせが起こることもあります。
そのため定期的に状態をチェックし、必要に応じて交換を検討することが大切です。
またポリカーボネートは不燃材ではないため、防火地域や準防火地域では建築基準法により使用が制限されている場合があります。該当する地域にお住まいの方は、ポリカーボネートの使用が可能か事前に確認しましょう。防火性を高めるための特定の製品や、別の素材を検討する場合もあります。
パーゴラ
パーゴラとは、柱と格子状の屋根で構成された屋外構造物のことを指します。元々はブドウ栽培の際に用いられていたこともあり、つる性植物を絡ませることでおしゃれな外観を演出するのにぴったりです。柱と梁のみの、シンプルで開放的な構造が特徴です。視線が抜けるため圧迫感が少なく、屋外スペースに自然に溶け込むデザインが魅力となっています。ウッドデッキのスタイルに合うおしゃれなアクセントとなり、庭や外観全体の雰囲気を向上させます。
パーゴラ自体は日差しを完全に遮るわけではありませんが、適度な日陰で心地よい日光を楽しめます。つる性の植物(ブドウやクレマチスなど)を絡ませることで、緑豊かなシェードとして自然を身近に感じられます。また可動式の布シェードや巻き取り式のカーテンを追加すれば、季節や時間帯に応じて調整可能となります。
ただしパーゴラ自体は雨を防ぐ構造ではないため、天候に左右されやすいのがデメリットです。もし雨の日にもデッキを使用したい場合は、屋根材を追加するか撥水性のある布製カバーやパーゴラ用の透明なポリカーボネートパネルを設置するようにしましょう。
また比較的軽い構造であるため、強風や積雪に対しては注意が必要です。特に風が強い地域や積雪量が多い地域では、構造物が揺れたり倒壊したりしないように対策するのがおすすめです。
そして木製のパーゴラは、定期的なメンテナンスが必要です。雨や日光にさらされる部分が多いため、木材の防腐処理や塗装を定期的に行って劣化や腐食を防ぐことが大切です。また植物を絡ませる場合も、成長に合わせたお手入れが必要になります。
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ウッドデッキ屋根の種類②可動タイプ
ここでは、ウッドデッキ屋根の種類「可動タイプ」についてご紹介します。
サンシェード
サンシェードとは、主にロープやフックを使って固定するタイプの簡易的な日よけのことを指します。布やメッシュ素材を使用しているため取り外しや設置が簡単で、使わないときは手軽に外して収納できるのが特徴です。特定の場所に固定せずに移動や調整が自由にできるため、柔軟に使えます。
サンシェードで太陽光を遮ることでウッドデッキの温度を下げ、快適な空間を作ります。特に夏場の直射日光対策として、日差しの強さに応じて調整したい場合に向いています。
さらに紫外線をカットする素材を選べば、ウッドデッキの床材や家具が日焼けするのを防げます。他の屋根材に比べて低コストで導入でき、DIYでの取り付けも可能です。特に予算を抑えつつ日差し対策を行いたい場合には、理想的な選択肢となります。
様々なデザインや色、素材があり、ウッドデッキのスタイルに合わせて選べるのも魅力です。モダンな外観からカジュアルな雰囲気まで、多様なデザインに対応できます。
オーニング
オーニングとは、伸縮式のしっかりとした日よけ装置のことを指します。金属製のフレームにキャンバスや防水素材の布が張られており、手動や電動で開閉できる機能が備わっています。
サンシェードに比べてしっかりした構造で、耐久性が高いのが特徴です。フレームと一体化しており固定された場所に設置されるため、強風や雨でもある程度の耐久性があります。防水加工されている素材もあり、雨よけとしても使用可能です。伸縮式の場合、日差しの強さや天気に応じて簡単に出し入れできます。ただ、強風や台風の風圧やゲリラ豪雨等には耐えられないため、気象条件に応じて巻取りが必要です。
オーニングは高級感があり幅広いデザインが選べる一方、サンシェードに比べてコストは高くなります。また専門業者による取り付けが必要になる場合が多く、その分の施工費も考慮しておきましょう。
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ウッドデッキ屋根の選び方
ここでは、ウッドデッキ屋根の選び方についてご紹介します。項目別にポイントを押さえることで、ご自宅に合ったウッドデッキ屋根を選びましょう。
サイズ
