トイレのカウンターリフォーム種類や費用まとめ|後付けはできる?

更新日:2024年04月23日

更新日:2024年04月23日

トイレにカウンターを付ける方法は、おしゃれで機能的なため人気が高まっています。本記事ではトイレカウンターの種類や後付けリフォームする方法、具体的なメーカーやブランドについてご紹介していきます。これからトイレカウンターの計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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トイレのカウンター(手洗い器)のメリット

ここでは、トイレのカウンター(手洗い器)のメリットについてご紹介します。「これからトイレのリフォームを検討しているけれど、カウンターの設置は必要?」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ただし幅が800mm程度のコンパクトなトイレは、壁を壊して1000~950mm程度に広げないとカウンターの設置は難しくなります。設置可能かどうかは、必ず専門業者に確認することをおすすめします。

タンクレストイレと相性が良い

最近はトイレの形状にも様々な種類がありますが、よりコンパクトですっきりとしたデザインが好まれる傾向が見られます。特に「タンクレストイレ」は従来型のようなタンクを無くしている分、本体が小さめになっています。シンプルでモダンな外観が特徴的であり、トイレ空間全体をスタイリッシュに演出できるのが特徴です。

タンクレストイレには手洗いが付いていないため、別途手洗いスペースを設ける必要があります。トイレ内部にカウンターを設置する他、廊下に洗面台を設置するなど様々な方法が考えられます。タンクレストイレはコンパクトなので、スペースを有効に活用できます。カウンターのデザインや形状も、タンクレストイレに合わせて調整できます。トイレ内部に手洗いスペースがある方が利便性が高いので、タンクレストイレを検討されている場合にはカウンターの併設がおすすめです。

簡易的なパウダーコーナーとして使える

トイレにカウンターを設けることで、単なる手洗いスペースだけでなく、簡易的なパウダールームや化粧直しスペースとしても利用できます。鏡とセットで組み合わせられるタイプのカウンターもあるので、オプションで付けるのも人気です。これにより、限られたスペースをより効果的に使えます。手を洗ったり髪をセットしたりするといった身だしなみのチェックができるため、忙しい朝などには特に便利です。

またカウンターに鏡があると、お客様がトイレを利用した際にも使いやすくなります。ちょっとしたメイク直しにも利用しやすいため、ホスピタリティが向上します。鏡にも様々なデザインのバリエーションがあり、仕様を合わせることでトイレ空間に統一感を持たせられます。お気に入りのデザインを選べばおしゃれな雰囲気になるので、トイレを使うたびに気分も良くなるのもメリットです。

自動水栓なら衛生的

トイレのカウンターには、自動水栓機能が付けられるタイプがあります。自動水栓はセンサーによって手の動きを検知し、自動的に水流を開始・停止します。直接手を触れることなく手洗いができるため、感染症やウイルスの拡散リスクが低減します。特に小さな子どもや高齢の家族が利用するトイレでは、手を触れない操作の方が衛生面で安心です。水栓部分が汚れることが少なくなることで水垢が付きにくくなり、毎日のお手入れも楽になります。

また自動水栓は自動的に止まってくれるため、不用意に水を流し続けることがありません。これによりうっかりミスによる出しっ放しが防げて、節水効果が得られます。節水は環境に優しいだけでなく、水道代の節約といったランニングコスト削減にも貢献します。

ただし自動水栓機能は通常の水栓と比べると高額なので、予算との兼ね合いに注意する必要があります。初期費用にある程度余裕がある場合には、ぜひ検討してみてください。

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トイレカウンターのリフォーム成功アイディア

ここでは、トイレにカウンターを設置するリフォームの成功アイディアをご紹介します。カウンターにも様々な形状やデザインがあり、インテリアの好みや間取りの広さによって幅広いコーディネートが可能です。ぜひ、ご自宅のトイレに合ったアイディアを見つけてみましょう。

ナチュラルでおしゃれなトイレカウンター

こちらのトイレカウンターは、木目素材でナチュラルな雰囲気が特徴です。カウンターがトイレの幅にぴったり合っているので、すっきりとまとまった印象を与えています。カウンターの上に洗面ボウルを設置するスタイルが採用されており、まるでカフェのようにおしゃれな雰囲気となっています。

