天井リフォームの基礎知識|種類や注意点

更新日:2024年02月27日

更新日:2024年02月27日

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天井のリフォームには、構造・内装・機能など様々な方法があります。本記事ではリフォーム方法の種類や特徴をご紹介していきます。天井を変えることで部屋の印象も大きく変わるので、ぜひリフォーム計画の参考にしてみてください。

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天井のリフォームを行うタイミング

ここではまず、天井のリフォームを行うタイミングをご紹介します。一般的な内装リフォームの目安は「15年~20年程度」と言われており、見た目に問題が無くてもリフォームするのがおすすめです。一方で天井に不具合が起きた場合には、年数に関わらず修理が必要になります。毎日の生活に支障が出る場合もあるので、何か異変を感じたらできるだけ早めに対処しましょう。

雨漏りが起こっている

雨漏りが起こっている場合、早めに修理することが重要です。雨漏りは建物の損傷や水害を引き起こす可能性があるので、放置せずにリフォーム専門業者に相談しましょう。天井のリフォームには、雨漏りの原因を特定し修復することや、天井の補修や張り替え工事などが含まれる場合があります。早めの対応で、より大きな被害を未然に防ぐことができます。

内装材が傷んできた

内装材とは、クロスと呼ばれる張り紙や塗り壁で仕上げた表面部分のことを指します。内装材が傷んできた場合も、天井のリフォームを行うタイミングとして考えられます。内装材が劣化していると、見た目の美しさだけでなく、機能性や耐久性も低下することがあります。特に天井は面積が大きく、部屋の印象を左右する場所なので、美観や快適性を保つためにも注意が必要です。

内装材の傷み具合によっては、修理や補修だけでなく、全体的なリフォームや天井の再塗装、新しい内装材への交換などが必要になることもあります。時期を見極めるポイントは、傷みが目立ち始めた段階で、放置せずに対処することです。これにより将来的な損傷や問題を防ぎ、部屋を良好な状態に保てます。

天井が損傷している

「子どもがボールをぶつけてしまった」、「経年劣化で天井材が剥がれてきた」といった天井の損傷は、建物全体の安定性に関わる場合があります。安全性にも影響を及ぼす可能性があるので、放置せずに専門家に相談し、修理やリフォームを行うことが重要です。

天井の損傷の種類によって、必要な対処方法や修復手段は異なります。一部のみ補修が必要な場合もあれば、天井全体の取り替えや補強が必要なケースもあります。建物の安全性を保つためにも、損傷を発見した時点ですぐに対応しましょう。

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天井リフォームの種類|性能面

ここでは、「性能面」から天井リフォームの種類をご紹介します。主に損傷や劣化が生じた場合の対処法になるため、新築時からの年数に関わらず気付いた時点で修理するのがおすすめです。

天井に開いた穴の補修

天井に接する家具の転倒防止器具による負荷が掛かることや、小屋裏のトラブル等で天井が破損してしまうことがあります。天井に開いた穴の補修は、穴の大きさや状態に応じて対処方法が異なります。小さな穴であれば、シーリング剤を詰めてDIYできる場合もあります。ただし自分で壁紙を切って張ろうとしても、凸凹が生じたり上手に張れなかったりして失敗してしまうケースが多いです。そのため大きな穴の場合は、専門業者に修理を依頼するのが安心です。

腐食部分の補修

天井に雨水や湿気が入り込むと、そこから腐食が生じてしまうことがあります。腐食の原因としては、屋根材の経年劣化によるズレや、排水溝部分の詰まり等が挙げられます。天井裏の換気がうまく働いていないとカビが生える原因にもなってしまうため、屋根全体を含めた修理が必要になるケースもあります。

まずは雨漏りや水の浸入などの原因を特定し、それを修復します。屋根や天井の損傷箇所を修理して、水の侵入を防止します。そして腐食や損傷した天井部分を取り除きます。腐食が進んでいる場合、天井の下地や構造が影響を受けている可能性があります。必要に応じて下地を補修し、壁紙クロスも張り替えます。

断熱工事

築年数の経った家だと、天井の断熱材が劣化していることが多いです。天井の断熱工事は、天井からの熱の逃げを防ぎ、快適な室内環境を維持するために行われます。断熱リフォーム工事を行うことで夏の暑さ・冬の寒さ軽減対策にもなるので、省エネの観点からもおすすめです。