ウッドデッキの屋根の大きさは、使い勝手や美観、防護機能に大きく影響を与えます。基本的に、屋根はウッドデッキ全体をしっかりと覆うように設計するのが理想です。特に雨や直射日光から保護する目的がある場合、屋根が小さすぎると効果が薄れてしまいます。デッキの端から少しオーバーするくらいのサイズ感を選ぶと、しっかりカバーできます。
そして、屋根を設置する目的によってサイズを調整することが重要です。例えば日よけがメインであれば、日差しが入りやすい場所に十分な大きさを設ける必要があります。逆に空間の開放感を重視する場合は、大きすぎる屋根は圧迫感が生じてしまいます。そのためコンパクトなものにするなど、目的に応じた調整が大切です。
また隣家との距離や庭木などの周囲の環境を考慮して、屋根がどの程度広がるかを考慮しましょう。大きな屋根が隣家の敷地にかかるような設計や、既存の木や壁に干渉するような配置は避けるべきです。風通しや採光についても配慮して、周囲の環境と調和するようにしましょう。
そして雨が降った際に屋根から雨水がしっかり排水されるよう、屋根のサイズだけでなく角度(勾配)も考慮する必要があります。デッキのサイズに対して屋根が小さいと雨が横から入り込んでしまう可能性があるため、少し大きめを選ぶのがおすすめです。
ただし風が強い地域では、風圧を考慮して大きすぎない屋根にした方が良い場合もあります。実際の大きさについては、専門業者と相談しながら決めると安心です。
素材
ウッドデッキのように屋外に設置される屋根は、紫外線・雨・風・雪などの自然要素に長期間さらされます。そのため、素材は耐候性(天候に対する耐性)と耐久性を持っているタイプを選ぶことが重要です。例えばポリカーボネートやガルバリウム鋼板といった耐久性に優れた素材を選べば、長期的に安心して使用できます。
自然光を取り入れたい場合、透明性の高い素材を選ぶのがポイントです。ポリカーボネートやアクリル板は透明や半透明なので、光を通しながらも適度な日陰を作り出せます。また紫外線カット機能の付いたタイプにすれば、日焼け等による劣化を和らげる効果も期待できます。逆に日よけ効果を重視する場合には、金属等の不透明な素材を選ぶと良いです。
ただし、素材によってメンテナンスの頻度や方法が異なります。木材や布製の屋根は定期的な防水処理やメンテナンスが必要な一方、ポリカーボネートや金属は比較的メンテナンスが少なくて済みます。手間をかけたくない場合は、耐候性の高い素材を選びましょう。
また屋根材のデザインに関しては、家全体やデッキの外観に調和していることも重要です。ナチュラルな木材のデッキには、自然素材やシンプルな金属などがマッチします。
一方で現代的な家屋には、透明なポリカーボネートやスチールのような素材が合うことも多いです。どういったタイプを選ぶかは、専門業者によるカラーシミュレーション等のサービスを利用して検討してみましょう。
このようにウッドデッキの屋根素材を選ぶ際は、耐久性、光の透過性、メンテナンス性、デザイン性、断熱性といった多角的な視点で選定することが大切です。素材ごとの特徴と注意点を理解し、自分のデッキの用途や環境に最適な素材を選びましょう。
また防火地域に住んでいる場合は、使用可能な素材について事前に確認しておくことが重要です。
カラー
適切な色を選ぶことで、ウッドデッキの雰囲気がおしゃれになります。また過ごす際の快適さやメンテナンスのしやすさにもつながる場合があるため、しっかりと検討しましょう。基本的には、家全体の外観やウッドデッキの色合いにマッチするカラーを選ぶと統一感のある見た目を演出できます。
例えばナチュラルウッドデッキには、落ち着いたブラウン系や木目調の色、モダンな住宅にはグレーやブラックなどのシンプルな色が合いやすいです。家の外壁や窓枠の色とも合わせると、全体のデザインがまとまりやすくなります。
また色によって光の反射や熱の吸収率が異なるため、ウッドデッキの温度や快適さにも影響があります。基本的に明るい色(白やライトグレー)は光を反射しやすく、夏の暑さを和らげる効果が期待できます。逆に暗い色(黒やダークグレー)は熱を吸収しやすく、日差しの強い地域ではデッキが暑くなりすぎることがあるので注意しましょう。このように屋根の色は、設置場所の気候や日差しの強さを考慮して選ぶのがおすすめです。
またウッドデッキの屋根は屋外にあるため、ほこりや落ち葉、雨シミがつきやすくなります。そのためメンテナンスの手間を減らしたい場合には、色選びの際に汚れが目立ちにくい色を考慮することが重要です。