小さなキャビネットが付いていることにより、トイレットペーパーホルダーやトイレ関連グッズが収納できます。床材とキャビネットの色味がよく合っているので、トイレ空間に統一感が生まれています。

スタイリッシュなトイレカウンター

こちらは半分だけキャビネットになっているトイレカウンターで、デザイン性の高い形式です。こうすることによりスペースを節約でき、狭いトイレでも圧迫感を与えることなく設置可能になります。キャビネット部分にはトイレ掃除用品などを収納できるため、毎日のお手入れも楽です。

またカウンターの上部にはアクセントクロスが貼られており、おしゃれでスタイリッシュな雰囲気を演出しています。上部の棚に間接照明を仕込むことで、模様を効果的に照らしているのが特徴です。このように、コンパクトで狭いトイレでも内装の工夫次第でデザイン性を高められます。

コンパクトなトイレカウンター

こちらはカウンターと手洗いボウルのみで構成されている形式で、シンプルにまとまっています。あえてキャビネット収納を付けないことで、すっきりした印象になります。また余計な装飾や機能が無い分、価格を抑えられるのもメリットです。そのため2階のサブトイレなど、普段あまり使わない箇所のトイレにもおすすめです。

手洗いボウルの周辺にタイルを貼ることで、水しぶきによる壁面の汚れを防止しています。タイルにはおしゃれなデザインが多く販売されているので、インテリアに合わせてコーディネートするのも楽しいです。

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トイレカウンター(手洗い器)の種類と費用相場

ここでは、トイレカウンター(手洗い器)の主な種類と費用相場をご紹介します。カウンターにも、形状や設置方法によって様々な種類があります。違いや特徴を知っておくことで、トイレのカウンター計画に生かしてみてください。

カウンタータイプ

カウンタータイプは、壁面にカウンターを設置した上に洗面ボウルを置く形式となります。それぞれを組み合わせられるので、デザインの自由度が非常に高いのが特徴です。洗面ボウルや水栓パーツ、カウンターの素材や色などを選べることで、好みのインテリアやに合わせておしゃれな手洗い器を造作できます。

カウンターの大きさやボウルの種類によって違いはありますが、カウンタータイプの手洗いの相場として約10万円~16万円程度です。

(内訳:カウンター及び器具などで約5万円~8万円程度、取付費に約5万~8万円程度。)

※養生費は別途費用がかかります。

※給排水配管の接続は現状あるものとしての費用です。新設配管の場合は別途費用が掛かります。

またカウンタータイプの手洗い器は、トイレの個室内だけでなく、廊下や玄関付近などにも設置できます。これにより、セカンド洗面として利用したい場合にも最適です。カウンタータイプは最近人気が高まっており、各メーカーから豊富なバリエーションが販売されています。

ブラケット(壁付)タイプ

ブラケット(壁付)タイプは、壁面に直接取り付ける形式の手洗い器です。壁に取り付けるか埋め込んで設置するため、床面積を取らずに手洗いスペースを確保できます。これにより、トイレ空間をコンパクトに保ちながら、機能的な手洗いスペースになります。ブラケットタイプの手洗い器は、壁にすっきりと取り付けられるため、シンプルで洗練されたデザインになるのが特徴です。シンプルな印象を与え、モダンでスタイリッシュな雰囲気を演出します。

ボウルの種類によって違いはありますが、相場として約5万円~9万円程度です。

(内訳:器具が約8,000円~3万円程度、取付費に約4万~6万円程度。)

※養生費は別途費用がかかります。

※給排水配管の接続は現状あるものとしての費用です。新設配管の場合は別途費用が掛かります。

ただし壁に埋め込む工事が必要なので、場所によっては取り付けが難しい場合があります。特にマンションの場合、建物の構造や規制により自由な設置が難しいことがあります。設置前にはリフォーム業者などと相談し、可能な場所や方法を確認することが重要です。