一般的な断熱材には、グラスウール、セルロースファイバー、ポリウレタンフォームなどがあります。建物の状態に合わせて、適切な材料を選びましょう。施工方法は、天井裏に断熱材を敷く方法と、部屋側に施工する方法があります。

断熱工事を行う際には、天井や壁、窓などの気密性も確保することが重要です。気密性を高めることで、断熱効果を最大限に引き出します。同時に、湿気によるカビを防ぐために換気口を設けることも多いです。

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天井リフォームの種類|構造面

ここでは、「構造面」から天井リフォームの種類をご紹介します。天井自体の形状や高さを変える工事を行うことで、部屋の印象をがらりと変えられるのがメリットです。一戸建ての持ち家は比較的自由に工事が行えるので、建物の強度や地域の建築規制に則った計画を立てるのがポイントです。

一方でマンション等の共同住宅では、基本的に建物の構造に関わるリフォームには対応できないことが多いです。管理規約で天井工事が禁止されている場合もあるため、リフォーム前にしっかりと確認しましょう。

天井を高くする

天井を高くするリフォーム工事は、部屋全体の開放感や明るさを増すために行われます。戸建て住宅の場合、1階の天井を折り上げる方法と2階を吹き抜けにする方法があります。既存の天井を撤去してから、高さを変えて新しい天井材を張ります。この段階で、照明器具の配線や設置場所も一緒に検討します。

マンションは二重天井であっても、コンクリートスラブから天井までが10cm程度と天井裏に余裕がない場合が多く、リフォームで天井を高くすることが難しいです。築古のマンションで、天井裏に余裕がある場合がありますが、リフォーム前に管理組合を通じて、竣工図等を確認しましょう。

基本的にはマンションは二重天井になっていないことが多いです。天井裏に余裕があるかどうか、リフォーム前に管理組合を通じて、竣工図等で確認が必要です。

天井を低くする

天井を低くするリフォームは、高くする工事よりも対応できる条件が緩くなります。天井の高さを調整することで、部屋の雰囲気やデザインを変えられるのでおすすめです。一般的に天井が低いと、アットホームで落ち着いた雰囲気が感じられます。広々とした空間よりも、親密感や居心地の良さを演出できることが理由です。部屋にこもって仕事をする書斎スペースや、リラックスして寛ぐシアタールームといった用途におすすめです。

また天井を低くすることで部屋の容積が小さくなるので、暖房や冷房の効率を向上できます。空調が効きやすくなり、エネルギー消費の削減も実現するのがメリットです。ただし天井の低い部屋は、圧迫感を感じやすいという注意点もあります。また、人が継続的に活動する居室では、天井高さを2.1m以上にする必要があります(建築基準法上の制限あり)。空間の用途や目的に合わせて、適切な計画を行いましょう。

勾配天井にする

勾配天井とは傾斜天井とも呼ばれ、屋根の角度に合わせて斜めになっている形状のことを指します。一般的には天井材を張って「平天井」として仕上げますが、あえて張らないことで、小屋裏空間を部屋として活用できるのがメリットです。そのため勾配天井は、建物の最上階で高い天井を実現したい場合に用いられます。

木造住宅の場合は、水平方向の部材である「梁(はり)」をそのまま現した勾配天井も多く見られます。木材の素材感がより感じられるようになり、空間に表情がでておしゃれになります。梁にスポットライトや間接照明を設置すれば、天井の高さを効果的にライトアップできておすすめです。

このように、勾配天井は空間にオリジナル性のあるデザインや開放感をもたらすことができます。また部屋にアクセントを与えることや、天井の高さを活かしたデザインを施す際にも向いています。ただし天井の勾配を作るためには構造や設備の変更が伴うため、プロの建築士やリフォーム専門業者との相談が重要です。

ロフトを設置する

ロフトとは屋根裏のことを指し、天井に近い小屋裏空間を活用したスペースとなります。建築基準法では「高さは1.4m以下、面積はロフト下階の1/2まで」という条件が定められています。そのため比較的狭くて天井の低い空間となり、収納や倉庫として使われることが多いです。