具体的にはグレーやブラウン、ベージュといった中間色は、汚れが目立ちにくい傾向があります。逆に白や明るい色は雨水のシミやほこりが目立ちやすいことがあるので、実物を確認してから選ぶのがおすすめです。
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ウッドデッキ屋根を付けるメリット
ここでは、ウッドデッキに屋根を付けるメリットについて改めて整理しておきます。
ウッドデッキを保護できる
ウッドデッキに屋根を付けると、直射日光や雨からデッキ材を守れます。これにより、劣化や変色を防止できるのがメリットです。木材の反りやひび割れなどのダメージが軽減できるため、耐久性が向上します。またメンテナンスの頻度が減り、長期間美しい状態を保ちやすくなります。
紫外線や日差しを遮れる
ウッドデッキに屋根を付けることで、紫外線や強い日差しを遮れるのがメリットです。これにより、夏場の暑い日でもウッドデッキが快適に使えるようになります。さらに、屋外での日焼けや家具の色褪せを防ぐ効果もあります。
洗濯物が雨に当たらない
ウッドデッキに屋根を付けることで、洗濯物を干したままでも雨に当たりにくくなります。これにより、急な天候の変化に対応できるのがメリットです。雨の日でも外干しができるので、室内の湿気を減らす効果も期待できます。日差しは取り入れながらも雨を防げるため、効率よく洗濯物を乾かせます。
周囲からの目隠しになる
ウッドデッキに屋根を付けることで、周囲からの視線を遮る目隠し効果が得られます。特に周囲に背の高い建物が多い住宅の場合、プライバシーが保ちやすいのがメリットです。半透明の屋根材を選べば、明るさを確保しつつ外部からの視線を遮断できます。適度な目隠しを設置することで、リラックスしたプライベート空間としてより快適にデッキを利用できます。
光熱費の節約につながる
ウッドデッキに屋根を付けることで、隣接する居室の温度上昇を抑えられます。これにより、エアコンの使用頻度を減少できる場合があります。特に夏場の冷房が節約できることで、居住空間全体の快適さも向上します。
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ウッドデッキ屋根を付けるデメリット・注意点
ここでは、ウッドデッキに屋根を付けるデメリットについて改めて整理しておきます。
初期費用が掛かる
ウッドデッキに屋根を付ける際には、初期費用が掛かることがデメリットとなります。具体的には屋根材の本体費用や施工費用などが含まれ、全体のコストが増加します。予算をしっかりと計画しないと思わぬ出費につながる可能性があるため、事前の検討が重要です。
外観デザインと合わない場合がある
ウッドデッキに屋根を付けることで、外観デザインと合わなくなってしまう場合があります。屋根のデザインやカラーが既存の家やウッドデッキのスタイルと調和していないと、全体の印象が損なわれてしまうのです。屋根の形状や素材によっては、周囲の景観と調和しないケースもあるため、デザイン選びには十分配慮しましょう。
破損リスクがある
ウッドデッキに屋根を付けることで、屋根が破損してしまう場合があります。風や雪、強い雨などの悪天候によって屋根材が劣化したり、ひび割れたりする可能性があるのです。場合によっては屋根が落下する事故や、屋根材が風で飛ばされることも考慮する必要があります。自分でDIYするのではなく、専門業者に依頼してしっかりと固定する等の対策を行いましょう。
メンテナンスの手間が掛かる
ウッドデッキに屋根を付けることで、メンテナンスの手間が掛かってしまいます。屋根材の種類によっては定期的に洗浄や塗装を行う必要があり、劣化を防ぐための手間が増えます。また屋根の構造によってはゴミや落ち葉がたまりやすいので、適宜取り除く作業も必要となります。自分でメンテナンスする際には高所作業の危険も伴ってしまうため、なるべく専門業者に依頼する方が安心です。
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まとめ
ウッドデッキに屋根を付けると、過ごしやすさや快適度がぐんと向上します。リフォームで後付けすることも可能なので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
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