キャビネット(置き型)タイプ

キャビネット(置き型)タイプは、洗面ボウルの下に収納スペース(キャビネット)が設けられている形式です。ここにトイレ掃除用具やトイレットペーパーなど、トイレ周辺グッズを収納できます。実用性があり使い勝手が良いので、最も一般的でオーソドックスなタイプとなっています。

キャビネットの大きさや種類によって違いはありますが、相場として約13万円~20万円程度です。

(内訳:キャビネット等の器具に約8万円~12万円程度、取付費に約5万~8万円程度。)

※養生費は別途費用がかかります。

※給排水配管の接続は現状あるものとしての費用です。新設配管の場合は別途費用が掛かります。

洗面ボウル下のキャビネットは、トイレ空間を有効に利用できるという点が魅力です。トイレ周辺の物品を隠すことですっきりと整った印象を与え、清潔かつ収納効率の高い場所に仕上げられます。カウンタータイプとは違い、水道の配管が隠せるのも大きな特徴です。配管が見えるとどうしてもインテリアに影響を与えてしまいますが、余計な部分を隠しておける方がおしゃれに仕上がっておすすめです。

ただしキャビネットタイプは、構造上一定のスペースを必要とするという点には注意が必要です。基本的には、ある程度広めのトイレに設置するのが適しています。一方で最近ではコンパクトなタイプのキャビネットタイプも登場しているので、間取りや広さに合わせた計画がおすすめです。実際にどのタイプが設置できるのかは、専門業者に採寸を依頼することで詳細なプランが立てられます。

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トイレカウンターのおすすめメーカーとブランド

ここでは、トイレカウンターを販売している主なメーカーとブランドについてご紹介していきます。トイレ本体と一緒にコーディネートすれば、おしゃれなインテリアにまとまります。それぞれの特徴を知ることで、カウンターの計画に活かしてみてください。

TOTO

「TOTO」は、旧社名が東洋陶器㈱ということからも分かるように「衛生陶器」に強みのあるメーカーです。トイレだけでなく、洗面台、システムキッチン、ユニットバスといった設備機器を製造・販売しています。

トイレや洗面台では業界シェアNo.1であり、長年に渡って人気があります。トイレのカウンターとしては「レストルームドレッサー」を販売しています。その中の「プレミアムシリーズ」は、上質な空間にこだわったセミオ-ダータイプ、 「コンフォートシリーズ」は、お好みの空間を手軽に実現するパッケージタイプです。高いデザイン性と多彩なラインアップが揃っているので、自分好みのトイレ空間が完成します。

LIXIL

「LIXIL」は、総合住宅設備メーカーでは最大手となる企業です。2011年にトステム、INAX 、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して誕生したという経緯があります。そのためショールームの数も多く、製品を実際に見やすいのもメリットです。

LIXILのトイレは、美しいデザインが特徴です。形状、色、素材などにおいて幅広いバリエーションがあり、さまざまなインテリアスタイルや個々の好みに合わせて選択できます。「手洗キャビネット・手洗カウンター・手洗器」といった豊富なタイプを展開しており、間取りや好みに応じて選べるのが特徴です。0.4坪の狭小スペースにもぴったりのコンパクトなタイプや、さまざまなユニットをセミオーダーで組み合わせられるタイプがあります。

パナソニック

「パナソニック」は総合エレクトロニクスメーカーで、家庭用電化製品・住宅設備などを製造しています。古くは松下電器、ナショナルといった製品ブランドを展開していましたが、現在ではすべて統一して「Panasonic」の名称となっています。パナソニックホームズといった戸建住宅から住宅設備、家電など幅広い事業を行っているため、住まいをトータルコーディネートすることも可能です。

パナソニックでは、「アラウーノ専用手洗い・アラウーノカウンター・アラウーノ手洗い・トイレカウンターTS」といったカウンターを展開しています。特にアラウーノ専用手洗いは既存の給排水を利用して設置ができるため、リフォームにおすすめです。

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トイレカウンターでよくある疑問

ここでは、トイレのカウンターでよくある疑問についてご紹介します。リフォームでのお困り事などを詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

トイレカウンターの後付けはできる?