天井リフォームでは、既存の天井材を撤去してロフトを作ることが可能です。場合によっては、ロフト直下にあたる空間の天井を少し下げることでバランスを取ることもあります。ロフトを設置することで、上部の空間を有効に活用できます。例えば書斎、子どもの遊び場など、新たな機能性のあるスペースになります。はしごの昇り降りが発生することから、普段使わない季節用品や書類、衣類などを収納するのにも向いています。

ロフトにより空間の中に高さの変化が生まれ、部屋のデザイン的な魅力を向上できます。空間の使い方に多様性をもたらし、部屋全体の個性を高めます。ただしロフトを設置するには、適切な構造や設計、安全性を確保するための計画が必要です。建築基準や安全基準に則った施工が不可欠であり、慎重な計画とプロのリフォーム業者との協力が重要です。居室として使う場合には、夏場の暑さを軽減するために空調設備を設けましょう。

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天井リフォームの種類|内装面

ここでは、「内装面」から天井リフォームの種類をご紹介します。内装は部屋から直接目に触れる部分であり、リフォームによる変化が分かりやすいのが特徴です。部屋の印象を大きく左右するため、好みのインテリアイメージに合わせた計画を行いましょう。

クロスの張り替え

汚れやカビ、変色したクロスは、部屋の清潔感を損なうことがあります。古くなった天井クロスを新しいものに張り替えることで、部屋全体の見た目を向上できます。新しいクロスは清潔で明るい印象を与えます。新しい色や柄、質感のクロスを選ぶことで、新鮮な気分を楽しめておすすめです。

具体的な天井クロスの張り替え工事の際は、まず古いクロスを剥がして天井の表面を清掃し、凹凸を整えます。不要な塗料や埃を除去し、均一な下地を作ります。それから新しいクロスをカットし、接着剤を使って天井に貼りつけていきます。均等に貼り付けることで、きれいな仕上がりになります。天井クロスの張り替えには、プロの技術が必要です。慣れていないと波打ちが出てしまうので、必ず専門業者に依頼しましょう。

板張り

木材の板張りは、自然な風合いや温かみを持っています。部屋全体に自然の質感をもたらし、心地よい雰囲気を醸し出します。木の種類や加工方法によって多様なデザインが可能で、オリジナリティのあるインテリアになるため人気です。また木材は耐久性や断熱性にも優れているので、室内の温度調節が容易になります。木の表面が音を吸収することで、響きを緩和する効果があります。音響的にも良好な環境となり、リラックスできる部屋が実現します。

ただし板張り天井では本物の木材を使うため、クロス張りと比べるとコストが掛かるのがデメリットです。一般的には、よほどこだわった和室やログハウスでなければ本物の木を使うことはほとんどなく、突き板や木目調クロスであれば、コストを抑えることができます。

さらに木材特有の色味から、部屋に圧迫感が出てしまうこともあります。明るい雰囲気の部屋に仕上げるのであれば、ヒノキやホワイトアッシュ系の薄い色味の木材を選ぶのがおすすめです。

塗装

日本の住宅ではクロス仕上げの天井が一般的ですが、海外では塗装仕上げのケースも多いです。塗料を直接塗装することで仕上げる方法で、塗料の種類によって様々な仕上がりにできます。漆喰のような素材感も可能なので、インテリアの表情が豊かになります。

塗装仕上げはクロスと違い、一部だけ塗り直す補修も比較的簡単に行えます。黒ずみやひび割れが生じても、上から塗り直しを行うことで元の状態に戻せます。自分でDIYすることも可能ですが、高所作業では危険が伴うので安全対策が求められます。できれば専門業者に依頼する方がおすすめで、美しい仕上がりになります。

躯体現し(スケルトン)

躯体現しとは、天井材を張らず構造をそのまま見せる工法のことを指します。梁や天井の部材がそのまま見えるため、ダイナミックで開放的なデザインになるのが魅力です。築年数の経った古民家などでは、良質な木材が使われていることが多いです。そういった構造材をあえて見せることで、素材の良さを生かした部屋づくりが可能になります。また躯体現しの天井は、天井が高く感じられる効果があります。小屋裏部分がデッドスペースにならないので、空間が広がります。

ただし躯体現しにする場合、既存の天井を一度解体する必要があります。解体してから木材の劣化や腐食が発覚することも多いため、慎重な点検が求められます。また、天井裏に断熱材を置敷きするような断熱が行われている場合、斜めの屋根に沿って断熱を行なう必要があります。比較的大掛かりな工事が必要になるので、予算や工期についてしっかりと検討しましょう。