トイレに手洗いカウンターを後付けすることは、基本的には可能です。キャビネットタイプのカウンターであれば、洗面ボウルの下に収納スペースが付いているため便利です。トイレ周辺の小物や掃除用具などを収納できることで、整理整頓ができます。

ただし大きめの手洗いカウンターをリフォームで後付けするためには、十分なスペースが必要です。設置する場所の寸法を確認し、スペースを確保しましょう。一方で最近ではスリムなタイプも登場しており、最小0.4坪の狭いスペースでも設置が可能な製品もあります。

いずれにしても、手洗いカウンターを設置するには、水道や排水の設備が必要です。設備がない場合には、追加工事が必要となります。リフォームを行う際は、専門家やリフォーム業者と相談して可能かどうかを確認しましょう。

DIYでカウンターを設置できる?

DIY(Do It Yourself)とは、ホームセンター等でアイテムを購入して自分で工事を行うことを指します。プロの業者に依頼するよりも安く済むため、最近は趣味としても人気が高まっています。しかしDIYでトイレのカウンターを設置することは、特に専門的な知識やスキルがない場合、おすすめできないケースが多いです。

トイレのカウンター設置には、配管や水道工事、電気工事などの専門的な知識とスキルが必要です。こういった作業に慣れていない場合、誤った取り付けや配線などが生じ、安全性や機能性に問題が生じるリスクがあります。また住宅や建築にはさまざまな法規制や規格が存在します。DIYで手を加える際に十分に理解せずに行うと、法令違反や安全基準の不適合が生じ、将来的な問題を招く可能性も生じてしまいます。DIYでの施工ミスは、最悪の場合、水漏れや電気トラブルなどの損害を引き起こす可能性があります。

一方でプロのリフォーム業者に依頼する場合には、保証やアフターサービスが付いている場合が多いです。万が一のトラブル時にも無料で対応してもらえるので、総合的に見た時の満足度は高くなります。安全性や耐久性などを考慮すると、プロの施工業者に依頼することが望ましいです。

リフォーム業者に依頼する際には、インターネットの見積もり比較サイトを利用するのもおすすめです。複数のリフォーム業者を比較することで、適切な工事内容や価格を選べるようになります。

リフォーム業者の上手な選び方は?

リフォームを行うのが初めての方だと「リフォーム業者はどこに依頼しても同じでは?」と思われるかもしれません。しかし実は業者によって得意な分野が違っており、どの業者に依頼するかで仕上がりが大きく異なる場合も多いです。そのためトイレカウンターのリフォーム業者を選ぶ際には、よく検討して選ぶことが重要です。具体的なチェックポイントとしては、下記の点が挙げられます。

  • 評判や口コミ
  • 資格や保険の有無
  • 見積もりの透明性
  • 相談や提案の柔軟性
  • 保証やアフターサービス
  • 実際の施工例の確認

インターネット上の口コミサイトやリフォーム業者の公式ウェブサイト、SNSなどで評判を確認しましょう。同様のリフォーム工事で実績がある場合や、お客様満足度が高い場合には安心できます。また、適切な資格やライセンスを持っていることを確認しましょう。地域によっては特定の資格や許可が必要です。

ある程度業者の候補が絞り込めたら、複数の業者に見積もりを依頼して料金や工事内容を比較するのがおすすめです。隠れた費用や追加料金についても、納得がいくまで質問しましょう。良心的なリフォーム業者であれば、要望や予算に柔軟に対応して適切な提案を行ってくれます。リフォームは工事完了後の対応も重要なので、施工後の保証やアフターサービスの有無も重要です。

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まとめ

最近ではタンクレストイレの人気の高まりにより、手洗いカウンターを別付けする方法が注目されています。まるでカフェのようにおしゃれなインテリアになるので、トイレをスタイリッシュにしたいという方には特におすすめです。本記事でご紹介した種類や方法を参考に、ぜひトイレカウンターの計画を立ててみてはいかがでしょうか?

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