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天井リフォームの種類|機能面

ここでは、「機能面」から天井リフォームの種類をご紹介します。天井で必ず必要な工事という訳ではなく、あれば便利な機能となります。天井工事は後から追加で行うのは難しいので、リフォーム工事の際にまとめて行うようにしましょう。

ライティングレール(ダクトレール)を付ける

ライティングレール(ダクトレール)は、天井に付けるタイプの配線器具のことを指します。ダクト対応の照明器具取付が可能で、ペンダントライトやスポットライトが設置できます。天井にビスで固定するタイプと、引掛シーリングへの取付でレール自体が回転するタイプがあります。回転式であれば簡単に向きが変えられるため、ダイニングテーブルの向きが変わっても対応できます。

ライティングレールは、照明器具を自在に配置できるため、照明の柔軟性が高まります。スポットライトであれば、部屋全体を均一に照らすだけでなく特定の箇所を強調することも可能です。ただしライティングレールの設置には、電源の確保と配線が必要です。電源の引き回しや配線工事が必要になるため、電気工事業者に依頼しましょう。

照明器具を入れ替える

新しい照明器具の入れ替えは、部屋の雰囲気や機能性を大きく変えることができるリフォームです。照明の種類(ペンダントライト、シーリングライト、ダウンライトなど)や明るさ、位置や配置を考慮します。取り付ける目的を明確にし、部屋のデザインや機能性に合わせて計画を立てましょう。LED照明や省エネタイプ、デザイン性の高いものなど、ニーズに沿った選択が重要です。

ただしダウンライトや間接照明を設置する場合は、天井に埋め込み穴を開けたり造作を作ったりする必要があります。既存照明から大幅な変更をするのであれば費用や手間も多く掛かってしまうので、余裕を持って計画するのがおすすめです。

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天井リフォームの費用相場

天井リフォームの費用相場には幅があり、工事場所や建物の状況によっても価格は異なります。あくまでも大まかな費用感は、部位別に下記のようになっています。

  • 天井クロスの張替え・塗装:6万~7万円程度
  • 天井石膏ボードの張替え:約5万~8万円程度
  • 天井の穴あき部分の補修:約3万~4万円程度
  • 板張り天井の張替え:約7万~10万円程度
  • 照明器具用の引掛シーリングの設置:約1万~2万円程度

  ※費用はすべて6畳程度の大きさを目安に算出しております。

費用は依頼する業者によっても変わってくるため、必要なリフォーム内容を見極めるためにも複数の業者に相見積もりを取るのがおすすめです。

天井リフォームの注意点

ここでは、天井リフォームの注意点をご紹介します。天井は建物の構造と関わる部分も多く、工事に制約があるケースもあります。住まいの状態や条件を事前に確認することで、賢いリフォーム計画を立てましょう。

天井裏の点検も行う

天井裏は建物の構造の一部で室内側から見えないため、問題があっても気付きにくいことがあります。リフォーム前に点検を行うことで、構造的な問題や劣化の有無を把握できます。また天井裏は、雨漏りや結露の原因になることがあります。水漏れや湿気の問題を早期に発見すれば、大きなトラブルに発展する前に対策できます。

さらに配管や配線の点検や、断熱材の交換や補修も必要です。天井裏の点検は専門的な知識や技術が必要であり、安全に作業することが重要です。プロの建築家やリフォーム専門業者に依頼することで、天井リフォーム全体を安全かつ効果的に行えます。

インテリアとの相性を考慮する

天井リフォームを行う際には、インテリアとの相性を考慮することが重要です。色や素材、スタイルなどを調和させることで、統一感のある空間を作り上げられます。モダン、クラシック、和風など、天井もコンセプトに合わせれば雰囲気を統一できます。明るい色の天井は空間を広く見せる効果がある一方で、暗い色は落ち着いた雰囲気を醸し出すのにおすすめです。

また、天井の素材も重要です。木材や板張りにすれば、温かみや自然な雰囲気を演出できます。天井クロスにする場合も、壁面と天井の色や柄を変えてみることでインテリアにアクセントを与えられます。

インテリアと天井リフォームの相性を考慮することで、一体感のある美しい空間を実現できます。リフォームを検討する際にはインテリアコーディネーターやリフォーム業者と相談し、バランスの取れたデザイン計画を立てましょう。

マンションでは管理規約を確認する

一般的に、マンションでは変更や改修に関する規定があります。マンションの天井リフォームを行う際には、管理規約で工事に関する規定を確認することが重要です。たとえば居室の部分的な改修は許可されている一方で、構造に関わる大規模な変更は禁止されているケースがあります。

マンションの管理規約はマンションごとに異なるため、リフォームを行う前に管理組合や管理会社に相談し、規約を確認することが重要です。規約に従わない場合、許可を得ずにリフォームを行うことで法的な問題やトラブルが発生する可能性があるため注意しましょう。

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ワンランクアップにおすすめの天井照明のコツ

ここでは、天井をワンランクアップする照明計画のコツについてご紹介します。照明は天井との関わりが深く、リフォーム時に一緒に工事を行うことも多いです。照明計画をきちんと行うことで、おしゃれな住まいを実現しましょう。

天井に間接照明を入れる

間接照明は、壁や天井などから光を反射・拡散させる照明方法です。間接照明を天井に取り入れると、おしゃれで魅力的な空間を演出できます。直接光が当たらないため柔らかく均一な光を放ち、部屋全体が温かみのある雰囲気に包まれます。これにより、リラックスできる居心地の良い空間になっておすすめです。

間接照明の色や光量を調整することで、空間に特定の雰囲気を演出することが可能です。明るさを調整できるタイプや光の色を変更できるタイプにすれば、部屋の雰囲気を簡単に変えられます。

ただし間接照明を取り入れる際には、配光の計画や照明器具の配置など、設計段階で慎重な検討が必要です。適切な設計と配置を行うことで、効果的なおしゃれな空間を実現できます。

シャンデリアやペンダントでおしゃれに演出

シャンデリアやペンダントライトはデザイン性が高く、部屋の雰囲気をおしゃれに演出するのに非常に効果的な照明器具です。特にシャンデリアは天井の中心に位置することが多く、部屋全体に統一感をもたらすアイテムとして活躍します。ペンダントライトには様々なタイプがあり、小型の器具はダイニングテーブル上に吊り下げて使うことが多いです。こういった照明器具は空間にアクセントを加え、インテリアのポイントとなります。

高機能スイッチで便利に

照明器具に高機能スイッチを導入することで、利便性や操作性が向上します。具体的には、下記のようなスイッチが人気です。

  • 非接触スイッチ
  • スマートホーム対応

非接触スイッチはセンサーを用いて動作するスイッチで、物理的な接触をすることなく照明器具をオン・オフできます。手をかざすだけで操作できるため、手が汚れているときや緊急時に便利です。また衛生的であり、操作の手間も省けます。新型コロナウイルスの流行をきっかけに人気となり、洗面室やキッチン等の水回りでの採用が多いです。

またスマートホームシステムに組み込まれた照明器具は、スマートフォンや音声アシスタント(AlexaやGoogle Homeなど)と連動して操作できます。これにより外出先から照明をコントロールしたり、タイマーを設定したり、照明の色や明るさを調節したりすることが可能です。

こういった機能を取り入れると、様々なシーンに合わせた使い方が可能になります。ただし導入に際しては、スイッチに対応している照明器具を選ぶ必要があります。照明器具メーカーではプラン相談を行っているケースが多いので、ぜひ相談してみましょう。

防音室ではダウンライトはおすすめしない

一般的に、防音室においてダウンライトを使用することは推奨されていません。ダウンライトの施工では天井に穴を開ける必要がありますが、この穴が音の通り道となり、音が漏れやすくなってしまうことが理由です。

そのため防音室では、シーリングタイプや天井直付けタイプの器具がおすすめです。おしゃれにしたい場合には、ライティングレールとスポットライトの組合せにする方法もあります。このような照明器具は天井に穴を開ける必要がなく、音漏れのリスクを低減できます。

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まとめ

天井は部屋に占める面積が大きく、印象を大きく左右します。気付かないうちに雨漏りや断熱性能の低下が起こっている場合もあるので、リフォームの際には天井裏の点検もしっかり行いましょう。本記事でご紹介した方法を参考に、ぜひリフォーム計画を立ててみてはいかがでしょうか?

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